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参考車両 : クーペ350GT
初年度登録2003年6月 |
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NISSAN
SKYLINE COUPE UA-CPV35
日産 スカイライン クーペ |
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| 2ドアで高価格といった条件もあり、趣味性が高いことから、ユーザーはクルマ好きが多い。丁寧に扱われて整備状態も良好な可能性が高いともいえる。基本チェックはどんなクルマも同じだが、外観の見栄えよりも、見えない部分のダメージや修理跡に注意しよう。中には激しい走りによって各部の消耗や疲労が進んでいる車両もある。改造部品が付いていたり、エンジンや変速機、駆動系などから異音が出ている場合は要注意だ。 |
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| ●参考車両と同時期の仕様グレード設定 |
| グレード |
型式 |
シフト |
駆動 |
| 350GT プレミアム |
UA-CPV35 |
5M-AT |
FR |
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UA-CPV35 |
6MT |
FR |
| 350GT |
UA-CPV35 |
5M-AT |
FR |
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UA-CPV35 |
6MT |
FR |
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●2001年6月の11代目スカイラインセダン発売後の2003年1月に2ドアクーペも発売。(1月にAT仕様、2月にMT仕様を発売。北米ではインフィニティG35として2002年11月に先行発売している)
エンジンは3.5リッター(3498cc)で、駆動方式はFR(後輪駆動)。トランスミッションは、5M-AT(マニュアルモード付5速オートマチック)と6速マニュアルがある。
グレードはシンプルで、ベーシックな「350GT」と上級仕様の「350GTプレミアム」の2タイプ。プレミアムには、BOSEサウンドシステムや専用の本革シートなどがコーディネートされている。
また、6速マニュアル車は、18インチホイールやブレンボブレーキを装着している。
その後、2003年10月に日産70周年記念特別仕様車発売。2004年11月に一部改良。2005年にマイナーチェンジし、ヘッドランプなどのデザインや、インテリアなどが変更されている。 |
全体の様子から掴む
車両から少し離れて、全体を観察しよう。車体の傾き、各部の立て付けなどをチェック。
前面は、バンパー/グリル/ボンネットが並んでいる横線がずれていないか。ヘッドライトを含めて左右対称になっているかを確かめる。
左右ヘッドライトのバランスも見てみよう。片方だけ新しい(交換している)場合は、単なる破損などで交換したのか、車体部の修理に伴う交換なのか、詳しく探る必要がある。
ナンバープレートの様子にも注意。曲がり(変形)や傷、外した形跡などがあれば、車体前部を修理している疑いがある。 |
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斜めから透かして見る
車体表面は、見る角度を変えながらチェックしよう。斜め方向から透かして見ると、見落としがちな浅くて広い凹み、エクボと呼ばれる小さな凹み、あるいは波打ち(しわ)なども確認できる。
しわが寄っているのは、衝撃を受けているか、板金修理跡だ。
また、塗装の艶が周囲と違っていたり、変色や色むら、荒れている(ざらざらしている)など、部分的に異常がある箇所も、補修あるいは修理跡の可能性がある。 |
整備状態を確かめる
ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品の点検を中心に整備状態をチェック。冷却水やオイルの量および汚れ、ブレーキ液量なども確かめたい。エンジン部のオイル汚れやにじみ(漏れの兆候)にも注意しよう。
新しい部品が付いているのを見つけたら、故障や整備で交換したのか、車体部の修理に伴う処置なのか、確かめよう。
異常を判断する手がかりは、定期点検整備記録簿にある。 |
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鉄板部分を調べる
エンジンルーム内各部の鉄板を見てみよう。フェンダー側のインナーパネルや室内側のダッシュパネルの他に、スカイラインには二重隔壁(遮音、遮熱、振動減衰などの対策)を設けている。
修理跡(溶接、シーラー、塗装の異常)をはじめ、歪みやしわなどがないか、チェック。
部品やネジなどに塗装の飛沫(塗装スプレー跡)が付着している場合は、周辺に修理跡がないか、探ってみよう。 |
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ボンネットのチェック
外観表面の傷や凹みをチェックするだけでなく、裏側に修理跡などがないかも調べよう。
ダメージを負うと、交換することもある。ヒンジ(支えている金具)の取り付け部をチェック。ボンネットを交換している形跡がある場合は、ボンネットだけの損傷か、車体から影響を受けたのか、周辺を詳しく再チェックしよう。 |
車体前部の必須チェック
エンジンルームのいちばん前で車体の左右に繋がっている「ラジエターコアサポート」は、車体前部をぶつけると修理や交換することも多い。
