トヨタ RAV4の上質な中古車の見極め方


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トヨタ RAV4
DBA-ACA31W
参考車両:スポーツ
初年度登録2008年9月

トヨタ RAV4

●3代目となってからはミニバンと比較されることも多い。都市部では、ファッションSUVとして使っている。一方で、手頃な小型SUVとして、実用車として使われている。4WD車は、4WDを過信して、雪道などで事故を起こす例も少なくない。車体まわりは、外装だけでなく、床下の状態も必ずチェックすること。4WDと2WDでは機構が異なるほか、走行制御機構などを組み込んでいる車両もある。エンジンをはじめ、走行機能に関しては販売店で点検してもらおう。納車時整備や保証など、車両の販売条件も忘れずに確認したい。

●2005年11月にフルモデルチェンジした3代目は、車体をはじめ、エンジン、トランスミッション、サスペンションなどを一新し、2.4L(2362cc)エンジンと7速マニュアルシフト付CVTを新採用。4WDには走行状況に応じて駆動力を自動制御する機構を採用し、運転状況や路面状態によってコントロールする4WD協調制御も設定。従来モデルに比べると、装備や使い勝手などがミニバンに近くなっているのも特徴といえる。2006年8月の一部改良で盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)を全車に標準装備。2007年9月には、メッキフロントグリル、本革巻きステアリングホイール&シフトノブなどを装備し、スマートエントリー&スタートシステムを採用した特別仕様車「X リミテッド」を発売している。
参考車両は、その後の2008年9月にマイナーチェンジしたモデル。フロントのデザインをグレードごとに設定。背面タイヤ(スペアタイヤ)を外した新グレード「スタイル」を設定。リアコンビネーションランプのデザインを変更。サイドターンランプと従来左フェンダー部に設置されていた補助確認装置をドアミラーに一体化。室内も、一部変更するとともに、運転席と助手席に頸部への衝撃を緩和するアクティブヘッドレストを新採用している。
●仕様グレードは、「X(2WD/4WD)」がベーシックタイプで、リアスペアタイヤ&ハードカバー、ウレタンのステアリングホイール&シフトノブ、ワイヤレスドアロックリモートコントロール、17インチスチールホイール&225/65Rタイヤを標準装備。
Xに対して、「スタイル (2WD/4WD)」と「スポーツ(4WD)」は、フロントフォグランプ、本革巻きの3本スポークステアリングホイール&シフトノブ、スマートエントリー&スタートシステムなどを追加装備している。グレード専用として、「スタイル」は、スペアタイヤレス(テールゲートにタイヤを背負っていない)となっている代わりに、パンク修理キットを装備。メッキフロントグリル、コンライト(ライト自動点灯/消灯システム)、クルーズコントロール、ドアキー連動電気式ドアロック(バックドア連動)、プラズマクラスターフルオートエアコン、17インチアルミホイール&225/65Rタイヤなどを標準装備。「スポーツ」は、Xと同じリアスペアタイヤ&ハードカバー付きだが、専用カラードバンパー/フロントグリル、オーバーフェンダー、18インチアルミホイール&235/55Rタイヤを装着しているほか、横滑り制御S-VSCや上り坂などで後退を防止するヒルスタートアシストコントロール機構なども標準装備している。なお、全車オーディオレス+6スピーカー/ルーフアンテナが標準装備だが、参考車両は、メーカーオプションのHDDナビゲーションシステム+ナビAIシフト(ナビゲーションの道路情報と運転操作情報をもとにCVTの変速比を自動制御する機構)を追加装備し、チルト&スライド電動ムーンルーフも組み込んでいる。

●参考車両と同時期の仕様グレード設定(2008.09)
グレード 型式 シフト 駆動
X DBA-ACA36W CVT-7M FF
DBA-ACA31W CVT-7M 4WD
スタイル DBA-ACA36W CVT-7M FF
DBA-ACA31W CVT-7M 4WD
スポーツ DBA-ACA31W CVT-7M 4WD
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トヨタ RAV4 車両の雰囲気から探る

