ホンダ ストリームの上質な中古車の見極め方


上質車両を見極める 中古車目利き講座
ストリーム
参考車両 :RSZ 2.0 FF
初年度登録2007年9月

ホンダ ストリーム

基本チェックポイントをおさえながら各部を調べていくが、ファミリーユースのユーザーが多いことを考えれば、室内の状態もしっかりチェックしたい。例えば、小さな子供を乗せていると飲食物による汚れた染みがついていることがある。犬の毛や臭いなどにも気を付けよう。扱い方や使い方を推察することでも車両の状態が見えてくる。また、定期点検整備の状況も忘れずに確認しよう。整備状態の善し悪しは購入後の維持にも関わってくる。

●スポーティでスタイリッシュなコンパクトミニバンとして2000年10月に新発売。2006年7月にフルモデルチェンジした2代目は、エクステリアが変更され、フロントピラー後方にあったサブピラーを廃止。フラットな床面と3列目の低床化で従来と同じ室内高を確保したまま天井を低く設定している。また、新開発エンジン(2.0/1.8)が採用され、従来4速だったATは5速となった。

 参考車両は、2007年8月の一部改良で1列目シート大型アームレスト(X)や2列目シートバックボード(4WD車)など装備すると同時に新タイプ(スタイリッシュ パッケージ)が追加設定された時期のモデル。

 エンジンは、1.8と2.0の2種。駆動方式は、2WD(FF前輪駆動)と4WD。トランスミッションは、1.8全車および2.0の4WD車に5速オートマチックを、2.0の2WD車には7速のマニュアル変速モードを採用したCVTを組み合わせている。

 仕様グレードは、ベーシックな1.8「X」と2.0「G」に対して1.8/2.0「RSZ」はフロントスポイラーやサイドシルガーニッシュなどのエクステリアと、シルバーステッチ入りステアリングホイールやシートなどのインテリアで仕上げた専用仕様となっており、マニュアル/オートの変速モードを制御する「パドルシフト」を装備している。また、「スタイリッシュパッケージ」は、X/Gの装備に加えてディスチャー ジヘッドライトや大径エキパイフィニッシャー、専用ブラックインテリアなどを標準装備している。

●参考車両と同時期の仕様グレード設定
グレード 型式 シフト 駆動
1.8(1799cc)
X DBA-RN6 5AT FF
DBA-RN7 5AT 4WD
X スタイリッシュパッケージ DBA-RN6 5AT FF
DBA-RN7 5AT 4WD
RSZ DBA-RN6 5AT+P FF
DBA-RN7 5AT+P 4WD
2.0(1997cc)
G スタイリッシュパッケージ DBA-RN8 CVT FF
DBA-RN9 5AT 4WD
RSZ DBA-RN8 CVT+P FF
DBA-RN9 5AT+P 4WD
(+P):パドルシフト
ストリームについて さらに詳しく 中古車を探す カタログを見る パーツを探す
ストリーム

全体の雰囲気から掴む

 外板パネルの立て付け、塗装の状態、車両の傾きなど、外観に異常はないか。少し離れた位置から、車両全体の様子を観察しよう。

 前面は、バンパー/グリル/ヘッドライト/ボンネットなどが並んでいる横線と縦線のバランスを見る。左右対称になっていることも確認。

 左右ライトの片方だけが新しい場合は、その側の車体部を修理している可能性もある。周辺を詳しく探ってみよう。また、ナンバープレートの傷や変形、文字修正ペイントなども修理/交換のヒントだ。

角度を変えると見える

 車体の表面は、見る角度を変えながらチェックしよう。

 斜めから透かして見ると、見落としがちな浅くて広い凹み、あるいは波打ち(しわ)など、微妙な異常も確認できる。しわが寄っていれば、板金修理跡と判断できる。

 また、塗装面の艶が周囲と違っていたり、肌荒れ状態になっている箇所も、傷や凹みなどの補修程度の場合もあるが、大きなダメージを受けて修理した疑いもある。

ストリーム
ストリーム

整備状態を確かめる

 定期点検整備記録簿と合わせて、消耗部品を中心にエンジンと周辺の部品をチェック。オイルのにじみや汚れ(漏れの兆候)にも注意しよう。できれば、冷却水やエンジンオイルの量および汚れ、ブレーキ液量なども点検したい。

