 |
 |
| 参考車両 : エクストレイル Xtt 初年度登録2006年1月 |
|
NISSAN
X-TRAIL CBA-NT30
ニッサン エクストレイル |
 |
| アウトドアスポーツユーザーに人気のあるので、アウトドアで使われることも多い。車体や整備状態の確認など、基本的なチェックポイントに加えて、インテリアの汚れやラゲッジスペースの傷なども、念入り調べよう。また、降雪地域で使われていたり、頻繁にスキーなどに行っていた車両は、錆が発生していることもある。床下を覗いて、下まわりも確かめよう。 |
|
|
| ●参考車両と同時期の仕様グレード設定 |
| グレード |
型式 |
シフト |
駆動 |
| S |
CBA-NT30 |
5MT |
4WD |
| S |
CBA-NT30 |
4AT |
4WD |
| S |
CBA-T30 |
4AT |
FF |
| Stt |
CBA-NT30 |
4AT |
4WD |
| X |
CBA-NT30 |
4AT |
4WD |
| X |
CBA-T30 |
4AT |
FF |
| Xtt |
CBA-NT30 |
4AT |
4WD |
| GT |
GH-PNT30 |
4AT |
4WD |
| 特別仕様車 |
| スクラッチコートガード エディション |
CBA-NT30 |
4AT |
4WD |
| アクシス |
CBA-NT30 |
4AT |
4WD |
| アクシス |
CBA-T30 |
4AT |
FF |
| ライダー ステージ1 |
CBA-NT30 |
4AT |
4WD |
| ライダー ステージ2 |
CBA-NT30 |
4AT |
4WD |
| ライダー ステージ2 |
CBA-T30 |
4AT |
FF |
|
●2000年11月に発売され、2003年6月に大掛かりな変更を受けている。参考車両は、2005年12月の一部改良後、2006年11月の一部改良までの間に販売されたモデル。
エンジンは、2.0リッター。GTだけに280馬力ハイパワーターボを設定。トランスミッションは、4速ATが基本だが、Sには5速MTがある。また、駆動方式も4WDが基本だが、2WD(FF)の設定もある。
仕様グレードは、「S」「X」「GT」の3タイプ。Xは、Sに対して、オートエアコン、革を使ったシフトノブやステアリングホイール、インテリジェントキーなどを追加。
SとXには装備を追加した「tt」も設定。ヒーター付のフロントシート、リラックスモード付後席ヘッドレストなど、ウインタースポーツに出かける際に便利な装備を加えているのが特徴だ。
特別仕様車「スクラッチガードコート エディション」は、外板色スーパーブラックのSttに、塗装表面の擦り傷痕が復元するクリヤー塗装「スクラッチガードコート」を採用。
「ライダー」や「アクシス」は専用の内外装を備えた、オーテックジャパンのカスタムモデル。 |
外観の雰囲気から掴む
やや離れた位置から、全体の様子を観察してみよう。立て付け、塗装面、車体の傾きなど、外観に異常がないかをチェック。
前面は、ボンネット/グリル/バンパー/ヘッドライト。後面も同様に、バンパー/テールゲート/リアライト。それぞれの並んでいる横線がずれていないか、左右対称になっているか、確かめよう。
ランプ類が片方だけ新しい場合は、単なる破損で交換したのか、周辺部の修理によるものなのか、詳しく探る必要がある。
ナンバープレートの変形や傷(後部は封印を外した痕跡)は、バンパー(後部はテールゲート)を修理や交換した疑いがある。 |
 |
 |
 |
車体表面の状態を観察
車体まわりは、角度を変えながら観察しよう。
外観がきれいでも、斜め方向から透かして見ると、見落としがちな浅くて広い凹み、エクボと呼ばれる小さな凹み、あるいは波打ち(しわ)なども確認できる。
しわが寄っているのは、衝撃を受けたか、板金修理跡と判断するのが妥当だ。
また、塗装面の艶が周囲と違っていたり、変色や色むらがある箇所も、修理跡かもしれない。 |
整備状態を確かめる
ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品類を点検しよう。エンジンオイルのにじみや汚れなど、オイル漏れの兆候にも注意。
できれば、冷却水やオイルの量、ブレーキやウォシャーの液量などもチェックしたい。
周囲と比べて新しく見える部品は、交換していることが疑える。事故などでダメージを受けて交換したのか、それとも故障や不良により交換したのか。定期点検整備記録簿も、探ってみよう。 |
 |
内側の鉄板が重要
車両前部に大きなダメージを受けると、走行機能面に重大な不具合が生じる。
左右フェンダー内側のインナーパネルなど、エンジンルーム内各部の鉄板に、歪みやしわ、修理跡はないか、チェック。
部品やネジなどに塗装の飛沫が付いている場合は、周辺に修理の跡がないか、探ってみよう。
エンジンルーム内の塗装色は、新車時から外板色とは異なっているといことを考慮しよう。 |
 |
裏側に修理交換のヒント
ボンネットは、外観を確かめたら、裏側に修理跡がないかも調べよう。特に、外と内の鉄板の接合部に注意しながらチェック。
支えている金具(ヒンジ)部の固定ネジも、確かめよう。ボンネットの交換は、単独でダメージを受けることもあるが、他の部分から衝撃の影響を受けたことも考えられる。 |
