| TOYOTA RAV4 L |
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ラヴ4は、SUVに分類されることも多いが、もともとは生活4WD+RVという独自のジャンルで、どちらかといえばクロスカントリー車(ライトクロカン)に近い。レジャーを中心にスキーに行く足などでも大活躍していることが、中古車目利きのポイントだ。リアゲートの開閉具合や床下の錆の発生などを確認しよう。車両がどの地域で使われていたかも鍵になる。降雪地で日常的に使われている場合は、路面に撒く除雪剤の影響を受けていることも考えられる。中には乱雑に扱われていたり、手入れしていない乗りっ放しの車両もあるので、車室内の状態を念入りにチェック。記録簿に記入された内容と時期を見て、しっかり点検整備しているかも探ってみよう。 |
| 2000年5月から販売されている、都会派SUVとしてモデルチェンジした2代目のRAV4。販売チャンネルの違いで、RAV4 Lはカローラ店、兄弟車のRAV4 Jはネッツ店の扱いになる。参考車両は5ドアロングだが、3ドアショートもある。エンジンは1.8リッターと2.0リッター。1.8はFF(前輪駆動)で4速オートマチックの組み合わせ。2.0は4WD(4輪駆動)で4速オートマチックと5速マニュアルがある。グレードは、3/5ドア共にXとエアロスポーツ、5ドアにはワイドスポーツがあり、3タイプの設定。Xには、本革巻きステアリングやオートエアコンが標準装備のGパッケージもある。2001年7月に、ISO FIX対応チャイルドシート固定専用バーが標準装着。2003年8月のマイナーチェンジで外観および内装の一部変更、エンジンも改良されている。 |
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インテリアの汚れや傷を隅まで念入りにチェック |
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使用場所と走行距離によっては床下の錆に注意 |
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ドアがスムーズに閉まるかで車体後部の疲労も点検 |
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エンジンルーム内の不自然な塗装と部品
エンジンルーム内の各部の塗装の状態を見てみよう。車体内部と左右のフェンダー、ラジエターを支えているラジエターサポートなど、各部の色を見比べながら色の違いを探ってみる。一部だけ色合いが異なっていたり、周囲と比べて不自然にきれいな部分があれば、そこは修理した後で再塗装した可能性がある。さらに細部に目を向けて、ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品を中心にエンジン関係の部品をチェック。オイルのにじみや汚れにも注意。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。整備手帳の記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。 |
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車体側面の映り込みを観察する
全体が見渡せる位置まで下がって、車両を眺めてみよう。車体表面の色艶をチェックしながら、車体が傾いていたり、歪んでいないか、じっくりと観察してみよう。車体とバンパーの隙間が一定でなかったり、ナンバープレートがずれていたり、左右のヘッドランプの色が違っているようなら、事故歴があるかもしれない。さらに、車体の表面を細かく観察してみよう。車体に写った周囲の景色が不自然に歪んでいたり、塗装表面が肌荒れのようになっていたら、修理や補修した跡かもしれない。正面、左右、上から、下から、見る角度を変えてみると、異常を見つけやすい。 |
前部をぶつけると簡単にダメージを受ける
ボンネットを開けて、フロントグリルの後ろにある(エンジンルームのいちばん前で車体の左右に繋がっている)ラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。事故などで車体前部をぶつけると、修正あるいは交換修理する確率が高い。歪みや手を加えた痕跡がないかチェック。周囲と色が違っていたら交換した証拠と思っていい。左右のフェンダー部に通じている接合部や他の部品類の固定部に、ネジを脱着した形跡や不自然なところはないかも点検しよう |
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ボンネットの交換には理由がある
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することも少なくない。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを見て、脱着した形跡があったら要注意。事故の修理でボンネットを交換した可能性が高い。まれにエンジンの修理などのためにボンネットを脱着することもあるが、その場合は整備記録簿に記録が残っているはずだ。 |
色と隙間を見る
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板パネルを修理することになるが、外板部品を組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、各パネル同士の隙間(チリ)を見ればわかりやすい。フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)など、それぞれのチリが均等の幅になっていなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。判断が微妙な時は、車体の左右の同じ場所を比べてみよう。また、再塗装すると、色が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色艶が合っているかもチェックしよう。 |
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車体前部の修復
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷あるなど、工具を使ってネジを脱着した跡があれば、フェンダーを交換した可能性がある。フェンダーを交換していても事故車(修復歴車)とはいわないが、車体の前部を広範囲にわたって修理しているかもしれない。交換していなければ、大きな事故を起こしていないといえる。 |
側面のダメージを推測する
車体側面のドア部分に損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換する場合は、ドアを支えている金具(ヒンジ)の固定ネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。工具を使えばネジの頭に傷が残るのですぐにわかるが、判断しにくい場合は、左右ドアのネジを見比べるといいだろう。特定のドアだけネジの頭に傷が多く付いていれば脱着したことが疑える。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着した形跡があるように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
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塗装表面に段差ができていないか?
