ニューモデル:マツダ ロードスター・パワーリトラクタブル・ハードトップ
マツダ ロードスター・パワーリトラクタブル・ハードトップ マツダ ロードスター・パワーリトラクタブル・ハードトップ
■プロフィール
 ユーノス・ロードスターの名で平成元年に登場したマツダのロードスターは、昨年フルモデルチェンジを受けて3代目へと移行した。新型は初代、2代目と貫かれた5ナンバーサイズのボディに決別。1.6L&1.8Lというエンジンラインアップも2Lのみに改められた。しかしFR、オープン、2シーターという基本中の基本となるコンセプトはもちろん堅持された。
(発表:2006/8/23 UP:2006/9)
待望の電動開閉式ハードトップを採用したロードスターを追加
 今回ロードスターシリーズに追加されたモデルは、パワーリトラクタブル・ハードトップというモデル。その名の示すとおり、電動開閉が可能なハードトップを備えたモデルだ。ロードスターの開発主査である貴島孝雄氏は、このパワーリトラクタブル・ハードトップの開発にあたり、いくつものハードルを設けた。そのなかでもとくに重要な項目は、ロードスターのもっとも美しいオープン時のスタイルを損なわないということと、重量増は40kg以内に収めるという2点だ。
 その結果として生まれたのが、写真のモデルである。ちょっと見ただけでは、ソフトトップをハードトップにしただけのようにも見えるが、じつはハードトップを収めるためにリヤデッキカバーが装着され、さらにその部分が40mmほど高くなっている。そして全体としてのバランスを保つために、リヤフェンダーを上方に膨らませるデザインとしている。
 重量増は開発目標の40kgを下回る約37kgを達成。収納時もできるかぎり重心を中央部に寄せる設計としているが、さらにダンパーやスプリングのセッティングも変更し、ハンドリングへの影響を最小限に抑えている。リヤデッキ開口面積拡大によるボディ剛性低下についても、補強ブラケットの採用などにより、ソフトトップと同等の剛性を確保している。
(文:諸星陽一 写真:犬塚直樹)
マツダ ロードスター・パワーリトラクタブル・ハードトップ パワーリトラクタブルのスイッチが装着される以外は、ソフトトップと変わらないインパネデザイン。グレード展開もソフトトップと変わらず標準車、RS、VSの3本立てとなっている。 マツダ ロードスター・パワーリトラクタブル・ハードトップ サドルタンのレザーシートは、VSに標準装備。写真はRSだが、オプションのプレミアムパッケージを装着しているためサドルタンのレザーシートとなる。
マツダ ロードスター・パワーリトラクタブル・ハードトップ パワーリトラクタブルの開閉スイッチは、センターコンソールの最上段に設定。ルーフ内側にある手動のロックを外してからスイッチを操作する。 マツダ ロードスター・パワーリトラクタブル・ハードトップ リヤシートの後ろ側にハードトップを収めきってしまうという、画期的な構造。トップは成形しやすい樹脂製としている。開閉にかかる時間は約12秒で、これは現在のところ、世界最速となっている。
マツダ ロードスター・パワーリトラクタブル・ハードトップ VDA法ではソフトトップ仕様と変わらない容量となるトランクだが、じつはデッキが上がっている分、ソフトトップより若干広くなっている。 マツダ ロードスター・パワーリトラクタブル・ハードトップ 搭載されるエンジンはソフトトップ同様の170馬力(ATは166馬力)・4気筒DOHC。最近は少なくなりつつある、オーバースクエア(ストロークよりボアが広い)ディメンションを採用する。
ロードスター・RS RHT(6MT)主要諸元
全長×全幅×全高 3995×1720×1255mm
ホイールベース 2330mm
トレッド前/後 1490/1495mm
車両重量 1140kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1998cc
最高出力 170ps/6700rpm
最大トルク 19.3kgm/5000rpm
10・15モード燃費 13.0km/L
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/45R17
バリエーション&価格
ロードスターRHT 5MT/6AT 240万円/250万円
ロードスターRS RHT 6MT 270万円
ロードスターVS RHT 6MT/6AT 270万円/280万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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