ゴージャス装備が自慢の悦楽のマイルーム・カー

SEDAN
 ラグジュアリーなLクラスセダンではクラウンが大御所。欧州車ともアメリカ車とも異なる日本流のデザインテイストで、ライバル車に大きな影響を与えてきた。しかし、国産セダン全般でとらえると、近年の指標は欧州車。レジェンドとウィンダムには、アメ車の香りが漂う。
MERCEDES-BENZ E-CLASS
先代 Eクラス
メルセデスの伝統を受け継ぐたたずまいとプレステージ性
 欧州でのEクラスは法人のニーズが多く、タクシーとしても使われている。これはメルセデスベンツらしいたたずまいと落ち着いた雰囲気、高い耐久性が求められているからだ。
 しかし、現行型は、時流のためか軽快な雰囲気を強めた。その意味で先代を見ると、「これぞメルセデス」という印象を抱く。クルマの歴史を支えた伝統とそれに基づく優れた技術力、揺るぎない商品コンセプトといったメーカーの姿勢に惚れるユーザーにとっては、先代が最後のメルセデスかもしれない。
 国産車に比べ、豪華な装備は目立たないが、ドライバーズシート、リヤシートすべてにおいて、乗る人のことをいちばんに考えて造られており、これこそが、Eクラスが持つ、豪華さといえる。
←先々代からフロントマスクを大きく変更した先代Eクラス。上質なインテリアだけでなく、クルマが持っているたたずまいも国産車では味わえないものだ。
中古車平均相場価格
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293万円 | 1998年式:E320アバンギャルド
●10年程度ではまだまだ現役のメルセデスだけに、98年式でもヤレは少ない。購入予算しだいだが、もし可能ならばショックアブソーバーを変えるだけで走りがビシッとするはずだ。
Here is Gorgeous
ドイツ車ならではの堅実な造りが演出するマイルーム
 Eクラスで取引先に乗りつけると、商談がうまくいく。堅実な経営をする会社と見られるためらしい。そんなエピソードを納得させる内装だ。国産車のように過剰な装飾がほとんどない質素なリヤシートだが、座れば硬めの座面がじつに快適。まさに堅実なクルマ造りだ。ゴージャスな造りで魅了する国産車とは対極の質感。それはドイツ車の本質でもある。
長時間のドライブでも疲れ知らず
 コクピットのデザインも、メルセデスのイメージそのもの。フロントシートは座面の奥行がタップリしており、ボリューム感があって体をしっかり支える。バックレストは腰を包み込む形状で、長時間ドライブでも疲労を誘いにくい。インパネまわりも豪華ではないが、機能的なデザイン。時速200km/hレベルでの操作性を考えている。
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