| TOYOTA WILL VI |
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ほとんどが実用的な足として使われており、乱暴に扱われている車両は少ないとえるが、外観は特に擦り傷や小さな凹みをチェックしよう。インテリアの傷み具合にも気をつけるといいだろう。ヴィッツが基になっているので、エンジンや走行系は整備状態がよければ大きな問題は起こらない。記録簿の詳細を見て、定期点検整備や消耗部品交換などの様子をチェックしてみよう。できれば試乗して、走行時にしかわからない異音の発生や不具合を確かめたい。 |
| 2000 WILL VI ●「WiLL」は、トヨタ、松下電器、アサヒビール、花王、近畿日本ツーリストといった業種を越えた5社が共同で企画した統一ブランドプロジェクト。WiLL Viはその自動車版で、ベースはヴィッツの1.3リッター車だが、馬車をイメージした外観と部屋のインテリアのような内装など、女性を惹きつける雰囲気を特徴としている。トランスミッションはコラムシフト4速オートマチック、駆動方式はFF(前輪駆動)。仕様グレードは、「ベースグレード」と「キャンバストップ仕様車」の2タイプ。2000年1月から2001年12月まで販売されており、その間の2000年8月、2001年1月、2001年10月にそれぞれ細部の変更や改良が行われている。参考車両はベースグレードで、初期登録は2000年3月。 |
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外装部の傷や凹みを丹念にチェック |
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記録簿を見て整備状態を確認する |
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試乗してエンジンと走行系を探る |
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全体から異常を読みとる
やや離れた位置から、車両の全体を見てみよう。ナンバープレートの曲がり、左右のヘッドライトの色の違い、バンパーのずれ、さらに、部分的に艶がないとか、色がくすんでいたり他の部分と違って見えたら、補修したり修理したことが考えられる。大きな事故などでダメージを受けた車両は、車体の切れ目の隙間(チリ)が均等でなかったり、車体全体がなんとなく歪んで見えることがある。また、車体に映る周囲の景色を見てみよう。歪みや凹み、あるいは波打っているのを見つけることもある。塗装表面が肌荒れ状態になっている場合も、板金塗装した修理跡かもしれない。正面、左右、上下から、見る角度を変えると異常を見つけやすい。 |
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エンジンルーム内を探る
各部の塗装の状態を見てみよう。周囲と色が違っている部分は、部品を交換したり、修理した後で再塗装した証拠だ。また、大きな事故でダメージを受けて修理しても、見えない内側の鉄板に皺があったり修正した跡が残っていることもあるので、細部までチェックしよう。特にサスペンションの取り付け部(ストラットタワー)は、スポット溶接(丸い窪みが並んでいる)を観察して、左右に違いがないことを確かめよう。最近の修復技術にかかると一目で判断できないかもしれないが、塗装の状態なども含めて念入りに調べてみよう。ダメージを受けている場合は、かなり大きな事故を起こしていると思っていい。 |
前部の修復を推察
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷あるなど、工具を使ってネジを脱着した形跡があれば、フェンダーを交換している可能性がある。フェンダーを交換していても事故車(修復歴車)とはいわないが、車体の前部を広範囲にわたって修理したかもしれない。交換していなければ、大きな事故を起こしていないといえる。 |
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脱着する理由が問題
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することも少なくない。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを観察して、脱着した形跡を発見したら、事故を疑ってみる。ただし、エンジンの修理などでボンネットを外す場合もある。もし、エンジンに手を入れるために外したのなら、整備記録が残っているはずだから確かめてみよう。 |
前部をぶつけると証拠が残る
エンジンルーム内を見る時は、必ずフロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ(エンジンルームのいちばん前で車体の左右に繋がっている)鉄板をチェックしよう。事故などで車体前部をぶつけると、修正あるいは交換修理する確率が高い。歪みや手を加えた痕跡がないかをチェック。周囲と色が違っていたら交換した証拠と思っていい。左右フェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。ヘッドライトも影響を受けることが多いので、交換した様子はないかも探ってみよう。 |
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隙間と色調を見る
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板パネルを修理することになるが、組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、各パネル同士の隙間(チリ)を見ればわかる。フロントフェンダーの後端とドア、ピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱部分)など、それぞれのチリが均等になっていなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。判断が微妙な場合は、車体の左右の同じ場所を比べてみよう。また、再塗装すると、色が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色艶が合っているかもチェックしよう。 |
側面のダメージを推察する
車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換する際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右のドアを見比べて、特定のヒンジだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったと考えられる。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着したように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