前部のチェックポイント
エンジンルーム内のいちばん前で車体の左右に繋がっている「ラジエターコアサポート」と呼ぶ鉄板を観察しよう。
バンパーなどで吸収しきれない強い衝撃を受けると、ダメージを負う確率が高く、交換することも多い。手を加えた痕跡はないか、チェック。左右フェンダー部との接続部も、点検しよう。 |
 |
 |
交換跡は周辺も確かめる
フロントフェンダーは、ボンネットを開けると見える、固定しているネジをチェック。
ネジを脱着した形跡があれば、外して修理したか、交換している可能性がある。
傷や凹みを補修したり交換していても、修復歴車の扱いにはならないが、広範囲に修理しているかもしれない。インナーパネルも含めた周辺も詳しく調べて、確かめる必要がある。 |
外板パネルの隙間と色
車体前部側面は、フェンダー、ドア、ピラー(フロントガラス左右にある柱)などが隣合わせになっている。
それぞれの隙間の幅を見てみよう。均等になっていなければ、ダメージを受けてずれているか、修理している可能性が高い。
また、隣り合う外板の塗装の色調も比べてみよう。補修や修理、あるいは交換などで塗装をすると、隙間を境に色艶が違って見えることがある。 |
 |
 |
 |
ネジの脱着から推察する
車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドアを交換してしまうこともある。
前後左右のドアヒンジ(支えている金具)部のネジを見比べてチェック。特定部のネジだけに傷が付いていれば、交換修理していることが疑える。
ただし、ドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともある。ネジを脱着しているように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
リアフェンダーのチェック
リアドアの開口部を見てみよう。リアフェンダー周辺を修理していると、マスキングした跡が残っていることもある。
マスキング跡を見つけたら、周辺を補修している程度の場合もあるが、大きな修理をしている可能性も考えられる。リアフェンダーの縁や裏側に修理跡がないか、詳しく調べよう。
また、給油口の蓋を開けて、内部にマスキング跡や修理跡がないかも、チェックしよう。 |
 |
 |
 |
減り具合と減り方を見る
タイヤは、スリップサインを目安に残り溝の深さを、まず点検。
溝が十分に残っていても、減り方も調べよう。接地面を見て、一部が極端に減っている「偏摩耗」を見つけたら、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいは車体が歪んでいるのかを確かめる必要がある。
偏摩耗は、車体前部のインナーパネルが変形して生じることもある。走行中にハンドルが片方に取られる場合も、ダメージを受けている疑いがある。 |
テールゲートでわかる
閉めた時の立て付けが全体に狂っていれば、ゲートのずれ、あるいは車体の歪みが疑える。
右または左だけの隙間が狂っていれば、その側の車体部を修理していると判断できる。
テールゲートを開閉して、きちんと閉まらない場合も、ずれているか、車体が歪んでいることが考えられる。
開閉を補助している、左右ロッド(棒)のダンパー機能も確認。
後部に大きな損傷を負うと、テールゲートを交換することもある。ヒンジ部のネジもチェック。 |
 |
後部を詳細に調べる
テールゲートを開けると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで、接合されているのが見える。
溶接やシーラー、塗装の状態などを調べてみよう。異常があれば、修理していると考えられる。特にスポット溶接の状態に注意。車体の左右を見比べよう。
コンビネーションランプ(リアライト)を交換している疑いがあれば、周辺を詳しく調べてみる。
後部から強い衝撃を受けると他の部分にまでおよぶ。修理箇所を見つけたら、ルーフなど関連する部分も確かめる必要がある。 |
 |
床下を覗いてみる
マフラーなどの部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。損傷を受けていても、走行に影響がない見えない部分は修理や部品交換をしないことがあるので、意外なところにダメージを受けているのを見つけることがある。
オイルやグリスなどの油脂が漏れていないかも、チェック。
錆が発生している場合は、腐食の進行状態も調べよう。 |
車体の骨組み部分に注意
フレーム(骨格部)やメンバー(補強部材)などの鉄板部の変形や歪み、塗装や溶接の状態など、床下に異常はないかチェック。
サイドシル(ドアの下にある車体前後方向に通っている梁の部分)の下部に損傷や修理跡などがないか注意して、車体左右を見比べて確かめよう。
一部の塗装が新しい場合は、修理跡なのか、錆の補修なのか、詳しく調べて判断する。 |
エンジントラブルを察知
かかり具合、アイドリング、異音、排気ガスの色をチェック。
エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するかどうかも、試してみよう。
容易に始動しない場合は、バッテリーが弱っている。あるいはエンジンの不調で調整が必要なこともある。