スカイラインは樹脂製(ガラス繊維強化プラスチック)なので、損傷を受けると交換することになる。取り付け状態を確かめよう。フェンダー上部とフロントグリル、ヘッドライトなど、関連する他の部品の取り付け状態にも注意。 |
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取り付け状態にヒント
フロントフェンダーは、エンジンルーム内とピラー(ドアを開けると見える柱)にある固定ネジを確かめよう。脱着した形跡があれば、板金修理するために外したか、交換している可能性がある。
フロントフェンダーは重要な補強部材ではないので、傷や凹みを補修したり、修理していても修復歴車にはならないが、外して修理/交換していれば、周辺部にもダメージが及んでいないか、確かめる必要がある。 |
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隙間の幅と色調を見る
外板部品は、ダメージを受けてずれる、あるいは交換修理で誤差が出ることもある。
例えば、車体前部側面では、フェンダー、ドア、ピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)、バンパーなどが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等かどうか、チェックしよう。
また、隣り合う外板パネルの塗装を見比べよう。補修や修理、交換していれば、仕上がった色が微妙に違っていることもある。 |
推察と確認で総合判断する
ドアに大きな損傷を受けると、外して修理したり、交換してしまうことも多い。ドアヒンジの固定ネジをチェック。
ただし、立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジ脱着の形跡だけでは即断できない。ドア自体と周辺を調べて判断する必要がある。 |
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フェンダーのチェック
フェンダーの膨らんでいる部分を擦って傷付けている車両を見かけることもあるが、擦り傷を見つけたら、凹みを伴っていないか、確かめよう。
また、ホイールアーチ(フェンダーの縁を内側に折り返している部分)に修理跡などはないか、チェック。特にスポット溶接の打ち直しに注意しよう。
リアフェンダーは、フューエルリッド(給油口の外蓋)を開けてみよう。内部にマスキング跡がないか、チェック。リッドを交換していたり、リッドの色が周囲と違っている場合も、リアフェンダーを修理しているヒントになる。 |
タイヤとホイールを確認
タイヤは、残り溝が残っている(スリップサインに達していない)ことを、前後左右4本とも確認。
減っていなくても、減り方を見てみよう。接地面の一部が極端に減っている「偏摩耗」を見つけたら、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいはダメージを受けて車体が歪んでいるのか、確かめる必要がある。
ホイールは、リム部(タイヤと接している外周部)に注意。傷を見つけたら凹みを伴っていないか、確かめよう。大きな衝撃を受けていると、ホイールの変形にも気を付ける必要がある。 |
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後部のチェックポイント
前部と同様に、バンパー、トランクリッド(トランクの蓋)、コンビネーションランプ(リアライト)が並んでいる横線と縦線、左右バランスをチェックしよう。
トランクリッドの立て付けを見て、全体に狂っていれば、トランクリッドがずれているか、車体の歪みが疑える。片側だけに異常があれば、その側の車体部を修理していると判断できる。
トランクリッドを開閉して、スムーズに閉まらない場合も、ずれているか、あるいは車体が歪んでいることも考えられる。
ただし、ロック機構の不具合などなら、調整で直ることもある。 |
修理/交換の形跡はないか
後部に大きなダメージを負うと、トランクリッドを交換することもある。ボンネットと同様に、ヒンジ部のネジをチェック。もちろんトランクリッド自体の修理/交換跡の有無も探ろう。 |
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鉄板の接合部を確かめる
トランクの開口部を見ると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで、接合されている。溶接やシーラー、塗装状態などをチェック。特にスポット溶接の乱れや打ち直しに注意しよう。リンク式(ダンパー式)ヒンジを外した形跡もヒントになる。
後方から強い衝撃を受けると、キャビン(室内部)との接合部やルーフパネルの前部にまで波及することもある。修理箇所を見つけた場合は、関連する部分も詳しく調べる必要がある。 |
見栄えだけに捕らわれない
ドア開口部のメタルプレートの傷が気になるが、それよりも、サイドシル(車体左右の前後方向に通っている梁)のほうが重要。下部も覗いて、凹みや修理跡などがないか、確かめよう。 |
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床下も観察
フレームやメンバー(補強部材)などの車体骨格を構成する部分に傷や歪み、修理跡などがないか、確かめよう。
マフラーなどの部品類に傷や凹み、交換している形跡がないかも、チェックしよう。サスペンション部品など損傷がある場合は、走行に問題がないかを見極める必要もある。
錆が発生しているのを見かけることがあるが、浮き錆程度なら気にすることはない。ただし、溶接部分の錆(熱を加えると錆が発生しやすい)には注意が必要。修理/交換の疑いがある。 |
車両の情報書類を確認
車両各部の状態を探る参考になる定期点検整備記録簿は、記載内容を必ずチェック。