車両の雰囲気から探る

 少し離れたやや遠目から、車体の全体を見ながら、違和感や不自然に見える部分などがないかチェックしよう。

 前面は、バンパー/グリル/ボンネット/ヘッドライト/フェンダーなどのバランスと、全体的に左右対称になっていることを確認。

 左右ライトの片方だけが新しい場合(交換)は、その側の車体部を修理している可能性もある。ナンバープレートの変形や修正跡なども、車体部の修理を疑ってみる。バンパーの角付近や下側の損傷や破損などにも注意。細部では、バンパーやボンネットのほか、フロントガラスの飛び石による打ち傷などにも注意しよう。

後部のチェックポイント

 前部と同様に、バンパー/テールゲート/コンビネーションランプ(テールライト)/フェンダーなどのバランスをチェック。テールゲートの立て付けが全体に狂っていれば、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間が狂っている箇所があれば、その部分の車体部を修理/交換していると考えられる。

 後部ナンバープレートは、封印の傷(ナンバープレートを外した形跡)が修理/交換を推測するヒント。スペアタイヤカバー(グレードによっては装備していない)の状態にも注意。

トヨタ RAV4 後部のチェックポイント
トヨタ RAV4 整備状態を確かめる

整備状態を確かめる

 定期点検整備記録と突き合わせて、エンジンと周辺をチェック。エンジンオイルの滲みや汚れ(オイル漏れの兆候)などにも注意。できれば、ブレーキ、冷却水、バッテリーの液量なども点検したい。

 周囲と比べて新しく見える、交換している部品があれば、消耗品か、故障など不具合か、それとも事故などでダメージを受けたのか、整備記録も探ってみよう。

車体内側の鉄板を調べる

 左右フェンダー側や室内側のパネル、前部の補強部材など、車体内側の鉄板をチェックしよう。ダメージを負うと走行に支障が生じる重要な部分を修理している車両は、修復歴があることを明示しているはずだが、念のために、歪みや修理/交換跡などがないか確認。カバーや機器類に隠れている細部まで調べるのは難しいが、慎重にチェックしたい。

取り付け状態を確認

 フロントフェンダーは、エンジンルーム側に腐食(錆)や修理跡などがないかチェック。

 固定ネジを回した形跡がないかもチェック。下側にあるブラケット(支え金具)の状態も確認。同様に、ドア側にあるネジも調べよう。

 フロントフェンダーは、車体構成上の重要な車体補強部材とはなっていないので、傷や凹みを補修した程度では修復歴にはならない。しかし、外して修理、あるいは交換しているとなれば、車体内側の骨格部にダメージが及んでいないかを確かめる必要がある。

トヨタ RAV4 取り付け状態を確認 トヨタ RAV4 取り付け状態を確認
トヨタ RAV4 前部の必須チェックポイント トヨタ RAV4 前部の必須チェックポイント

前部の必須チェックポイント

 エンジンルームの最前部にある、車体の左右に繋がっているラジエターサポートを調べよう。車体部に大きな衝撃を受けると影響が及びやすく、修理/交換する確率が高い。上部にカバーを設置しているので見える部分は限られるが、本体および左右フェンダー側を慎重にチェックしよう。カバーをはじめ、ヘッドライトやフロントグリルなど、関連部品の取り付け状態にも注意しよう。

ボンネットの裏も見る

 外面をチェックしたら、裏面側に修理跡などがないかもチェックしよう。特に、シーラーやスポット溶接の状態が注意ポイント。

 外して修理、あるいは交換することもあるので、ヒンジ部のネジをチェック。ヒンジを修正したり、交換していないかも確認。

 ボンネットを修理/交換していれば、ボンネット単独の損傷なども考えられるが、車体部を修理/交換していないかも、より慎重に調べる必要がある。

トヨタ RAV4 ボンネットの裏も見る
トヨタ RAV4 隙間の幅と色調を比べる

隙間の幅と色調を比べる

 外装部品の立て付けは、例えば車体前部側面では、フェンダーを中心に見てみると、バンパー、ヘッドライト、ボンネット、ドア、ピラー(フロントガラス部の柱)などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、どれかがダメージを負ってずれているか、あるいは修理/交換している可能性がある。

 隙間を境に、隣り合う外板パネルの色艶も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、色調が微妙に違って見えることがある。

角度を変えると見える

 車体まわりは、見る角度を変えながらチェックしよう。プレスラインのずれや崩れ、微妙な立て付けの狂いなども確認しやすい。

 表面を斜めから透かして見ると、浅くて広い凹みや波打ち(しわ)なども見落とすことがない。

 しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡。塗装面の艶が違うとか肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡の疑いがある。

