セルシオ歴代オールガイド

CELSIOR 初代 平成元年〜平成6年 すべてはここから。16年経った今でも色あせることなく輝く魅力を保つ
 冒頭のページにも書いたように、初代セルシオはトヨタの歴史のなかで非常に重要な存在となる。
 なによりもレクサスブランドとしてスタートした最初の1台であるとともに、新しい時代に向けてトヨタが総力を結集した1台だからだ。
 セルシオはそれまでのプラットフォームを使って発展させたクルマではない。専用のプラットフォームまで開発して造られたクルマなのだ。
 初代セルシオの概要について触れておこう。プラットフォームは前述のとおり専用のものが使われている。搭載されたエンジンは1UZーFE型。当時のトヨタの流儀に則ってクラウンに1度搭載はされているが、実質上はセルシオ専用と考えても問題はない。
 エンジンの最高出力は260馬力で、これは以後のマイナーチェンジ時にも変更を受けていない。
 セルシオは初代のデビュー当時から現行モデルのマイナーチェンジ時(平成15年8月)まで、基本3グレード構成を貫いてきた。もっともベーシックなA仕様、中間となるB仕様、上級のC仕様という構成だ。ほかにもC仕様にさらに上級装備を追加したFパッケージという設定もあり、この構成は今でも同じだ。
 各仕様で装備が異なるが、もっとも特徴的なのがサスペンションの設定。全車基本形式はダブルウイッシュボーンだが、AとB仕様は金属バネ、C仕様はエアバネを使用。これは現在も変わっていない。
 4年には装備の充実化などのマイナーチェンジを行ったが、それほど大きなトピックはない。
セルシオ 初代
■全国平均中古車相場(初代・平成3〜5年式)
C仕様 Fパッケージ 58万円(653万円)
C仕様 52万円(579万円)
B仕様 42万円(559万円)
A仕様 48万円(480万円)
( )内は平成4年式新車価格 消費税別。
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セルシオ 初代 平成4年型のインパネまわり。基本的には元年のデビュー時と同じデザインだが、ステアリングの形状が若干異なる。
セルシオ 初代 平成4年マイナーチェンジ時の室内。木目パネルの採用部位拡大や、ウールファブリックシートの表皮変更などが行われた。
セルシオ 初代 アルミ合金製のツインカムV8エンジン。世界初となる油圧駆動クーリングファンなども採用された。
セルシオ 初代 4年のマイナーチェンジ時からはCIASと呼ばれる衝撃吸収構造がボディに採用された。GOAの前身となる。
セルシオ 初代 初期型では運転席にのみエアバッグが装着されていたが、4年のマイナーチェンジ時に助手席用をオプション設定。
セルシオ 初代 オーディオはさすがに時代を感じさせる。初期型ではDAT(デジタルオーディオテープ)を装備したものもあった。
セルシオオーナーになるための中古車購入ポイント 初代編
 いかに世界に誇る高級車のセルシオといえども、初代モデルは平成元年から6年までのクルマ。最終型でも10年の月日が流れている。
 相場もかなりリーズナブルで、中古車として買うにはなかなか面白味のある状況となってきた。
 しかし低年式車となれば、それなりの覚悟は必要だ。車両本体価格が高いクルマは、それなりに補修パーツも高い。できるかぎり状態のいいクルマを見つけるのはもちろんだが、10万km前後でカムチェーンベルトが交換されているかなども重要なチェックポイント。
 また、排気量が大きく、重量が重いクルマは各種の税金も高い。諸費用もしっかり計上して予算を組むこと。
■平成3年式(C仕様)主要諸元
エンジン:4.0L V型8気筒
総排気量:3968cc 
最高出力:260馬力/5400回転 
最大トルク:36.0kgm/4600回転 
全長/全幅/全高:4995/1820/1400mm 
ホイールベース:2815mm 
トレッド前後:1565mm
車両重量:1760kg
サスペンション前後:ダブルウイッシュボーン 
ブレーキ前後:Vディスク
■主要メーカーオプション
エレクトロマルチビジョン
マイコン制御ムーンルーフ
本革シート
クロームメッキホイール ほか
■主要装備(C仕様)
電子制御エアサス(TEMS)
ABS、TRC
オプティトロンメーター
クルーズコントロール
SRSエアバッグ
パワーシート
オートエアコン ほか
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