| DAIHATSU MOVE |
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通勤や買い物などで使われていたり、貨物車として配達に使っていたり、クルマ好きの走り屋予備軍が走り回っていたりと、その用途は広範囲なムーヴ。車体各部の基本チェックと同時に車室内を観察して、どのように使われていたか推察してみよう。ワゴン車は、常に重量物を積んでいたり過酷な走行を繰り返していると、負担が掛かって車体が疲労しやすい。できるだけ試走して、走行中にきしみ音が発生していないか確かめたい。エンジンや走行機能系は、点検整備記録の詳細と突き合わせながらチェック。ドレスアップ系改造車も多いが、元に戻している場合もあるので、部品を脱着した形跡がないかも見てみよう。 |
| 2002年10月から販売されている3代目のムーヴ。軽自動車のミニバンとは思えないほどの質感が好評の現行モデルで、2004年にマイナーチェンジしている。550のエンジンは自然吸気とターボがあり、駆動方式はFF(前輪駆動)または4WD(4輪駆動)。仕様グレードはベーシックなLからトップのカスタムRSまで、9タイプで構成。トランスミッションは、ほとんどはAT(オートマチック)だが、一部にMT(マニュアル)とCVT(無断変速)が設定されている。 |
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室内の汚れと点検整備記録から日頃の扱いを推測 |
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車体の疲労を確認するためには必ず走行チェック |
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改造部品の取り付け状態または脱着の形跡に注意 |
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全体の雰囲気を見る
車両からやや離れて、車体に映る周囲の景色を見てみよう。車体の表面を観察すると、見る角度によって、歪みや波打っているのを見つけることもある。車体に写った周囲の景色が不自然に歪んでいたり、塗装表面が肌荒れのようになっている部分は、修理や補修した跡かもしれない。表面の色艶などでも、修復の形跡がわかる。一部だけくすんでいたり艶が違って見えたら、修理したことも考えられる。また、細部にも目を向けよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーは車体とずれていないか? 遠目からの雰囲気も、目利きチェックのポイントだ。 |
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エンジンルーム内を観察する
エンジンルーム内の各部の塗装の状態を見てみよう。車体内部と左右のフェンダー、ラジエターを支えているラジエターサポートなど、各部の色を見比べながら色の違いを探ってみる。一部だけ色合いが異なっていたり、周囲と比べて不自然にきれいな部分があれば、そこは修理した後で再塗装した可能性がある。さらに細部に目を向けて、ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品を中心にエンジン関係の部品をチェック。オイルのにじみや汚れにも注意。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。整備手帳の記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。 |
前部をぶつけるとダメージを受けやすい
フロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。前部をぶつけると、ラジエターサポートを修正あるいは交換する確率が高い。歪みや手を加えた痕跡がないか、念入りにチェックしよう。周囲と比べて新品に見える場合は、交換したことが疑える。左右フェンダーとの接合部や、ラジエターサポートに固定されている他の部品の接合に不自然なところはないかも点検しよう。 |
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側面のダメージを推測する
車体側面のドアの部分に損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換する場合は、ドアを支えている金具(ヒンジ)の固定ネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。ネジの頭は塗装されているので、必ず工具を使うと傷が付くことで判断できる。疑わしい場合は、左右ドアのネジを比べて見るといいだろう。特定のドアだけネジの頭に傷が多く付いていれば脱着したことが疑える。ただし、新車の組み立て時や、ドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着した様子がうかがえるように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
ボンネットの交換は理由が問題
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することも少なくない。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを見て、脱着した形跡があったら要注意。事故の修理でボンネットを交換した可能性が高い。まれにエンジンの修理などのためにボンネットを脱着することもあるが、その場合は整備記録簿に記録が残っているはずだ。 |
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フェンダーの状態を見て判断する
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷が付いていれば、工具を使ってネジを脱着した跡、つまりフェンダーを交換あるいは修理している。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと判断できる。 |
色と隙間を見る