トヨタ RAV4 角度を変えると見える
トヨタ RAV4 縁と奥も覗いてチェック トヨタ RAV4 縁と奥も覗いてチェック トヨタ RAV4 縁と奥も覗いてチェック

縁と奥も覗いてチェック

 フェンダーは、膨らんでいるホイールアーチ部(タイヤを囲っている部分)を傷付けることも多い。参考車両は、縁に装着しているオーバーフェンダーに損傷や破損などがないか、まずチェック。オーバーフェンダーの取り付け状態も確認。

 フェンダー本体に損傷や歪み、修理跡などないかもチェック。フェンダーの縁と奥に修理跡などがないかもチェック。同様に、バンパー側の状態もチェックしよう。

下側にチェックポイント

 車体側面は、下部に設置しているサイドシルプロテクターに損傷や破損などがないか、修理/交換跡などがないかチェック。

 重要なのはプロテクターで覆われているサイドシル(車体前後方向に通っている梁)のほうだ。床下側を覗いて、下に突き出ている部分に損傷や腐食、修理跡などがないか必ずチェック。ドアを開けて、ステップ部の状態も調べよう。

トヨタ RAV4 下側にチェックポイント
トヨタ RAV4 側面のチェックポイント トヨタ RAV4 側面のチェックポイント

側面のチェックポイント

 ドアに大きな損傷を負うと、外して修理、あるいは交換することも多い。ドアヒンジ部のネジをチェックしよう。ただし、立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見ただけではドアを修理/交換しているとは断定できない。ドア自体をはじめ、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など、周辺も詳しく調べて判断する必要がある。

リアフェンダーのチェック

 リアドアを開けて、開口部を調べよう。後席への乗り降りなどで傷付けることも多い。擦り傷、引っ掻き傷、打ち傷などのほか、簡易補修跡などがないかチェック。修理跡などがないかも確認。

 開口部にマスキング跡があれば、リアフェンダーを補修、あるいは修理している。周辺を詳しく調べよう。

 車体左側は、フューエルリッドを開けて、内部にマスキング跡や修理跡などがないかチェック。リッドを交換していないかも注意。

トヨタ RAV4 リアフェンダーのチェック トヨタ RAV4 リアフェンダーのチェック
トヨタ RAV4 テールゲートのチェック トヨタ RAV4 テールゲートのチェック
トヨタ RAV4 テールゲートのチェック

テールゲートのチェック

 解錠/施錠の具合をまずチェック。電子キーを携行して、すべてのドアと連動して解錠/施錠できることも確認しよう。

 横開きテールゲートを開閉して、開閉の動きがスムーズかどうかチェック。全開状態でしっかり止まっていることも確認。

 閉める時にカチッと収まらないなど、閉まり具合がよくない場合は、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいることも考えられる。ずれているだけなら調整で直ることもあるが、車体が歪んでいる車両には要注意。異常を感じたら、販売店で調べてもらおう。

開口部を慎重にチェック

 テールゲートも、サイドドアと同様に、内側に修理跡がないかチェック。ヒンジ部のネジもチェック。ヒンジおよびヒンジ固定部周辺に歪みや修理跡などがないかも調べよう。

 開口部を見ると、鉄板の接合部がある。溶接、シーラー、塗装の状態に注意して、修理/交換の形跡などがないかチェック。コンビネーションランプやバンパーの取り付け状態にも注意しよう。

 背面タイヤはプロテクターにもなるといえなくもないが、強い衝撃を受けると部分的な損傷では済まないことが多いので注意したい。

トヨタ RAV4 開口部を慎重にチェック トヨタ RAV4 開口部を慎重にチェック
トヨタ RAV4 床下を覗いて確認

床下を覗いて確認

 フレーム(骨格)やメンバー(補強部材)など鉄板部、マフラーやサスペンションなど部品類、アームやブラケットなど金具類も、損傷や歪み、修理/交換の形跡などがないかチェック。油汚れ(オイルやグリスなどの漏れの兆候)やゴム部品の割れなどにも注意。

 オフロードを走っている車両は少ないといえるが、不整地を走れば損傷を負う確率が高い。降雪地を走って、道路に撒いた融雪剤が付着したまま放置していると、錆が発生しやすい。錆は、表面に浮いている程度なら心配ないが、範囲と腐食の進行に注意したい。

