| 中古車目利き講座 ホンダ ステップワゴン スパーダ |
| HONDA STEPWAGON |
 |
|
 |
ワゴン車の中でもシンプルな箱形デザインで人気があるステップワゴン。スパーダは装備の割に買い得感のある仕様になっている。中古車のチェックは、外装では、バンパーをはじめ、サイドステップ、リアゲートなど、特に車体下部の傷や凹みに注意。さらに、ドアの開閉具合と、室内の汚れなどを徹底チェックだ。エアコンやオーディオといった装備類も必ずスイッチを入れて、作動状態を試してみよう。 |
| スパーダは、2代目ステップワゴンの仕様バリエーション。スポーティパッケージの設定でクールなイメージだ。2.4リッターエンジンと5速オートマチックトランスミッションとのコンビネーションで力強くゆったりとした走り味を持ち合わせている。 |
|
 |
ドア類の開閉状態とロックの具合 |
|
|
|
 |
インテリアの汚れを念入りに |
|
|
|
 |
整備手帳などの点検整備記録 |
|
|
全体の雰囲気を見る
車両からやや離れた位置から、全体を見てみよう。大きな事故などを起こした車両は、なんとなく歪んで見えることがある。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーは車体とズレていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は真っ直ぐか? 部分的に艶がないとか、色がくすんでいたり他の部分と違って見えたら、補修したか修理したことが考えられる。 |
 |
 |
 |
ネジの脱着に注意
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することが多い。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着した形跡があったら要注意。事故の修理でボンネットを交換した可能性が高い。まれに、エンジンの修理のためにボンネットを脱着することもあるが、その場合は整備記録簿に記録が残っているはずだ。 |
エンジンルーム内の様子をチェック
中古車ショップの店頭に並んでいる車両のエンジンルーム内はクリーニングされている場合と現状のままの場合があるが、一見きれいに見えても、細部を観察してみよう。まず、ゴムホースやベルトなど、消耗部品の劣化を点検してみる。オイルのにじみや汚れにも注意。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。整備手帳などに記載された整備記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。 |
 |
 |
 |
固定金具の形状がポイント
ステップワゴンは、フェンダーなどを金具(ステー)を介してフレームに固定している。ステーは薄い鉄板製で、事故などで衝撃を受けると歪んで軽度の衝撃を吸収する仕組みになっている。エンジンルーム内の左右と、ドアを開けると見えるフェンダーの後端部を観察して、不自然な形状に歪んだステーがないか、チェックしよう。車体の左右同じ部分のステーを比べると、異常を確認しやすい。 |
色と隙間を見る
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板を修理することになるが、新しい部品を組み付けの際に誤差が出ることがある。それは、隣り合う外板の隙間(チリと呼ぶ)を見ればわかる。フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)、それぞれの隙間の間隔が均一でなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。同じ場所の車体の左右を見比べるのもチェックのコツだ。また、再塗装したり、新しい外板部品に塗装する際に、色合わせがうまくいかないと、色調が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色が合っているかもチェックしよう。 |
 |
 |
前部をぶつけるとダメージを受けやすい
フロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。車体前部をぶつけると、高い確率でラジエターサポートを修正あるいは交換することになる。歪みや手を加えた痕跡がないか、じっくりチェックだ。周囲と色が違っていたら、交換した証拠と思っていい。フェンダーとの接合部も不自然なところはないか、点検しよう。 |
スライドドアの開閉
通常のヒンジ式ドアに比べると、スライドドアは複雑な構造をしている。参考車両はオートオープン&クローズが装備されているが、ドアを支えている各部のアームやレールなどが歪んでいないかをチェックしよう。アーム類は、固定しているネジの頭に工具をかけた跡がないかもチェック。ドアの立て付けを修正するときにもネジを回すことがあるので、ドアを交換したり修理した疑いがある時には、周辺にも修理した形跡がないか点検してみよう。 |
 |
 |
 |
ドアヒンジから側面のダメージを推測する
車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換の際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)のネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右のドアを見比べて、特定のドアだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったと考えられる。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着したように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
リアゲートの取り付け部をチェック
リアゲート(リアドア)は面積が大きく、後部をぶつけるとダメージを受けやすい。修理や交換したかどうかの目安として、ドアを支えている金具(ヒンジ)の周辺をチェック。まず、ヒンジを固定しているネジを脱着した跡がないか点検。車体側のヒンジの付け根に板金した痕跡や周辺に歪みがないかも見てみよう。そして、ドアがスムーズにしっかり閉まるかどうか、確かめてみる。ドアがずれていたり、車体が歪んでいて、金具の位置がずれているためにスムーズにロックできない例もある。また、開閉状態もチェックしてみよう。リアゲートを途中で止めてみて、下がってこなければ大丈夫。開閉を補助しているロッド(ダンパー)がへたっていれば、交換するしか手がない。 |
 |
 |
車体チェックの前に整備記録に目を通す
整備手帳などに記入された記録を見て、きちんとメンテナンスを受けてきたかどうかを、チェックしよう。定期的に点検や整備を受けて消耗部品も交換しているなら、走行に関わる部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。 |
床下のダメージをチェック
日頃あまり見ることがない、車体の床下もチェックしよう。鉄板の歪みや部分的な変形、マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうか、探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がなく、見えない部分はそのままにしていることがあるので、大きなダメージを発見することもある。 |
 |
 |
給油口の蓋を点検
車体の後部で意外な盲点といえるのが、フューエルリッド(給油口の蓋)だ。後部フェンダーにダメージを受けて板金塗装(修理)する際は、フューエルリッドを外すことがある。また、他の部分を修理して塗装する時に、色を合わせるために外して利用することもある。フューエルリッドを外した形跡がないか、固定している部分に不自然な傷がなどがないか、チェックしてみよう。 |
| ステップワゴン・スパーダのコンディションはここで見極める! |
|
装備類を操作してみる
ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなどの作動をチェックするのは常識だが、エアコンやオーディオシステムなどの装備機器も、必ずONにして正常に機能しているかチェックしよう。純正、社外製品を問わず、オーディオ類やカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。 |
 |
 |
試走してチェック
オートマチックは、NからDへ、NからRへと、各ポジションにセレクトレバーを操作して、作動の具合いを試してみる。また、切り替え時のショックは大きくないか? クルマが動き出すタイミングが長かったり、加速する時に滑っていないか? できる限り試走して確かめよう。 |
トラブルを事前に察知する
エンジンを始動してみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するか試してみよう。 |
 |
|
|
 |
| クルマの鑑定ならおまかせ! |
中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
|
|
 |
|