| MAZDA ROADSTER |
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マツダ・ロードスターは、軽量オープンカーとして人気が高く、スポーティな走りを楽しめるのが魅力。中古車になると、サーキットなどでの過激な走行や負担をかけて車体の疲労や走行機能系統の消耗などが進んでいる車両も混在している。基本的な車体チェックと同時にエンジンや変速機までしっかり点検。オイルのにじみや部品の交換などにも目を光らせよう。また、改造部品を使って強化したり性能向上を図っている車両もあるが、過度の改造や自分の走りに合わない調整になっている場合は特に注意。いずれにしても、スポーツカーに属しているクルマは、点検整備記録と付き合わせながら細部まで念を入れてチェックすることと、できるだけ試乗して各部の状態を確かめることが重要な目利きポイントだ。 |
| 1989年9月〜1997年12月の初代マツダ・ロードスターは、別名ユーノス・ロードスターと呼ばれ、ユーノス店で販売されていた。マツダが、世界中の市場から消えつつあったライトウェイトオープンスポーツという分野を復活させ、輸出名ミアータとして日本よりも先に海外で販売されている。妥協を捨てて軽量化にこだわった車体と、年輩者にはどこか懐かしく、若い人には新鮮に映るスタイリングで、クルマの運転を楽しむ人にはうってつけの手軽なスポーツカーだ。エンジンは、1.6と1.8リッターがあり、1.8のほうは1993年以降から設定されている。トランスミッションは、オートマチックまたはマニュアル。仕様には、ベーシック、Sスペシャル、Vスペシャルが用意され、Mスペシャルというアップグレードタイプもある。 |
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幌の開閉と雨漏りを念入りに |
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エンジンと走行系は必ず試走して |
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走行中の車体からのきしみ音 |
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全体から異常を見つける
車両からやや離れた位置から、車体全体を見てみよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーはずれていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は均等か? 部分的に艶がないとか、色がくすんでいたり他の部分と違って見えたら、補修したか修理したことが考えられる。さらに車体に映る周囲の景色を見てみよう。歪みや凹み、あるいは波打っているのを見つけることもある。塗装表面が肌荒れ状態になっている場合も、事故を起こして板金塗装した修理跡かもしれない。正面、左右、上下から、見る角度を変えてみると異常を見つけやすい。 |
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ボンネットの交換は理由が問題
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することも少なくない。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着した形跡があったら要注意。事故の修理でボンネットを交換した可能性が高い。まれにエンジンの修理などのためにボンネットを脱着することもあるが、その場合は整備記録簿に記録が残っているはずだ。 |
フロントガラスの付け根の周辺に大きなヒント
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板パネルを修理することになるが、組み付けの際に誤差が出ることがある。それは、各パネル同士の隙間(チリと呼ぶ)を見ればわかりやすい。フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)、それぞれのチリが均一でなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。同じ場所の車体の左右を見比べてみるのもチェックのコツだ。また、再塗装する際に、色合わせがうまくいかないと、色が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色が合っているかもチェックしよう。 |
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エンジンルーム内を観察する
ボンネットを開けて、エンジンルーム内各部の塗装の様子を観察しよう。車体と左右のフェンダーをはじめ、ラジエターを支えているラジエターサポートの色を周辺と比べてみる。色の違いがポイントだ。一部だけ色合いが異なっていれば、修理した可能性がある。周囲と比べて異常にきれいな部分も、修理した跡かもしれない。さらに、細部も観察して、ゴムホースやベルトなどの消耗部品の劣化を点検しよう。オイルのにじみや汚れにも注意。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかる整備手帳の記録を参考にしながらチェックしよう。 |
フェンダーの状態から推察
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷があるのは、工具を使ってネジを脱着した跡。つまり、フェンダーを交換、あるいは修理したと判断できる。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと推察できる。 |
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前部をぶつけるた証拠が残る
エンジンルームの前部にあるラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。前部をぶつけると、高い確率でラジエターサポートを修正あるいは交換することになる。歪みや手を加えた痕跡がないか、念入りにチェックしよう。周囲と色が違っていたら、交換した証拠と思っていい。フェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。 |
車体後部を観察する
トランクを開けて、テールランプの上部を見ると、左右両側共に鉄板がサイドから回り込んで、スポット溶接(丸い点状の窪みが並んでいる)で固定されているのが見える。追突をはじめ、後部が変形するような事故などで修理した車両は、再溶接した溶接跡が乱れていたり、左右を比べて見ると状態が違っている。 |
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支えている金具部分をチェック