タイヤとホイールのチェック

 タイヤは、スリップサイン(使用摩耗限界)を目安に、残り溝の深さを点検。傷や異物の刺さり、ひび割れなどがないかもチェック。

 接地面の摩耗状態も調べよう。外側だけとか内側だけなど、一部が極端に減る偏摩耗を起こしていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているか、車体が歪んでいるのか、原因を確かめる必要がある。偏摩耗は、車体に問題がある注意サインだ。

 ホイールは、傷や錆などがないかチェック。リム部(タイヤと接している縁の部分)に曲がりがないかも確認。スチールホイールは曲がるだけで済むこともあるが、アルミホイールは変形や割れなどにも注意。

トヨタ RAV4 タイヤとホイールのチェック
トヨタ RAV4 不具合の兆候を探る

不具合の兆候を探る

 エンジンをかけて、始動具合やアイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。

 容易にエンジンがかからなければ、バッテリーが弱っている場合もあるが、始動困難に陥った原因を調べる必要がある。不安定なアイドリング回転、異音や大きな振動、白煙(水蒸気なら問題ない)や黒煙の排気ガスなどが出ていれば、なんらかのトラブルを抱えていると考えられる。

 始動時には表示/警告灯類の点灯などにも注意したいが、異常を判断するのは難しい部分もあるので、購入時の最終的な点検と確認は、販売店に任せるようにしよう。

オートマチックのチェック

 セレクトレバーを各ポジションに切り替えて、緩みや引っかかりなどがないか、操作具合をチェック。できれば試走して、CVTのオートマチック動作を確認。マニュアルシフトも、操作具合とマニュアル動作を確認。4WDの場合も、駆動力の自動配分に問題がないか確認したい。とはいっても、どれもが協調制御というやっかいな電子制御機構と絡んでいる。エンジン、トランスミッション、駆動系など、走行に関わる部分の状態は、販売店で調べてもらおう。

トヨタ RAV4 オートマチックのチェック
トヨタ RAV4 装備機器類の機能を確認 トヨタ RAV4 装備機器類の機能を確認

装備機器類の機能を確認

 ヘッドライト、ウインカー、テール/ブレーキ/バックランプなど、保安装置類の作動状態をまずチェック。エアコンは冷暖房とも効き具合を確認するなど、電装機器や電動機構は、スイッチを入れるだけでなく、調整操作して機能を確認。パワーウインドウの開閉や室内ランプの点灯、ドアロックリモコンなど、基本的な部分のチェックを忘れやすいので注意しよう。

 新車購入時にメーカーオプションのカーナビを組み込んでいることも多い。追加装備などの有無は、販売店で事前に確かめておこう。

室内の隅まで細かくチェック

 シートや内装材などに汚れや傷、染み、穴などがないか。運転席周辺だけでなく、後席やラゲッジスペースも慎重にチェック。床や天井の状態も確認。ボックスやポケットなどは、内部もチェック。ボックスの蓋やエアコンの吹き出し口など、可動部の破損にも注意。リアデッキのネットやトノカバー、フック類、フロア部のデッキボードなどもチェック。デッキボードを前後とも開けて、アンダートレーの状態も調べよう。

トヨタ RAV4 室内の隅まで細かくチェック トヨタ RAV4 室内の隅まで細かくチェック
トヨタ RAV4 車両の情報をチェック

車両の情報をチェック

 備え付けの書類は、「車検証(自動車検査証)」で初度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備などの使用説明書が揃っていることも確かめよう。

 現車をチェックする時には、「定期点検整備記録簿」の記載内容を必ず確認。車両がどのように使われ、扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。最後に点検整備した日付と記録内容にも注意しよう。

車両チェックの勘どころ
塗装

●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。

●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような“直線状の段差”があれば、何らかの理由で塗装している。

●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。

●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが荒くなっている部分もある。

取り付けネジ

●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。

●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー

●修理/交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。

●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。

●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。

●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。

●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)は、修理工場でスポットを打ち直している場合は、直径が5mm以下(新車時は5mm以上が普通)、窪みが深い、2度打ちしたずれなど、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。

●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け

●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。

●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。

●プレスライン(外板パネルが折れ曲がっている角の線)や、モール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

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 中古車の目利きチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行(有料)してくれる。
Tel.03-5776-0901 www.jaai.com
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