 周囲と比べて新しく見える部品は、交換の疑いがある。故障や不良か、あるいは事故などでダメージを受けたのか。記録簿も調べて、交換した理由を確かめよう。

車体内部の鉄板を確認

 エンジンルーム内は、インナーパネル(フェンダー側)やダッシュパネル(室内側)など、の車体内部の鉄板の状態を必ずチェック。修理や交換跡などがないか、確かめよう。特に、サスペンション取り付け部周辺の状態に注意。

 インナーパネルに大きなダメージを受けると、走行機能面に重大な不具合が生じる。修理している車両は、修復歴車になっているはずだ。

ストリーム

ボンネットのチェック

 外面をチェックする以外に、内(裏)側に修理跡などがないかも調べよう。

 外して修理、あるいは交換することもある。ヒンジ部のネジを脱着した形跡がないかも確認。また、ボンネットは外と内のパネルを貼り合わせた接合部にシーラーを塗布しているのが普通だが、交換したボンネットにはシーラーがないこともある。ボンネット修理/交換の疑いがあれば、車体前部周辺の修理も疑える。

車体前部の必須チェック

 エンジンルームのいちばん前で車体の左右に繋がっているラジエターサポートは、車体前部に大きな衝撃を受けると修理/交換する確率が高い。樹脂カバーで覆われているので、隙間から見える部分だけでも調べよう。

 フロントグリルやヘッドライトなどに違和感はないか。ラジエターサポートに固定されている部品類に交換の形跡はないか。周辺部も同時にチェックしよう。

ストリーム
ストリーム

隙間の幅と色調を比べる

 例えば前部側面では、バンパー、ヘッドライト、フロントフェンダー、ドア、ピラー(フロントウインドウ部の柱)などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、ダメージを受けてずれているか、修理/交換(組み付ける際にずれることがある)している可能性がある。

 また、隙間を境に、隣り合うパネルの色調も比べてみよう。修理や交換で塗装すると、色艶が違って見えることがある。

側面のチェックポイント

 ドアに大きな損傷を受けると、外して修理したり、交換することも多い。ドアヒンジの固定ネジをチェックしよう。

 ただし、ドアの立て付け調整のためにネジを回すことがあるので、ネジ脱着の形跡だけではドアの修理/交換とは断定できない。ドア自体に修理跡はないか。ピラー部(柱)などに異常がないか。周辺も探って判断する必要がある。

ストリーム ストリーム
ストリーム

車両の情報を確かめる

 備え付けの書類は、「車検証」で初度登録年月日と型式、「保証書」で保証期間と保証内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備が付いている車両はそれぞれの使用説明書などが揃っていることも確かめよう。

 「定期点検整備記録簿」は、記載内容をチェック。車両がどのように使用され、整備されているかが記録されている。事前に定期点検や消耗部品交換などの実施時期と、その時の走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。

縁と奥も確かめる

 フェンダーは、ホイールアーチ部(縁を折り込んでいる部分)も覗いてチェック。修理跡などがないか確かめよう。特にスポット溶接の乱れに注意。

 RSZは、バンパーやサイドステップなど、専用外装パーツの取り付けネジを脱着した痕跡(交換の可能性)がないかも確認。

 また、フェンダーの奥も覗いてみよう。塗装の飛沫が付着している場合は、周辺に修理跡がないか詳しく調べよう。

ストリーム ストリーム
ストリーム

リアドアを開けてチェック

 リアドアの開口部を調べよう。リアフェンダー周辺を補修、あるいは修理した車両にはマスキング跡が残っていることもある。

 下側のサイドシル(車体の前後に通っている梁)部分に修理跡などがないかもチェック。下から奥(床下側)を覗いて、サイドシルの下部に損傷や修理跡などがないか確かめよう。

