| MAZDA SPIANO |
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角に丸みのある箱型デザインの個性的な外観に、立体駐車場にも入れる低めの車高に抑えながら開放感のある広い室内空間を確保して、ヤングファミリー向けワゴンに仕立てられているスピアーノ。発売から3年に満たないので中古車は年式が新しいうえに、家族やカップルで使った車両が主なために極端にコンディションが悪い車両は少ないといえる。バンパーや車体に付いた擦り傷や小さな凹みをチェック。インテリアも汚れ具合や傷に注意しながら観察しよう。車体まわりをチェックする前に整備手帳の記載された記録内容を確認しておくこともポイントだ。 |
| スピアーノは、2002年2月から発売されている現行モデル。スズキ・アルト・ラパンの兄弟車だ。仕様グレードは、6タイプ。エンジンは3気筒でターボの設定もある。トランスミッションは、4速オートマチックのみ。駆動方式は、前輪駆動とフルタイム4輪駆動がある。ベーシックな「G」は、装備が簡素化されていて普段の足には十分。「L」にはベンチシートが設定されて、カップホルダーやフットパーキングブレーキなどを備える。「ターボ」や「SS」は、走りに余裕がある。 |
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実用車は室内の荒れ方を見る |
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点検整備記録で日頃の扱いを推測 |
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試走してエンジンをチェック |
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車体の映り込みを観察する
車両からやや離れて、車体に映る周囲の景色を見てみよう。歪みや凹み、あるいは波打っているのを見つけることもある。塗装表面が肌荒れ状態になっている場合も、事故を起こすなどして板金塗装した修理跡かもしれない。正面、左右、上下から、見る角度を変えてみると異常を見つけやすい。 |
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前部のダメージ跡が残りやすい
ボンネットを開けて、フロントグリルの後ろにある(エンジンルームの前部で左右に渡してある)ラジエターサポートと呼ぶ部品を見てみよう。これは、車体前部をぶつけると、簡単にダメージを受けるので、修正あるいは交換することが多い。左右のフェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。塗装してあったり、周囲と比べて異常にきれいな部分は、修理した跡かもしれない。また、エンジン関係の部品や、オイル漏れなどをチェックしよう。 |
エンジンルーム内の状態を観察
ボンネットを開けて、エンジンルーム内各部の塗装の様子を観察しよう。車体と左右のフェンダーをはじめ、ラジエターを支えているラジエターサポートの色を見比べる。色の違いがポイントだ。一部だけ色合いが異なっていれば、修理して再塗装した可能性がある。周囲と比べて異常にきれいな部分も、修理した跡かもしれない。また、エンジン関係の部品や、オイル漏れなどをチェックしよう。 |
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ボンネットの交換は事故修理の履歴?
ボンネットを支えている金具(ヒンジ)のネジに工具をかけた形跡を発見したら、ボンネットを交換しているかもしれないので、事故を疑ってみる。ただし、エンジンを修理するためにボンネットを外す場合もある。もし、エンジンの整備などのために外したのなら、整備手帳に記録が残っているはずだから、確かめてみよう。 |
色と隙間を見る
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板パネルを修理することになるが、組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、各パネル同士の隙間(チリと呼ぶ)を見ればわかる。フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)、それぞれのチリが均一になっていなければ、手を加えた(修理した)可能性が高い。同じ場所の車体の左右を見比べるのもチェックのコツだ。また、再塗装する際に、色が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色艶が合っているかもチェックしよう。 |
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フェンダーの状態から推測
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷があるのは、工具を使ってネジを脱着した跡。つまり、フェンダーを交換あるいは修理したと判断できる。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと推察できる。 |
開口部の溶接状態を見る
リアゲートを開くと、開口部は左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されているのが見える。追突をはじめ、後部が変形するようなダメージを受けて修理した車両の場合は、溶接部分が均一に揃っていないし、車体の左右で違っている。また、板金塗装をしていれば、周囲と色の雰囲気が違って見えることもある。さらに確かめるには、鉄板の継ぎ目に盛って隙間を埋めているシール材を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(爪で押すと「プチッ」と表面が割れる)ようなら、修理の際に新しいシールを盛ったということがわかる。 |
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リアゲートを支えている部分
後部をぶつけると、リアゲートもダメージを受けやすい。修理や交換したかどうかをチェックするには、ゲートを支えている金具(ヒンジ)を見る。ネジの頭の塗装に傷があるなど、ネジを脱着した形跡がないかどうか見てみよう。ヒンジが接している周辺の鉄板が歪んでいる場合は、ダメージが大きかったと推測できる。また、ゲートがしっかり閉まるかどうかも目安になる。車体の後部全体が歪んでいると、リアゲートの位置が微妙にずれていることもある。そして、開閉のチェック。リアゲートを途中で止めてみて、下がってこなければ大丈夫。開閉を補助するロッド(ダンパー)がへたっていれば、交換するしか手がない。 |
給油口の蓋を外すことがある?
車体後部にある意外なチェックポイントが、フューエルリッド(給油口の蓋)。リアフェンダーを板金修理するために外すことがある。ネジを脱着した形跡がないか点検してみよう。また、フューエルリッドの色を参考に塗料を調合するために外すもある。取り外した形跡があれば、再塗装するなど、他の部分を修理したことも考えられる。 |
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側面のダメージを推測する
車体側面のドア部分に損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換の際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右ドアのネジを見比べて、特定のドアだけネジの頭に傷が多ければ脱着したことが疑える。ただし、新車組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着しているように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
床下のダメージをチェック
車体の床下も覗いてみよう。鉄板の歪みや部分的な変形、マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分はそのままにしていることがあるので、大きなダメージを発見することもある。 |
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スペアタイヤの周辺をチェック
ラゲッジルームの床に収納されているスペアタイヤを外してみよう。床部にダメージを受けた歪みなどを見つけこともある。塗装が周囲と違っているなど、部分的な異常があれば、後部を修理しているかもしれない。また、床を調べたついでに、スペアタイヤ自体の状態(空気圧や傷の有無など)もチェックしよう。 |
点検整備記録に目を通す
点検記録簿(整備手帳など)の内容を、車両をチェックする前に確認しておこう。過去にどのような整備を受けてきたのがわかり、車両各部の状態を探る参考になる。定期点検時の走行距離とも突き合わせてチェックしよう。詳細な点検整備記録が残っている車両は走行距離が伸びていて走行機能系部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。 |
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ホイールの傷とタイヤの減り方に鍵
ホイールキャップに傷が多い車両は、運転が乱暴だったり、不注意に扱っていたことが想像できる。また、タイヤの摩耗状態もチェックしよう。極端にタイヤの一部が減っている(偏摩耗の状態)場合は、アライメント(タイヤの取り付け角度)が狂っているかもしれない。参考車両は、ホイールのセンターキャップが付いていないが、新古車ということで全体のコンディションは良好だった。 |
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シートのクッションをチェック
実用車の場合は、走行距離のわりに乗り降りが多く、乗降時にシートに体重を預けるなどして負担がかかるので、シートのドア側の部分(座面の横)がヘタることが多い。サイドパッド部のすり切れやしわなどからも、乗降の多さが推察できる。 |
試走してチェック
オートマチックトランスミッションは、セレクトレバーをNからDへ、NからRへと、各ポジションに入れてみて、作動の具合いを試してみる。また、ギヤの切り替え時のショックは大きくないか? アクセルを踏むのと連動してスムーズに発進や加速ができるか? できるだけ試走して確かめよう。 |
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トラブルを事前に察知する
エンジンを始動してみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、回転がスムーズに上下するか試してみよう。 |
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
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