後部をぶつけると、トランクリッド(トランクの蓋)までダメージを受けることがある。修理や交換したかどうかをチェックするには、リッドを支えている金具(ヒンジ)を見る。固定しているネジの頭の塗装に傷があるなど、ネジを脱着した形跡がないかどうか見てみよう。ヒンジが接している周辺の鉄板が歪んでいる場合は、ダメージが大きかったと推測できる。また、フードがしっかり閉まるかどうかも目安になる。車体の後部全体が歪んでいると、リッドの位置が微妙にずれていることもある。 |
床下を覗いて部品もチェック
日頃あまり見ることがない、車体の床下もチェックしよう。鉄板の歪みや部分的な変形、マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうか探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分はそのままにしている(補修や交換していない)ことがあるので、大きなダメージを発見することもある。 |
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側面のダメージを推測する
車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換の際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右のドアを見比べて、特定のドアだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったと考えられる。ただし、新車の組み立て時や、ドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着したように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
ドアの開口部を観察する
ドアを開けると、開口部の下に鉄板の継ぎ目がある。リアフェンダー周辺の車体にダメージを受けると、修理するために継ぎ目から鉄板を剥がすことがある。一度鉄板を剥がすと、元と同じ状態には戻らない。それは、継ぎ目部分の溶接の状態を見ればわかる。車体左右の同じ場所を見比べれば、違いがわかりやすい。 |
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ヘッドライトの作動点検
ロードスターのヘッドライトは、最近では珍しくなったリトラクタブル(ポップアップ)式になっている。ライトスイッチをオンにして、左右とも問題なくスムーズに開閉するかどうか、チェックしよう。左右の動きが極端に違う場合は、作動モーターを交換する修理が必要かもしれない。また、光軸(ライトの照射角度)は合っているか、さらにライトシェル(ランプのカバー)の樹脂が白濁していないかなども点検しよう。 |
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タイヤの状態で走り方を推測する
走行距離とタイヤの減り具合を見よう。高年式車で走行距離が少ない場合、偏摩耗(極端にタイヤの一部が減っている状態)に注意。アライメント(タイヤの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいは事故で受けたダメージなどで車体が歪んでしまったのかを確かめる必要がある。また、タイヤの接地面だけでなく角や側面まですり減っていたら、激しい走り方をしていたと推測できる。その場合は、車体やエンジン、サスペンションなど各部に負担をかけていると判断できるし、走行に関わる部品などの消耗も進んでいるはずだ。また、自動車メーカー純正以外の太いホイールとタイヤ、あるいはサスペンションを交換している(たいていは色が付いた目立つ部品が付いている)などの改造車両は、専門家に相談したほうがいいだろう。 |
かなめの幌を念入りチェック
オープンカーは、幌が重要なポイント。まず、スムーズに開閉できるかをチェック。車体が歪んでいるせいでしっかり開閉できない場合もある。次に、幌の状態を観察してみよう。すり切れていたり傷が付いていると、雨漏りの原因になる。さらに、幌を固定するフロントガラス上部のゴムの部分に損傷がないことをチェック。幌部からの水漏れが心配なら、できればホースで水をかけてチェックするといい。ただし、走行中はフロントガラス周辺に風圧がかかり風の流れも違うので、雨天走行時の雨漏りまでは厳密にチェックはできないことを知っておこう。 |
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リアウインドウは割れやすい
幌に組み込まれているリアウインドウは樹脂製のために劣化が激しく、紫外線に当たって白濁したり硬化することがある。一見きれいに見えても、硬化が進んでいると、真冬に幌を開閉したとたんに割れてしまうこともある。車体まわりは程度がよくて屋根だけ状態がよくないといった車両は、幌を交換したほうが得策という場合がある。 |
エンジンの具合をチェック
エンジンを始動してみよう。回転中に異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、回転がスムーズに上下するか試してみよう。 |
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試走して確かめる
トランスミッションは、確実に切り替えができるかどうか、異音が発生していないか、確かめてみよう。オートマチックは、NからDへ、NからRへなど各ポジションにセレクトレバーを動かしてみる。ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかもチェック。使い方によっては5万kmも走行しないうちに不具合が出ることもある。アクセルを踏んで動き出す時や加速する時のタイミングが長い場合は、繋がりが悪くなって滑っているので要注意だ。マニュアルトランスミッションは、クラッチの切れ具合をチェック。スムーズにクラッチが断続できるか試してみよう。扱いが悪いと1万kmに満たない走行距離で消耗し、滑っていることもある。また、できれば試走して、1速からシフトアップ&ダウンを繰り返し、スムーズにギヤチェンジできるかどうかをチェックしよう。 |
シートのへたりにも目を配る
ファブリック(布製)のシートは、汚れは目立ちにくいが座面は意外に汚れている。たいていはカーケア用品などで目立たなくすることもできるが、傷やタバコの焼けこげなどは補修したりシートを交換するなどしか手がない。また、乗り降りする時に体重を預けるのでドア側のサイドパット(シート座面横の盛り上がった部分)に負担がかかる。特に頻繁に乗り降りしている場合は、走行距離のわりにヘタっていることが多い。 |
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