 RSZは下部に設置しているサイドシルガーニッシュ(サイドステップ)の取り付け状態も確認。

鉄板の接合部に注意

 テールゲートの開口部を見ると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで接合されている。溶接やシーラー、塗装などの状態をチェック。コンビネーションランプの取り付け状態にも気を付けよう。また、テールゲートに損傷を負うと交換することもある。ヒンジのネジ脱着や周辺に手を加えた痕跡がないか見てみよう。

 後方から強い衝撃を受けると、キャビン(室内)やルーフの前部にまで波及することもある。修理/交換の形跡があれば、ダメージが及んだ範囲を確かめる必要がある。

ストリーム ストリーム
ストリーム
ストリーム

後部のチェック

 後面も前面と同様に、バンパー/テールゲート/コンビネーションランプ(テールライト)のバランスをチェックしよう。後部ナンバープレートは、封印を剥がした傷が注意ポイントだ。

 テールゲートを閉めた状態を見て、全体に立て付けが狂っていれば、テールゲートのずれか、あるいは車体の歪みが考えられる。

 右左の片方だけの隙間に異常があれば、その側の車体部を修理している可能性が高い。

 また、テールゲートを開閉して、スムーズに閉まらない場合も、テールゲートがずれているか、車体が歪んでいる疑いもある。

床下を覗いてチェック

 フレーム(骨格部材)やメンバー(補強部材)などの鉄板部に損傷や歪み、修理跡などがないかチェック。車体左右サイドシル下部の傷や凹み、修理跡にも注意。

 サスペンションやマフラー、ステー(支え金具)、アームなど、部品類に損傷や変形、交換の形跡などがないかもチェック。錆の発生、ゴム部品の劣化(ひび割れなど)、油脂汚れ(オイルやグリスの漏れの兆候)などにも注意しよう。

ストリーム
ストリーム

床の中も調べる

 ラゲッジスペース後部床内にあるボックスを外すと、鉄板が見える。歪みや修理跡などがないかチェック。底に貼ってある防振シートの切り接ぎや張り替えの形跡なども後部を修理しているヒントだ。

 また、塗装に異常(艶や色調の違いなど)があれば、錆などの補修か、修理跡か、周囲も調べて確かめる。水溜まり(雨漏り)の跡があれば、水が浸入した原因を探る必要がある。

装備機器類の機能を確認

 保安機器(ヘッドライト、ウインカー、テール/ブレーキ/バックランプなど)の作動をまず確認。

 エアコンやオーディオなど、電装機器や電動機構などはスイッチを入れるだけでなく、調整操作して機能を確かめることがポイント。特にエアコンは、寒い日でも冷房の効きをチェックしよう。パワーウインドウの開閉や室内ランプの点灯なども忘れないこと。カーナビを装備している場合は、地図の発行時期も確かめよう。

ストリーム
ストリーム

不具合の兆候を察知する

 エンジンをかけて、始動状態やアイドリング回転などをチェック。エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽って、スムーズに回転が上下するかどうかも、試 してみよう。

 容易にエンジンがかからない場合は、バッテリーが弱っている以外に、発電装置や燃料系など、さまざまな原因が考えられる。また、エンジン回転中に異音や大きな振動が出ているようなら、何らかのトラブルを抱えている可能性がある。

作動表示も確かめる

 仕様グレードや追加オプションなどによって車両の装備には違いがある。クルーズコントロールなど、走行に関する機能を試すには試走が必要だが、難しい場合は、作動ランプの点灯や作動表示だけでもチェックしたい。

ストリーム
ストリーム

オートマチックのチェック

 エンジンをかけてブレーキを踏んだままセレクトレバーを各ポジションに動かして、切り替え時にショックがあるなどの異常がないか試してみよう。

 できれば試走して、ギヤが切り替わる時のショックが激し過ぎないか、滑っている感じがないかも確かめたい。CVTの場合は、まったくショックがないのが正常。また、パドルシフト付きの場合も、動作確認しよう。