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板パネルを修理することになるが、組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、各パネル同士の隙間(チリ)を見ればわかる。フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)など、それぞれのチリが均一でなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。判断が微妙な時は、車体の左右の同じ場所を比べてみよう。また、再塗装すると、色が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色艶が合っているかもチェックしよう。 |
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支え金具と周辺を観察する
リアゲートは面積が大きく、後部をぶつけるとダメージを受けやすい。ドアを支えている金具(ヒンジ)と周辺をチェックしよう。まずは、ドアがしっかり閉まるかどうか確かめてみる。ずれているせいで、スムーズにロックできないこともある。そして、ヒンジを固定しているネジを脱着した形跡を探ってみる。ネジの脱着が修理や交換したかどうかの目安となる。また、ヒンジが接している周辺の鉄板が歪んでいる場合は、ダメージが大きかったと推測できる。 |
溶接部を見れば判断できる
リアゲートを開けて、ルーフ付近の開口部を見ると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されているのが見える。追突をはじめ、後部が変形するような大きな事故などで修理した車両は、溶接部に手を加えているはずだ。また、板金塗装をしていれば、周囲とは雰囲気が違って見えるので、車体の左右を見比べながら色艶や形状などを念入りに観察してみよう。さらに確かめるには、鉄板の継ぎ目を埋めているシール材(鉄板の合わせ目の隙間を埋めている)を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(爪で押すと「プチッ」と表面が割れる)場合は、修理の際に新しいシール材を盛ったということがわかる。 |
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ドアの開口部を観察する
リアドアを開けて開口部の下部を見ると、鉄板の継ぎ目がある。リアフェンダー周辺の車体にダメージを受けて修理する場合は、継ぎ目から鉄板を剥がすことがある。一度鉄板を剥がすと、元と同じ状態には戻らない。それは、継ぎ目部分の溶接の状態を見ればわかる。車体左右の同じ場所を比べてみると、違いがわかりやすい。 |
下から覗いてダメージを探る
日頃見ることがない、クルマの床下もチェックしよう。例えばドアの下を覗くと、鉄板を繋いである接合部分が見える。溶接が乱れているようなら、何らかの修理をして再溶接している証拠だ。さらに、フレームの歪みや部分的な変形をはじめ、マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分は、そのまま手を付けていないことがあるので、事故などで受けたダメージを発見することがある。 |
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点検記録簿の内容と時期に注目
整備手帳などに記入された記録に目を通して、定期的に点検整備を受けてきたかどうかチェックしよう。点検整備記録簿以外にも、ガソリンスタンドやパーツショップでオイル交換などをすると、記録シールを貼ったりカードなどを記録簿にはさむこともある。車体や車検証ケース内も探ってみよう。いずれにしても、詳細な記録が残っている車両は、走行距離が伸びていてもコンディションがよく、走行機能部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。 |
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トラブルを察知する
エンジンをかけてみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。キーを捻ると、モーターが勢いよく回って容易にエンジンが始動するかだろうか。モーターの回転が弱かったり始動がもたつく場合は、バッテリーが弱っていたり、エンジンの調整が必要かもしれない。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、高回転までスムーズに回転が上下するか試してみよう。比較的おとなしく走った車両は、ほとんど使われていない高回転域までスムーズに吹き上がらない場合もある。 |
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装備類を操作してみる
ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなどの作動は必須チェック項目。さらに、エアコンやオーディオシステムなどの装備機器も、必ずONにして正常に機能しているかチェックしよう。純正、社外製品を問わず、オーディオ類やカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。 |
試走して確かめる
異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうか、トランスミッションの状態を確かめてみよう。オートマチックは、NからDへ、NからRへなど、セレクトレバーを各ポジションに入れながら操作してみる。さらに、ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかをチェック。使い方によっては5万kmも走行しないうちに不良になることもある。アクセルを踏んで動き出す時や加速する時のタイミングが長い場合は、滑って繋がりが悪くなっているので要注意。 |
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車両の扱い方を推測する
インテリアの状態を見れば、どのように扱われていたかが推測できる。特に後部ラゲッジスペース部の内装に傷が多いとか、ひどく汚れている場合は、常に荷物を出し入れしていたはず。一般に、乗用車として使われていた車両は、目立つような傷は少ない。また、シートに染みが付いていたり、カーペットの隙間や裏に食べ物のかすなどが埋まっている場合は、子供を乗せていたと推察できる。犬を乗せていた車両は、しっかり掃除してあってもカーペットの溝や裏に犬の毛や臭いが残っていることもある。 |
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
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