中古車目利き講座 日産 オッティ

上質車両を見極める 中古車目利き講座
オッティ
参考車両:オッティ S・初度登録2005年6月
NISSAN
OTTI 
DBA-H91W
日産 オッティ
外観の凹みや傷をチェックするのはもちろん、塗装状態を屋根までしっかりと確認しよう。インテリアはドア内張りなどの傷を見たり荒れた様子がなければ、丁寧に扱われていて、走行機能系の負担が少ないことも推察できる。また、記録簿の詳細をチェックして、点検整備をしっかり行っているかも、忘れずに確認しよう。
詳細カタログ 中古車を探す
●参考車両と同時期の仕様グレード設定
グレード 型式 シフト 駆動
S FOUR CBA-H91W 3AT(コラム) 4WD
S DBA-H91W 3AT(コラム) FF
RX FOUR CBA-H91W 4AT(コラム) 4WD
RX CBA-H91W 4AT(コラム) FF
RS FOUR CBA-H91W 4AT(コラム) 4WD
E FOUR CBA-H91W 4AT(コラム) 4WD
RS DBA-H91W 4AT(コラム) FF
E DBA-H91W 4AT(コラム) FF
S FOUR CBA-H91W 5MT 4WD
S DBA-H91W 5MT FF
●やや背の高い軽自動車で、発売は2005年6月から。三菱のekワゴンをベースに、ニッサンの仕様に仕立てており、開発と製造はミツビシが担当している。全高を高く設定して居住性を高めているにもかかわらず、立体駐車場に入庫できるが特徴的で、室内は広く、たくさんの収納スペースを備えている。自然吸気とターボの2種類のエンジンがある。
外観全体をしっかりと確認
 全体の様子を見てみよう。車両の傾き、車高、ナンバープレートの曲がりや変形、立て付けの異常、塗装面の光沢や変色など、車両から少し離れて観察すると、全体の雰囲気から部分的な異常を発見することがある。
 車体をひと巡りして、小さな傷や凹みがないかもチェックしよう。見る角度を変えながら念入りに観察していくと、見落としがちな浅くて広い凹みなども見つけることができる。
オッティ
風景の写り込みを観察
 車両からやや離れて、車体に映る周囲の景色を見てみよう。歪みや凹み、あるいは波打っているのを見つけることもある。
 車体表面の色艶などでも、修復の形跡がわかる。一部だけくすんでいたり艶が違って見えたら、修理したことも考えられる。
オッティ エンジン周辺の様子からコンディションを探る
 ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品を中心にエンジンと周辺の部品をチェック。オイルのにじみや汚れにも注意しよう。
 周囲と比べて新しく見える部品は交換していることが疑える。整備記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。
鉄板の接合部と塗装の状態を見る
 エンジンルーム内(車体の内側)の鉄板部分を観察しよう。
各部の色を見比べて、一部だけ色調が異なっていたり、不自然にきれいな部分があれば、修理している可能性がある。
 接合部の溶接やシーラーに乱れなどがないかもチェックしよう。異常があれば、車体内部に達するダメージを受けている。
オッティ
最前部の鉄板
 エンジンルームのいちばん前で車体の左右に繋がっているラジエターコアサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。
 事故などで車体前部をぶつけると、修正あるいは交換修理する確率が高い。歪みや手を加えた痕跡がないかチェックしよう。
 オッティは、左右と中央で分割されているので、中央部の固定ネジも参考になる。さらに、フェンダーとの接合部も調べてみよう。
 ラジエターコアサポートにダメージを受けていたり、修理あるいは交換した形跡があれば、車体前部の他の部分を改めて調べ直してみよう。
オッティ フェンダーから推察する
 フェンダーを固定しているネジを見てみよう。傷が付いていれば、工具を使ってネジを脱着した跡、つまりフェンダーを交換あるいは修理している。
 傷や凹みをきれいに直すなどでフェンダーに手を加えていても、事故車(修復歴車)の扱いにはならないが、フェンダーに異常がなければ大きな事故は起こしていないと判断できる。
ボンネットの脱着に注意
 ボンネットを支えている金具(ヒンジ)の固定ネジを見てみよう。脱着した形跡がある場合は、事故の修理でボンネットを交換した可能性が高い。
 エンジン修理などでボンネットを脱着することもあるが、その場合は整備記録が残っている。
オッティ
オッティ 立て付けと塗装を見る
 外板パネルを修理すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)など、それぞれのパネルの隙間のを見ればわかる。
 幅が均等でなければ、外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。同じ場所の車体の左右を見比べるのもチェックのコツだ。