アイドリングが安定しなかったり、異音や大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。 |
 |
 |
操作して機能を確かめる
装備類は、すべて操作して、作動状態をチェックしよう。
保安機器(ヘッドライト、テールランプ/ブレーキ/バック、ウインカーなど)を、まず確認。
エアコンやオーディオなども、調整操作して、試してみよう。パワーウインドウの開閉やルームランプの点灯なども忘れずにチェック。
電装機器や電動機構などは、スイッチを入れるだけでなく、操作して、正常に機能していることを確かめることも大切だ。 |
不具合の発生をチェック
セレクトレバーを操作して、トランスミッションの状態をチェック。
オートマチックは、エンジンをかけて、ブレーキを踏んだまま、PからDへ、NからRへなど、レバーを各ポジションに入れてみる。スムーズに動くか、切り替え時に異常はないか、確かめよう。
できれば試走して、ギヤが切り替わる時のショックが激しくないか、繋がるタイミングが長すぎないかも、チェックしたい。 |
 |
 |
室内後部も見落とさない
インテリアは、運転席まわりだけでなく、後部シートやラゲッジルームもしっかり探ろう。プラスチックの傷や穴には、特に注意。
後部シートの折り畳みなど、可動部分は動かして確かめよう。 |
4WDシステムも確認
4WDの「オールモード4×4システム」は、「AUTO」の他に、前輪駆動に固定する「2WD」、センターデフをロックして常時4WDに固定する「LOCK」がある。
モードを切り替えるダイヤルを回してみよう。できれば試走して、機能状態を確認したい。 |
 |
 |
車両の情報もチェック
定期点検整備記録簿(メンテナンスノートなど)は、必ず内容をチェック。過去に受けた整備や修理がわかり、定期点検や消耗部品交換などの実施時期と、その時の走行距離を把握しておくと、車両各部の状態を探る参考になる。
また、車両や標準装備類はもちろん、純正オプションや後付けの社外製品が付いている場合も、それぞれの取扱(使用)説明書が揃っていることを確かめよう。 |
 |
|
 |
塗装 |
●部分的に色調や艶が違う場合には、周辺の状態もチェック。
●タイヤハウス(フェンダーのタイヤを覆っている部分)内に外装塗料が付着しているとか、メッキやゴム部品などに塗料の飛沫が付いているなどの場合も、周辺を詳しく確かめる必要がある。
●ドアの開口部などにマスキング(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留める粘着テープを貼る)跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような直線状の段差があれば、何らかの理由で塗装していることがわかる。 |
 |
取り付けネジ |
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれているのは、ネジを回している証拠だ。
●普通はネジの頭は塗装されているので、傷は比較的容易に確認できる。無塗装の場合は判断しにくいので、車体の左右を見比べるといい。 |
 |
溶接とシーラー |
●車体を構成する部品が溶接で固定されている部分は、シーラー(接合部の隙間を埋める充填材)が塗布されている。修理や交換で再溶接すると塗り直すので、不自然になっている。
●疑わしい場合は、爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、修理後に新しいシーラーを盛っている。
●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を見比べて判断しよう。
●車体各部はスポット溶接されている(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)部位も多いが、修理工場でスポットを打ち直している場合は、直径が5mm以下(新車時は5mm以上が普通)、窪みが深い、2度打ちしたずれなど、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。
●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。 |
 |
立て付け |
●外板パネルなどを修理すると、組み付ける際に誤差が出ることがあり、それは、隣り合うパネルの隙間(チリ)を見ればわかる。隙間の幅が均等になっていなければ、修理している可能性が高い。
●バンパーなどは、押されてずれることがある。たとえ修理していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。
●モール類(フェンダーからドアにかけて線状に繋がっている飾りなど)やプレスライン(外板が折れ曲がっている角の線)がずれていることからも、立て付けに異常があることがわかる。 |
クルマの鑑定ならおまかせ!
中古車の目利きチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行(有料)してくれる。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
 |
|
|
|
|
|
 |
|