基本的にはセダンで採用された新世代FL-Rプラットフォームに2ドアボディを架装したモデルだが、各所にわたってクーペ専用のチューニングが施されている。
まずはエンジン。セダンは3.5Lを頂点に置くが、クーペはそれより200cc多い3.7Lを採用。VVEL(ブイベル)と呼ばれる可変バルブシステムを採用することで、333馬力の最高出力を得ている。この333馬力はBMW・335iを強く意識して、その出力を上回ることを目指した結果。組み合わされるミッションはマニュアルモード付きの5ATと6MTの2種。
サスペンションはクーペらしい走りを実現するために、リンク長拡大によるトレッド幅のアップやショックアブソーバー特性の最適化などのモデファイを受けている。
新型のクーペは標準モデルとなる370GTを軸に、スポーツ志向のタイプS、ラグジュアリー志向のタイプP(6MTには設定なし)、それらの両方を兼ね備えるタイプSPが用意される。標準モデルとタイプPが18インチホイールを履くのに対し、タイプSとタイプSPは19インチの大径ホイールがおごられる。またブレーキについても、タイプS、タイプSPはローターを大型化、キャリパーもフロントを対向4ポット、リヤを対向2ポットのアルミ製に変更し、パフォーマンスアップをはかっている。
(文:諸星陽一 写真:犬塚直樹)
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