ドア部のネジをチェック
 車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換する際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)の固定ネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。 前後左右のドアを見比べて、特定のヒンジだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったと考えられる。
オッティ オッティ
オッティ 塗装状態をみる
 リアフェンダー周辺を修理した車両は、リアドアの開口部分に痕跡が残ることもある。
 塗装作業時に貼ったマスキングの跡が残っている場合は、板金修理あるいは傷の補修など、何らかの理由でリアフェンダー周辺を塗装していることが考えられる。車体の左右同じ場所を見比べると判断しやすい。
溶接と塗装状態を観察
 リアゲートを開けて開口部を見ると、鉄板が横から回り込んで固定されている。特にスポット溶接部に注意しよう。
 また、リアゲートまわりの立て付けの異常から後部を修理しているのがわかることもある。
オッティ
オッティ 支え金具と周辺を調べる
 後部に大きなダメージを受けると、支えている金具(ヒンジ)のネジを脱着してリアゲートを交換することもある。ネジに手を加えた痕跡がないか見てみよう。
後面の左右を比較する
 外観からは、バンパー、リアゲート、テールランプにずれや歪み、交換したり様子はないか観察しよう。
 左右の状態を見比べて、不自然な部分はないかチェックしよう。
オッティ
オッティ スペアタイヤの下も見る
 床部の歪みなどから、車体後部のダメージを見つけることもある。サイレンサーパッド(シート状の防音/防振/断熱材)も、張り替えた形跡や亀裂などに注意。
 錆や泥の付着、水溜まりの跡などがある場合は、原因を突きとめる必要がある。
ドア下にある接合部を見る
 サイドシル(車体前後方向に通っている梁の部分)の下端を覗いてみよう。凹み、傷、修理、交換跡などがないかをチェック。
 溶接や塗装がヒントになるが、特にスポット溶接に乱れや打ち直した形跡がないか観察しよう。
オッティ
オッティ 床下も覗いてみよう
 フレーム(車体の骨格部)をはじめ、鉄板部の変形や歪み、各部支え金具に曲がりなどはないか見てみよう。
 マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。
エンジンを始動してみよう
 異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。
 実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するかどうかも試してみよう。
オッティ
オッティ レバーを動かしてみる
 トランスミッションは、NからDへ、NからRへなど、セレクトレバーを各ポジションに入れてみる。
 できれば試走して、確実に切り替えができるかどうか、異音が発生していないかも確かめたい。
 また、ギヤが切り替わる時のショックが激しい、アクセルを踏んで走り出す時や加速する時のタイミングが異常に長いなど、機構不良の症状が出てないかにも注意しよう。
機能を確認
 ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなど、公道走行に不可欠な保安関係の機器類は間違いなく作動するか必ずチェック。
 パワーウインドウやドアロック、さらに、エアコンやオーディオシステムなど、各装置や装備機器も、すべて正常に機能しているか、確かめてみよう。
 調整機構のある機器類は、スイッチを入れるだけでなく、操作してみることがポイントだ。特にエアコンは、温度調節や風量を試す他に異音にも注意。寒い日でも冷房の具合を確かめよう。
 また、操作方法や機能がわからないこともあるので、取扱(使用)説明書を備えていることも、忘れずに確かめよう。
オッティ オッティ
オッティ タイヤとホイールから推察する
 タイヤの摩耗状態を点検しよう。接地面の一部だけが異常に減っている片減り(偏摩耗)になっているのを見つけたら、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいは事故で受けたダメージなどで車体が歪んでしまったのかを確かめる必要がある。
 タイヤの減り具合は、溝の深さ1.6mm以上が目安。一般にタイヤは4〜4.5万kmで交換するので、走行距離と摩耗状態を対比することで車両の使い方や走り方を推察することもできる。
 また、ホイールカバーに傷が多い車両は、運転が乱暴だったり不注意に扱っている、あるいは不慣れな運転で縁石などに擦ってしまったなどが想像できる。
整備状態を確かめる