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リアフェンダーを調べる
ほとんどのクルマはリアフェンダーは溶接されているが、ウィルはネジで固定しているので、フロントフェンダーと同様のチェックをしよう。フェンダーを固定しているネジの頭に工具を使ってネジを脱着した傷跡がついていれば、フェンダーを交換あるいは修理している。リアドア開口部も調べてみよう。フェンダーを修理しても修復歴車にはならないが、何らかのダメージを受けていることはわかる。 |
トランクルームの周辺をチェック
後部をぶつけた事故などでは、トランクリッド(トランクの蓋)を交換することもある。トランクリッドを修理したり交換したかどうかは、リッドを支えている金具部(ヒンジ)と開閉を補助するアームの取り付け部をチェック。固定しているネジを脱着した形跡がないか観察してみよう。 |
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開口部の塗装表面を観察する
リアドアを開けて開口部を見ると、鉄板の接合部がある。リアフェンダー周辺の車体にダメージを受けて修理する場合は鉄板を剥がすことがあるが、それは接合状態を見ればわかる。車体左右の同じ場所を比べてみると、違いがわかりやすい。また、車体後部のフェンダー部周辺を板金修理したり傷などを補修する時に、リアドアの開口部分にマスキングする(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留めるために粘着テープを貼る)ことがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような段差があり、段差が直線状になっていれば、間違いなくマスキングテープを貼った跡なので、何らかの理由で塗装したことがわかる。 |
給油口の蓋もチェックポイント
フューエルリッド(給油口の蓋)は、リアフェンダーを板金修理するために外すことがある。ネジを脱着した形跡がないかチェックしてみよう。交換していれば、塗装表面の艶が周囲と違って見えることがある。いずれにしても、リアフェンダー周辺を修理していることが疑える。また、フューエルリッドの色を参考にして塗料を調合するために外すこともある。取り外した形跡があれば、再塗装するなど、他の部分を修理したり補修していることも考えられる。 |
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柔らかくて歪みやすい金具をチェック
リアバンパーは、ぶつけた時の衝撃を吸収するために柔らかい金具(ステー)を介してフレーム部に固定されている。軽度の衝突事故ではフレームにまでダメージが及ばないようにして、修理コストを抑えることができるようになっているのだが、修理でバンパーを交換をしても、外から見えないステーは修正するだけで済ませている場合もある。バンパー自体のチェックと同時に、必ず裏側のステーも点検して、歪みや修理した形跡が残っていないか確かめよう。 |
床下の様子を観察する
床下を覗いて、鉄板部の部分的な変形や各部支え金具に歪みなどはないか探ってみよう。マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかもチェック。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分はそのまま手を付けていない(補修や部品交換といった修理をしない)ことがあるので、事故の痕跡を発見することもある。 |
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| ウィル ヴィ アイのコンディションはここで見極める! |
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できるだけ試走して確かめる
参考車両のセレクトレバーは、内装全体がきれいなわりには汚れと変色が目立つ。常に握る癖がついていたか、頻繁にギヤチェンジしていたと推察できる。できるだけ試乗して、異音が発生していないか、確実に切り替えができるか、トランスミッションの状態を確かめてみよう。NからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを操作してみる。さらに、ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかをチェック。アクセルを踏んで、動き出す時や加速する時のタイミングが異常に長く感じる場合は、滑って繋がりが悪くなっているかもしれない。使い方によっては5万kmも走行しないうちに機構にトラブルが発生することがあるので注意が必要だ。 |
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トラブルを事前に察知する
エンジンを始動してみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。キーを捻って、モーターの回転が弱かったり始動がもたつく場合は、バッテリーが弱っていたり、エンジンの調整が必要かもしれない。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってから少しアクセルを踏んでみて、スムーズに回転が上下するかも試してみよう。 |
タイヤの状態を調べる
参考車両は走行距離(2万5000km)の目安どおりにタイヤの山は残っているが、全体にひび割れがある。これは、新車から一度も交換したことがなく経年変化によって起こった現象で、タイヤの温度変化と伸縮が少なく、年式から察しても、あまり走っていないことを証明している。危険というほどではないが、本来のタイヤの性能は発揮できないので、交換が必要だろう。他のホイール&タイヤを装着していたのを、保管していた元の標準に戻した場合なども同様なことがある。 |
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インテリアの細部までチェック
インテリアは全体がきれいだと雰囲気に気を取られて細部を見落とすことがある。隅まで念入りにチェックしよう。参考車両のドアハンドル部は外皮が剥がれている。せいぜい気分を損ねる程度の異常だが、修復するか、部品を交換するか、判断する必要があるかもしれない。また、シートはシミや汚れ以外に、へたりもチェック。運転ポジションが悪いと、クッションが抜けていたり、シート自体が変形していることもある。座って確かめてみよう。 |
装備類を操作してみる
ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなどの保安関係は間違いなく作動するかをまずチェック。さらに、エアコンやオーディオシステムなどの装備機器類もすべて操作して、正常に機能しているか確かめよう。純正、社外製品を問わず、オーディオ類やカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。 |
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
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