また、車両の取扱説明書の他に、カーナビなどの説明書が揃っていることを確かめよう。 |
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トラブルの兆候を探る
エンジンをかけて、始動やアイドリングの状態をチェック。
実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽くゆっくりと煽ってみて、スムーズに回転が上下するかどうかも試してみよう。
スカイラインの6気筒エンジンは、正常なら回転は静かだ。異音が聞こえたり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。 |
装備機器を操作してみる
保安機器(ウインカー、ホーン、ヘッドライト、ブレーキやバックなどのテールランプ類)が確実に作動することをまずチェック。
さらに、電装機器や電動機構なども、正常に機能していることを確かめよう。例えばエアコンは、温度調節や風量も試してみるなど、スイッチを入れるだけでなく、調整操作してみる。
運転席まわりだけでなく、すべてのパワーウインドウの開閉や座席ランプの点灯なども、忘れずにチェックしよう。 |
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オートマチックをチェック
セレクトレバーを操作して、トランスミッションの状態をチェック。
エンジンをかけて、ブレーキを踏んだまま、PからDへ、NからRへなど、各ポジションにレバーを動かして、切り替え時にショックがあるなどの異常がないか、試してみよう。
できれば試走して、ギヤが切り替わる時のショックが激しくないか、繋がるタイミングが長すぎないか(滑っている感じがないか)もチェック。マニュアルモードの具合も確かめたい。 |
表皮の擦れにも注意
室内は、汚れや傷などの有無を調べるが、シートのサポート部にも注意。座面が低いこともあり、乗り降りを繰り返すうちに擦り切れてしまうことがある。特に運転席の右側をチェックしよう。 |
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塗装 |
●部分的に色調や艶が違う場合には、周辺の状態もチェック。
●タイヤハウス(フェンダーのタイヤを覆っている部分)内に外装塗料が付着しているとか、メッキやゴム部品などに塗料の飛沫が付いているなどの場合も、周辺を詳しく確かめる必要がある。
●ドアの開口部などにマスキング(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留める粘着テープを貼る)跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような直線状の段差があれば、何らかの理由で塗装していることがわかる。 |
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取り付けネジ |
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれているのは、ネジを回している証拠だ。
●普通はネジの頭は塗装されているので、傷は比較的容易に確認できる。無塗装の場合は判断しにくいので、車体の左右を見比べるといい。 |
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溶接とシーラー |
●車体を構成する部品が溶接で固定されている部分は、シーラー(接合部の隙間を埋める充填材)が塗布されている。修理や交換で再溶接すると塗り直すので、不自然になっている。
●疑わしい場合は、爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、修理後に新しいシーラーを盛っている。
●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を見比べて判断しよう。
●車体各部はスポット溶接されている(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)部位も多いが、修理工場でスポットを打ち直している場合は、直径が5mm以下(新車時は5mm以上が普通)、窪みが深い、2度打ちしたずれなど、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。
●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。 |
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立て付け |
●外板パネルなどを修理すると、組み付ける際に誤差が出ることがあり、それは、隣り合うパネルの隙間(チリ)を見ればわかる。隙間の幅が均等になっていなければ、修理している可能性が高い。
●バンパーなどは、押されてずれることがある。たとえ修理していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。
●モール類(フェンダーからドアにかけて線状に繋がっている飾りなど)やプレスライン(外板が折れ曲がっている角の線)がずれていることからも、立て付けに異常があることがわかる。 |
クルマの鑑定ならおまかせ!
中古車の目利きチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行(有料)してくれる。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
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