 点検整備記録(整備手帳など)を、車両をチェックする前に確認しておこう。過去にどのような整備を受けてきたのかがわかり、定期点検や消耗部品交換などの実施時期と、その時の走行距離を把握しておくと、車両各部の状態を探る参考になる。
 詳細な記録が残っている車両は、走行距離が長くても、走行機能部分には大きな問題を抱えていないと推察できる。
オッティ
オッティ 細かい傷は参考程度に
 実用車として使われている車両は、細かい傷や凹みが付いていることも少なくない。傷を見つけたら、深さを調べてみよう。
 傷が鉄板部にまで及んでいると、錆が発生し、放置しておくと腐食が広がってしまうので、早期に補修する必要がある。
車両チェックの勘どころ
塗装
●部分的に色調や艶が違う場合には、周辺の状態もチェック。タイヤハウス内に外装塗料が付着しているとか、メッキやゴム部品などに塗料の飛沫が付いているなどの場合も、周辺を詳しく確かめる必要がある。
●ドアの開口部などにマスキング(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留める粘着テープを貼る)跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような直線状の段差があれば、何らかの理由で塗装していることがわかる。
取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれているのは、ネジを回している証拠だ。
●普通はネジの頭は塗装されているので、傷は比較的容易に確認できる。無塗装の場合は判断しにくいので、車体の左右を見比べるといい。
溶接とシーラー
●車体を構成する部品が溶接で固定されている部分は、シーラー(接合部の隙間を埋める充填材)が塗布されている。修理や交換で再溶接すると塗り直すので、不自然になっている。
●疑わしい場合は、爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、修理後に新しいシーラーを盛っている。
●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を見比べて判断しよう。
●車体各部はスポット溶接されている(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)部位も多いが、修理工場でスポットを打ち直している場合は、直径が5mm以下(新車時は5mm以上が普通)、窪みが深い、2度打ちしたずれなど、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。
●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。
立て付け
●外板パネルなどを修理すると、組み付ける際に誤差が出ることがあり、それは、隣り合うパネルの隙間(チリ)を見ればわかる。隙間の幅が均等になっていなければ、修理している可能性が高い。
●バンパーなどは、押されてずれることがある。たとえ修理していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。
●モール類(フェンダーからドアにかけて線状に繋がっている飾りなど)やプレスライン(外板が折れ曲がっている角の線)がずれていることからも、立て付けに異常があることがわかる。
クルマの鑑定ならおまかせ!
 中古車の目利きチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行(有料)してくれる。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com
日本自動車査定協会
愛車が高く売れる、しかも手間なく安心。車買取ならGoo-net買取オークション
メールマガジン『@Goo』
中古車目利き講座 新着記事



ブランド別検索
中古車目利き講座  トヨタ トヨタ 中古車目利き講座  日産 日産
中古車目利き講座  ホンダ ホンダ 中古車目利き講座  マツダ マツダ
中古車目利き講座  三菱 三菱 中古車目利き講座  スバル スバル
中古車目利き講座  ダイハツ ダイハツ 中古車目利き講座  スズキ スズキ
Goo-netクルマ関連記事

Goo-net News

新車情報をはじめクルマ業界の
ニュースをいち早くお届け

中古車特集

中古車選びに役立つ情報満載!
あなたにピッタリのクルマが見つかる

新車紹介・試乗

発表されたばかりのニューモデルを
独自で紹介、試乗レポート

中古車目利き講座

上質な中古車を見極めるポイントを
詳しく解説!買う前に要チェック

Goo-net Voice

「燃費をよくするには?」など
今知りたいクルマに関する豆知識満載

今が売り時!旬のクルマ

グーオク(買取オークション)で高値で
売れるクルマをピックアップ

TOP > クルマ関連記事 > 中古車目利き講座 > 日産 オッティ