後部まで念入りにチェック

 室内は運転席周辺だけでなく、助手席、2列目、3列目、ラゲッジスペースまで、小さな傷や破損などを見落とさないように、しっかりチェックしよう。

 収納ボックス、ポケット、フックなど、各所にある樹脂部品の傷や欠損、取り付け状態にも注意。蓋などの可動部もすべて動かしてみよう。

ストリーム
ストリーム

補修か交換かを判断する

 シートは、汚れや傷、穴あきなどがないか調べるが、染み、擦れ、ほつれなどにも注意しよう。特に運転席は、ドア側の座面と背もたれが傷みやすい。

 汚れや染みはクリーニングで目だだなくなることもあるが、穴や破れの補修は難しい。損傷などがあれば、程度を見極める必要がある。

車両チェックの勘どころ
塗装

●部分的に色調や艶が違う場合には、周辺の状態もチェック。

●タイヤハウス(フェンダーのタイヤを覆っている部分)内に外装塗料が付着しているとか、メッキやゴム部品などに塗料の飛沫が付いているなどの場合も、周辺を詳しく確かめる必要がある。

●ドアの開口部などにマスキング(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留める粘着テープを貼る)跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような直線状の段差があれば、何らかの理由で塗装していることがわかる。

取り付けネジ

●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれているのは、ネジを回している証拠だ。

●普通はネジの頭は塗装されているので、傷は比較的容易に確認できる。無塗装の場合は判断しにくいので、車体の左右を見比べるといい。

溶接とシーラー

●車体を構成する部品が溶接で固定されている部分は、シーラー(接合部の隙間を埋める充填材)が塗布されている。修理や交換で再溶接すると塗り直すので、不自然になっている。

●疑わしい場合は、爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、修理後に新しいシーラーを盛っている。

●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を見比べて判断しよう。

●車体各部はスポット溶接している(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)部位も多いが、修理工場でスポットを打ち直している場合は、直径が5mm以下(新車時は5mm以上が普通)、窪みが深い、2度打ちしたずれなど、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。

●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け

●外板パネルなどを修理すると、組み付ける際に誤差が出ることがあり、それは、隣り合うパネルの隙間(チリ)を見ればわかる。隙間の幅が均等になっていなければ、修理している可能性がある。

●バンパーなどは押されてずれることもあるが、たとえ修理していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。

●モール類(フェンダーからドアにかけて線状に繋がっている飾りなど)やプレスライン(外板が折れ曲がっている角の線)がずれていることからも、立て付けに異常があることがわかる。

クルマの鑑定ならおまかせ!
 中古車の目利きチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行(有料)してくれる。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com
日本自動車査定協会
ストリームについて さらに詳しく 中古車を探す カタログを見る パーツを探す
愛車が高く売れる、しかも手間なく安心。車買取ならGoo-net買取オークション
メールマガジン『@Goo』
中古車目利き講座 新着記事



ブランド別検索
中古車目利き講座  トヨタ トヨタ 中古車目利き講座  日産 日産
中古車目利き講座  ホンダ ホンダ 中古車目利き講座  マツダ マツダ
中古車目利き講座  三菱 三菱 中古車目利き講座  スバル スバル
中古車目利き講座  ダイハツ ダイハツ 中古車目利き講座  スズキ スズキ
Goo-netクルマ関連記事

Goo-net News

新車情報をはじめクルマ業界の
ニュースをいち早くお届け

中古車特集

中古車選びに役立つ情報満載!
あなたにピッタリのクルマが見つかる

新車紹介・試乗

発表されたばかりのニューモデルを
独自で紹介、試乗レポート

中古車目利き講座

上質な中古車を見極めるポイントを
詳しく解説!買う前に要チェック

Goo-net Voice

「燃費をよくするには?」など
今知りたいクルマに関する豆知識満載

今が売り時!旬のクルマ

グーオク(買取オークション)で高値で
売れるクルマをピックアップ

TOP > クルマ関連記事 > 中古車目利き講座 > ストリーム