中古車目利き講座 ホンダ ステップワゴン

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ホンダ ステップワゴン
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ステップワゴン 家族で出掛けるのに使い勝手がいいステップワゴン。たいていはイメージどおりの使い方をしているが、ミニバンは多目的というのが中古車チェックの鍵になる。荷物の運搬に使ったり乱暴な走り方をして、車体の部分的な疲労や走行機能系部品の摩耗が進んでいる車両に注意。室内の汚れや傷などを徹底チェックして、どのように使われていたか推察してみよう。外装は、バンパー(特に下部)やステップなどの傷をチェック。重点チェックポイントは、ドアまわりだ。日頃の手入れがよくない車両もあるので、記録簿を見て、点検整備の時期、オイルや消耗部品の交換など、メンテナンスの状態も探ってみよう。
2001年4月から発売されているモデル。96年にデビューした初代モデルから引き次ぐ室内空間の広さと使い勝手は、2代目となって室内長と室内高が拡大され、「子供を中心とした家族」をコンセプトにして利便性がさらに向上。対座、フルフラット、カーゴなど、シートを多様にアレンジできることも8人乗り3列シートのミニバンとして魅力になっている。エンジンは2.0と2.4リッターで、国土交通省「優-低排出ガス」認定を取得。4速オートマチックトランスミッションは、コラム方式からインパネシフト変更されて操作性が増している。駆動方式は、4WD(4輪駆動)とFF(前輪駆動)。仕様グレードによって、キーレスエントリーや回転シート、パワースライドドアなどが標準で装備されている。
CHECK POINT
01
特に後席を念入りに室内の汚れや傷を探る
02
ドア類の開閉作動とロックの状態を確かめる
03
点検整備の時期と内容を詳細に調べる
全体の雰囲気から探る
車両からやや離れた位置から、全体を見てみよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーはずれていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は均等か? 部分的に艶がないとか、色がくすんでいたり他の部分と違って見えたら、補修したり修理したことが考えられる。大きな事故などを起こした車両は、なんとなく歪んで見えることがある。また、車体の表面を観察すると、見る角度によって歪みや波打っているのを見つけることもある。車体に写った周囲の景色が不自然に歪んでいたり、塗装表面が肌荒れのようになっていたら、修理や補修した跡かもしれない。
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ステップワゴン エンジンルーム内を観察
中古車ショップの店頭に並んでいる車両のエンジンルーム内はクリーニングされている場合と現状のままの場合があるが、一見きれいに見えても、細部を観察してみよう。ゴムホースやベルトの劣化などを点検するのだ。オイルのにじみや汚れにも注意。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。整備手帳の記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。
隙間と色を見る
事故などで前部に大きなダメージを受けると、外板を修理することになるが、新しい部品を組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、隣り合う外板の隙間(チリ)を見ればわかる。フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)、それぞれの隙間の間隔が均一でなければ、外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。車体の左右同じ場所のを見比べるのもチェックのコツだ。また、塗装する際に色合わせがうまくいかないと、色が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色が合っているかもチェックしよう。
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ステップワゴン フェンダーの状態で判断
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷が付いていれば、工具を使ってネジを脱着した跡、つまりフェンダーを交換あるいは修理している。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと判断できる。また、ステップワゴンの場合、フェンダーは衝撃を受けた時に歪んで衝撃を吸収できるステー(薄い鉄板の金具)を介して固定している。ステーが不自然に歪んでいないか、根本の溶接部に手を加えた形跡がないか、観察してみよう。
ボンネットを交換した形跡に注意
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することが多い。ボンネットを固定しているネジを脱着した形跡があったら要注意。事故の修理でボンネットを交換した可能性が高い。まれにエンジンの修理のためにボンネットを脱着することもあるが、その場合は整備記録簿に記録が残っているはずだ。
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ステップワゴン 前部をぶつけるとダメージを受けやすい部品
フロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ鉄板(エンジンルームのいちばん前にあり車体の左右に繋がっている)を観察してみよう。車体前部をぶつけると、高い確率でラジエターサポートを修正あるいは交換することになる。歪みや手を加えた痕跡がないかチェック。周囲と色が違っていたら、交換した証拠と思っていい。フェンダーとの接合部も不自然なところはないか点検しよう。また、ラジエターサポートに固定されているフロントグリルやヘッドライトの状態から、事故やラジエター周辺のトラブルを修理したことが推察できる。
アームの固定部を観察
アーム類は固定しているネジの頭に工具をかけた形跡がないかを見る。ドアの立て付けを修正するためにネジを回すこともあるので、ドア自体と車体を含めてチェックしよう。開閉状態を試して、カチッと閉まらない場合はドアがずれていることが多いが、車体全体が歪んでいることも考えられる。
