| TOYOTA OPA |
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4ドア+リアゲートになっていて開口部が多くて広いミニバンタイプのクルマは、車体まわりにダメージを受けていないかどうかを徹底的にチェック。同時に、車体の疲労を見抜くことがポイントだ。ドアやリアゲートの開閉具合と閉めた状態(ずれなど)を確かめるのをはじめ、室内の汚れや傷などからどのように扱われていたかも推察しながら、細部まで念入りに観察しよう。ドア開口部の下部(サイドステップ/サイドシル部)や、リアゲート開口部下部からリアバンパー上部にかけてなど、人の出入りや荷物の積み降ろしなどで頻繁に使う部分の傷にも注意したい。エンジンや走行機能系は、記録簿をチェック。点検整備をしっかり受けているかどうかも、走行に関わる部分のコンディションを判断する目安になる。 |
| 2000年5月から販売され、ミニバンの居住性と多機能性に高級セダンの走り加えたクロスオーバーを特徴としているのがオーパ。エンジンは1.8リッターだが、FF(前輪駆動)は136馬力、4WD(4輪駆動)は125馬力と、駆動方式で出力が違っている。トランスミッションはコラムシフト4速オートマチックで、「i」と「a」を基本に6タイプの仕様グレードがある。同年8月には、2.0リッターエンジン+CVT(無断変速機)のFF車が加わり、iに6段変速が可能なステアシフトマチックを装備したSパッケージが設定された。2001年1月と8月に車体色の追加や仕様グレードの改変などがあり、2002年6月には、内外装のデザインが一部変更されると共に装備類の設定なども変わっている。 |
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できるだけ試走して車体からの異音に注意 |
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室内の汚れや傷などから使い方を推測する |
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点検整備記録でメンテナンス状態を探る |
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全体の雰囲気から異常を探る
車体に映る周囲の景色を見てみよう。歪みや凹み、あるいは波打っているのを見つけることもある。塗装表面が肌荒れ状態になっている場合も、事故を起こして板金塗装した修理跡かもしれない。正面、左右、上下から、見る角度を変えてみると異常を見つけやすい。また、ナンバープレートの曲がり、左右ヘッドライトの色が違う、バンパーが車体とずれている、車体の切れ目の隙間(チリ)が均等になっていないなど、部分的に不自然な様子からも、車体にダメージを受けていることがわかる。「何となく変な感じ」を受ける部分があれば、近寄って念入りに観察しよう。 |
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エンジンルーム内をチェックする
車体内部と左右のフェンダー、ラジエターを支えているラジエターサポートなど、各部の色を見比べながら色の違いを探ってみよう。一部だけ色合いが異なっていたり、周囲と比べて不自然にきれいな部分があれば、そこは修理した後で再塗装した可能性がある。さらに細部に目を向けて、ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品を中心にエンジン関係の部品をチェック。オイルのにじみや汚れにも注意しよう。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。整備手帳の記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。 |
フェンダーの状態で判断する
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷が付いていれば、工具を使ってネジを脱着している、つまりフェンダーを交換あるいは修理していると考えられる。オーパは、エンジンルーム内だけでなくピラー部(フロントサイドガラス下部のドアの前部にある柱)にも固定ネジがあるので、フロントドアも開けてチェックしよう。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと判断できる。 |
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交換するには理由がある
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することも少なくない。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを見て、脱着した形跡がある場合は、事故の修理でボンネットを交換した可能性が高い。まれにエンジンの修理などのためにボンネットを脱着することもあるが、その場合は整備記録簿に記録が残っているはずだ。 |
前部に受けたダメージがわかる
ボンネットを開けて、フロントグリルの後ろにある(エンジンルームのいちばん前で車体の左右に繋がっている)ラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。事故などで車体前部をぶつけると、修正あるいは交換修理する確率が高い。歪みや手を加えた痕跡がないかチェック。周囲と色が違っていたら交換した証拠と思っていい。左右フェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。バンパー周辺はきれいでも、ラジエターサポート部に車体前部にダメージを受けた形跡が残っているのだ。 |
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隙間の幅と隣り合う色を観察する
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板パネルを修理することになるが、組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、各パネル同士の隙間(チリ)を見ればわかる。フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)など、それぞれのチリが均一でなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。同じ場所の車体の左右を見比べてみるのもチェックのコツだ。また、再塗装する際に、色合わせがうまくいかないと、色が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色が合っているかもチェックしよう。 |
点検整備記録の内容と時期を調べる