リアフェンダー周辺の車体部にダメージを受けて修理した車両には、リアドアの開口部分などに塗装作業時にマスキング(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留めるために粘着テープを貼る)した跡が残っていることもある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような段差があれば、新しく塗装している可能性が高い。段差が直線状になっていれば間違いなくマスキングテープを貼った跡なので、板金修理あるいは傷の補修など、何らかの理由で塗装したことがわかる。車体の左右同じ場所を見比べると確かめやすい。 |
支え金具と周辺を観察する
リアゲートは面積が大きく、後部をぶつけるとダメージを受けやすい。ドアを支えている金具(ヒンジ)と、その周辺をチェックしよう。まずは、ドアがしっかり閉まるかどうか確かめてみる。ずれているせいで、スムーズにロックできないこともある。次に、ヒンジを固定しているネジを脱着した形跡を探ってみる。ネジの脱着が修理や交換したかどうかの目安となる。また、ヒンジが接している周辺の鉄板が歪んでいる場合は、ダメージが大きかったと推測できる。 |
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開口部の溶接をチェック
リアゲートを開けて開口部を見ると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されている。追突をはじめ、後部が変形するようなダメージを受けて修理した車両は、溶接部分が不自然に見える。さらに確かめるには、鉄板の継ぎ目に盛ってあるシール材(鉄板の合わせ目の隙間を埋めている)を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(爪で押すと「プチッ」と表面が割れる)ようなら、修理して新しいシール材を盛っているということがわかる。 |
下部のスポット溶接も確認
開口部の下部には左右パネルとの接合部がある。ここも溶接の状態をチェック。特にスポット溶接(丸い窪みが点状に並んでいる)が乱れていれる場合は、後部に大きな衝撃を受けて修復したと思っていい。車体の左右を見比べるとわかりやすいが、同形式の車両が複数ある場合は、比較してみるとさらに確認しやすい。板金塗装をしていれば、周囲と色の雰囲気が違って見えることもある。RAV4は、ドアでカバーされているので、ドアの状態も同時にチェックしよう。 |
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床下を覗いて修理の痕跡を探す
日頃見ることがない、クルマの床下もチェックしよう。左右ドアの下にスポット溶接(小さな丸い窪みが並んでいる)で鉄板を繋いでいる接合部分が見える。このスポット溶接がきれいに揃っていれば、手を加えていないと判断していい。逆に、溶接部が乱れているようなら、何らかの修理をして再溶接している証拠だ。さらに、フレーム(車体の骨格部分)に歪みや部分的な変形、不自然な塗装跡はないか。マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分は、そのまま手を付けていない(補修や部品交換しない)ことがあるので、事故などで受けたダメージを発見できることがある。 |
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エンジンの調子をみる
エンジンをかけてみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。キーを捻ると、モーターが勢いよく回って容易にエンジンが始動するかだろうか。モーターの回転が弱かったり始動がもたつく場合は、バッテリーが弱っていたり、エンジンの調整が必要かもしれない。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するかどうかも試してみよう。 |
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トランスミッションに異常はないか
できるだけ試走して、異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうか、操作してみよう。オートマチックは、NからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを動かして具合を試してみる。ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかをチェック。マニュアルトランスミッションは、シフトレバーを操作して各ギヤにスムーズに入るかどうか、同時にクラッチの滑り具合も確認しよう。 |
装備類を操作してみる
ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなどの作動は必ずチェック。さらに、エアコンやオーディオシステムなどの装備機器も操作して、正常に機能しているかチェックしよう。純正、社外製品を問わず、オーディオ類やカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。 |
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シートのへたりをチェック
RAV4は車高が高いためにシートの位置も高い。乗り降りする時にシート座面の横に体重を預けるなどして負担がかかっている。乗り降りが多い街乗りで使っていた車両の場合は、走行距離のわりにドア側の部分がヘタっていることが多い。 |
どのように使われていたかを推測
室内の状態を見れば、どのように扱われていたかが推測できる。特にラゲッジスペースの内装材が傷付いていたり、ひどく汚れている場合は、頻繁に荷物を出し入れしている。一般に乗用車として使われていた車両は程度がいいといえるが、子供を乗せているとフロアやシートに染みが付いていることが多い。また、日常的に犬を乗せている車両は、しっかり掃除してあってもカーペットの溝や裏に犬の毛や臭いが残っていることもある。これらは、車両の状態を見極めるうえで大きなヒントになる。 |
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
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