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遊び心満載 プチバンの魅力
小さいから、パーソナルユースだから
許されたフリーなスタイル
あらゆる要素を
思い切った発想で凝縮した
プチバンのエクステリアには
自由を感じる
おおらかな気持ちがあふれている
クルマをデザインするとき、思いきった発想を採り入れる傾向にあるクルマと、そうでないクルマが存在する。前者の代表は軽自動車などであり、後者の代表はプレステージ性のあるセダンなどである。
じつは大きなセダンのほうが余裕があるので思いきったことがしやすいのだが、使われ方やユーザー層などの違いで、小さなクルマのほうが大胆な発想のデザインが組み入れられることが多い。
軽自動車と並んで、そんな自由な発想のデザインが組み込まれているのが、今回紹介するプチバンたちだ。
人間、だれしも制約が増えると燃えるのだろう。5ナンバーサイズという与えられた条件のなかで、どれだけ室内を有効利用できるかを考える。答えは簡単で、箱形のボディを作ることだ。しかし、それだけじゃ能がない。そこでデザイナーたちは、箱形ボディを基に、どこまで個性を出せるかということに挑戦する。
かくして、箱形2ボックスという素材にさまざまなスパイスがかけられ、個性あふれるクルマが出来上がるというわけだ。
ユーティリティを最重視するプチバン系ではあるが、それだけではクルマを所有して楽しむことはできない。どんなにたくさん荷物が入れられるカバンだって、格好悪いカバンや自分の趣味に合わないカバンは持ちたくないもの。
もちろん、内容の伴わない格好ばかりのクルマじゃしかたない。でも同じ内容ならば、格好よくて、自分の趣味に合ったものを選ぶのがいいんじゃないかな。
NISSAN CUBE
キューブのエクステリアは、丸みを帯びた四角がテーマとなっている。基本的なボディの成り立ちは、キューブという名に恥じない四角いもの。しかし、どこを見てもカドを見つけることはできない。すべてのカドは丸く面取りされていて、優しい表情を作り出している。
正面から見たときは、ちょっと下側が絞られているような印象を与え、ただ単純にどっしりとしただけでなく、躍動感を表現。もっとも特徴的なのはリヤで、世界的にも類を見ない左右非対称のデザイン。右後ろはカバーしても、視界に影響しないというわけだ。
NISSAN CUBE
3
まずは上の写真とじっと見比べてみてほしい。よーく見ないとその違いを見つけることは難しい。そう、キューブキュービックとキューブは、ほとんど同じクルマなのだ。もっとも違う部分はというと、ホイールベースとリヤドアの長さ。リヤドアガラスの縦横比を比べてもらうとその違いが明確だ。キューブキュービックはキューブの全長&ホイールベースを170mm延長し、3列目シートの装着したモデル。3列シートがほしい人はもちろんだけど、ちょっと広めがいい……という人にもオススメ。そして、じつは顔つきもちょっとだけ違うのだ。
TOYOTA SIENTA
シエンタはヴィッツ系フロントセクションと、スパシオのリヤセクションを合わせたプラットフォームを使っている。デザインは非常に丸みを帯びたもの。たとえば、真横から見たときのAピラーからルーフへと続くラインも、かなり連続感が強調されていて、どこまでがAピラーでどこからがルーフなのかを、見分けるのが難しいほどだ。
フロントまわりでは、最近では珍しい丸目のヘッドライトを装備。ボンネット先端に装着されるバッチ部分を盛り上げるなど、細かい部分にも曲面を使うことで、特徴的なエクステリアを表現している。
TOYOTA bB
このbB、じつは上で紹介しているシエンタと同じくヴィッツ&プラッツ系のプラットフォームを用いたクルマだ。基本の部分が同じでも、デザインによってこれだけの差が出るのだ。bBのデザインはとにかく四角く、カドをしっかりと主張したもの。この手法により、ビシッとした強固な感じが前面に押し出されている。
優等生デザインが多かったトヨタだが、このbBでは思いきって不良のスパイスをかけている。「トヨタ車は数も多くて目立たず没個性」と感じていたユーザーを見事に取り込んだモデルだ。
HONDA MOBILIO
モビリオは平成13年にデビュー。コンパクトミニバン(プチバン)という新境地を開拓し、その後16年に大幅なマイナーチェンジを受けて、デザインなどもかなり変更された。ここに紹介しているモデルは、マイナーチェンジ後のモデル。
マイナーチェンジ前のモデルは、ヨーロッパの路面電車をモチーフにデザインしたと言われていて、かなり突飛な顔つきをしていた。一部の人には受け入れられたのかもしれないが、あまり一般受けはせず、このようなメカニカル感のあるシャープなスタイリングに生まれ変わったのだ。
HONDA MOBILIO Spike
モビリオスパイクは、モビリオの3列シートをレス化(取り除いた)したモデル。多くの場合、2列シート車が先にあり、その後に3列シートが追加されるが、スパイクとモビリオの関係は逆だ。そのせいだろうか? リヤのクォーター部分は見事なまでにパネル化されている。乗用モデルでこれだけのパネル部分を作るのは珍しいこと。まるで、アフターマーケットのドレスアップ時に行うスムージングのようだ。イメージ的にはかなり、トヨタのbBに近い不良の雰囲気を持ったクルマ。bBと大きく違うのはリヤにスライドドアを採用することだ。
中古車平均価格
NISSAN
キューブ
平成16〜17年式
グレード:SX
118
万円
キューブキュービック
平成16〜17年式
グレード:SX
122
万円
キューブは未使用車でも125万円から、キューブキュービックは136万円から見つかった。つまりこの年式はまだまだ買い得感のある価格ではないのだが、どれも走行距離は少なく上質なものであることは間違いなし。
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