整備手帳などに記入された記録に目を通して、定期的に点検整備を受けてきたかどうかチェックしよう。点検整備記録簿以外にも、ガソリンスタンドや用品ショップでオイル交換などをすると、記録シールを貼ったり、カードなどを記録簿にはさむこともある。車体や車検証ケース内も探ってみよう。いずれにしても、詳細な記録が残っている車両は、走行距離が伸びていてもコンディションがよく、走行機能部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。 |
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ドアを修理した痕跡を探る
ドアは外と内の鉄板(パネル)2枚を合わせた構造になっている。修理する場合は溶接をはがして板金することもあり、その際はパネルの合わせ目をシーリング(防水防錆のために隙間を埋める)し直すために、シール材を盛った形状が新車とは違うことがある。また、シール材を爪で押してみて、「プチッ」と音を立てて表面が割れる(表面だけ硬くて中が柔らかい)場合は、修理して盛った新しいシールを盛っている。 |
ダメージを受けていないか推測する
車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換する際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右のドアを見比べて、特定のヒンジだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったと考えられる。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着したように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
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支え金具と周辺を観察する
リアゲートを支えている金具(ヒンジ)と、その周辺をチェックしよう。まずは、ドアがしっかり閉まるかどうか確かめてみる。ずれているせいで、スムーズにロックできないこともある。そして、ヒンジを固定しているネジを脱着した形跡がないかを探ってみる。ネジの脱着がリアゲートを修理や交換したかどうかの目安となる。また、ヒンジが接している周辺の鉄板が歪んでいる場合は、後部に大きなダメージを受けていると推察できる。 |
開口部の溶接の状態を見る
リアゲートを開くと、開口部は左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されているのが見える。追突をはじめ、後部が変形するようなダメージを受けて修理した車両の場合は、溶接部分が均一に揃っていないし、車体の左右で違っている。また、板金塗装をしていれば、周囲と色の雰囲気が違って見えることもある。さらに確かめるには、鉄板の継ぎ目に盛って隙間を埋めているシール材を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(爪で押すと「プチッ」と表面が割れる)ようなら、修理の際に新しいシールを盛っている。 |
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スペアタイヤ下の床部をチェックする
ラゲッジスペースの床に収納されているスペアタイヤを外してみよう。車体後部に大きなダメージを受けてできた歪みなどが床部に残っている(走行に支障がない部分は修理しない)のを見つけることもある。塗装が周囲と違っていたり、防音防振材(床部や車体内部に貼ってあるマット)の状態に剥がれていたり波打っているなどの異常があれば、後部を修理しているかもしれない。また、スペアタイヤを外したついでに、タイヤの状態(空気圧や傷の有無など)もチェックしよう。 |
床下の様子を観察する
床下を覗くと、意外なところにダメージを受けているのを発見することがある。フレーム(車体の骨格部)や鉄板部の部分的な変形、各部支え金具の歪みなどはないだろうか。マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかもチェックしてみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分はそのまま手を付けていない(補修や部品交換といった修理をしない)ことがあるので、事故などで受けたダメージを見付けることがある。 |
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給油口の蓋もチェックポイント
フューエルリッド(給油口の蓋)は、リアフェンダーを板金修理するために外すことがある。ネジを脱着した形跡がないかチェックしてみよう。フューエルリッドを交換していれば、塗装表面の艶が周囲と違って見えることがある。いずれにしても、リアフェンダー周辺を修理していることが疑える。また、フューエルリッドの表面の色を参考にして塗料を調合するために外すもある。取り外した形跡があれば、再塗装するなど、他の部分を修理したり補修していることも考えられる。 |
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装備類はすべて操作してみる
まず、ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなど、走行に関わる機器類の作動状態をチェック。さらに、エアコンやオーディオシステムなど、すべての装備機器は必ずスイッチを入れて、正常に機能しているかチェックしよう。純正、社外製品を問わず、特にオーディオやカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。 |
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エンジンの調子をチェック
エンジンを始動してみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってから少しアクセルを踏んでみて、スムーズに回転が上下するか試してみよう。記録簿などで、エンジンオイル交換や整備状態を把握しておくことも大切だ。 |
トランスミッションに異常はないか?
可能な限り試走して、異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうか、操作して確かめよう。オートマチックは、NからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを動かしてみる。ギヤが切り替わる時のショックやアクセルを踏み込んだ時の反応にも注意しよう。さらに、オーパの場合は、ステアシフトマチックの作動も確かめよう。スイッチ操作による作動は、セレクトレバーとスイッチの作動タイミングが合っていれば、トラブルはないと考えていい。 |
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
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