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ステップワゴン 開閉状態をチェック
通常のヒンジ式ドアに比べるとスライドドアは複雑な構造をしている。まず、スムーズに動くか、開閉の具合をチェック。途中で引っ掛かったり動きが悪い場合は、スライド機構部の不具合が考えられる。各部のアーム(ドアを支えている金具)やレール(アームをスライドさせる溝の金具)などが歪んでいないかをチェックしよう。
側面のダメージを推測する
車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換の際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)のネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。左右のドアを見比べて、特定のドアだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったと考えられる。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジをを脱着した跡があるように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。
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ステップワゴン 取り付け部をチェックする
リアゲートは面積が大きく、後部をぶつけるとダメージを受けやすい。修理や交換したかどうかの目安として、ドアを支えているヒンジの周辺をチェックしよう。まずは、ドアがしっかり閉まるかどうか確かめてみる。そして、ドアを支えている金具(ヒンジ)の固定ネジを脱着した形跡がないか観察する。車体側のヒンジの付け根に板金修理した痕跡や周辺に歪みが残っていないかも見てみよう。
開口部の溶接の状態を見る
リアゲートを開くと、開口部は左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されているのが見える。追突をはじめ、後部が変形するようなダメージを受けて修理した車両の場合は、溶接部分が均一に揃っていないし、車体の左右で違っている。また、板金塗装をしていれば、周囲と色の雰囲気が違って見えることもある。さらに確かめるには、鉄板の継ぎ目に盛って隙間を埋めているシール材を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(爪で押すと「プチッ」と表面が割れる)ようなら、修理の際に新しいシールを盛ったということがわかる。
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ステップワゴン 修理の痕跡を探す
バンパーは、ぶつけた時の衝撃を吸収するために柔らかいステーを介してフレームに固定されている。事故の修理でバンパーを交換をしても、外から見えないステーは修正するだけで済ませているケースもある。バンパー自体と同時に裏側のステーも、不自然な歪みや溶接部に乱れがないかチェックしよう。バンパーが固定されているフレーム部が変形していたり修理した痕跡があれば、事故車(修復歴車)だということは明らかだ。
床下のダメージをチェック
日頃あまり見ることがない、車体の床下もチェックしよう。鉄板の歪みや部分的な変形はないだろうか。また、マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分はそのままにしている(補修や部品交換をしない)ことがあるので、大きなダメージを受けているのを発見することもある。
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ステップワゴン 点検整備記録に目を通す
点検記録簿(整備手帳など)の内容を、車両をチェックする前に確認しておこう。過去にどのような整備を受けてきたのがわかり、車両各部の状態を探る参考になる。定期点検時の走行距離とも突き合わせてチェックしよう。詳細な記録が残っている車両は、走行距離が伸びていてもコンディションがよく、機能部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。
ステップワゴンのコンディションはここで見極める!
車両の扱い方を推測する
シートアレンジのパターンをすべて試してみよう。セットしたそれぞれの状態でシートがしっかり固定されていることを確認。また、インテリアの状態を見れば、どのように扱われていたかが推測できる。特に室内後部の内装やシートに傷が多いとかひどく汚れている場合は、常に荷物を出し入れしていたはず。一般に乗用車として扱われていた車両は、目立つような傷は少ない。シートに染みが付いていたり、カーペットの隙間や裏に食べ物のかすなどが埋まっている場合は、子供を乗せていたと推察できる。犬を乗せていた車両は、しっかり掃除してあってもカーペットの溝や裏に犬の毛や臭いが残っていることもある。
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ステップワゴン 自動開閉機構を試してみる
参考車両は自動オープン&クローズになっているが、機構のちょっとしたトラブルで開閉できなくなることがある。何度か開閉してみて、確実に作動してロックにも問題がないか確認しよう。
エンジンの状態をチェックする
エンジンを始動してみよう。キーを捻って、モーターの回転が弱かったり始動がもたつく場合は、バッテリーが弱っていたり、エンジンの調整が必要かもしれない。エンジンが回っている時に異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、高回転までスムーズに回転が上下するかも試してみよう。
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ステップワゴン 試乗してフィーリングを確かめる
セレクトレバーを操作して、NからDへ、NからRへと、トランスミッションの作動の具合いを試してみる。ギヤが切り替わる時のショックは大きくないか、滑っていないか、異音は聞こえないか、できる限り試走して確かめよう。
日本自動車査定協会
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
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