| 中古車目利き講座 スバル レガシィツーリングワゴン |
| SUBARU LEGACY TOURING WAGON |
 |
|
 |
ワゴンボディとターボエンジンの組み合わせが人気のレガシィツーリングワゴン。高性能車なので、車体やエンジンに負担のかかっていることも多いから、床下までしっかりチェックだ。 |
|
 |
トランスミッションは時間をかけてチェック |
|
|
|
 |
ターボ車はターボユニットの故障に注意 |
|
|
|
 |
ホイールやタイヤで使い方を推測する |
|
|
全体の雰囲気から探る
全体が見渡せる位置まで下がり、車両をやや遠くから眺めてみよう。ボディ外板のハリやツヤなどを見ながら、雰囲気をつかむのだ。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーの取り付け状態は車体とズレていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は均一か? どこかがくすんでいたり、一部だけツヤが違って見えたら修理したことも考えられる。最初に全体の印象を見るのだ。 |
 |
 |
バンパー裏側の棒を確認
バンパーの裏側を上から見下ろすと、左右を繋いでいる棒が確認できる。この棒をじっくり見て、塗装の状態が周囲と異なったり、歪みや手を加えた跡がないか、チェックしよう。フロントをぶつけて外観を修理しても、事故の痕跡が残っていることもある。 |
エンジンルームの雰囲気から状態を推測
ボンネットは必ず開けて、内部をチェック。左右のフェンダー、ラジエターを固定している鉄板(ラジエターサポート)の塗装をまわりと見比べよう。色合いが違う部分は修理した可能性がある。微妙な色合いの違いを見極めるのだ。エンジンやエンジン周辺の部品からのオイル漏れも確認しておこう。 |
 |
 |
溶接跡はきれいか?
レガシィは、フロントサスペンションの付け根部分を見ると、スポット溶接(直径5mm程度の押した点)が多くある。事故を起こして大きなダメージを受けると、ここまで修正しなければならないことがある。スポット溶接の間隔や大きさが左右で違っている車両は要注意。また、鉄板の接合部に盛ってあるシール材の盛り方が荒いようなら、サスペンションの付け根部分を修理した可能性が高い。かなり大きなダメージを受けた車両といえる。 |
ボンネットから推測
事故によりボンネットに損傷を受けて、ボンネットを交換することも少なくない。ボンネットを支えているヒンジのボルトに工具をかけた形跡を発見したら、事故をおこしている疑いが強い。まれにエンジンメンテナンスのためにボンネットを外すこともあるので、整備手帳のメンテナンス記録と照らし合わせてみよう。 |
 |
 |
フロントフェンダーを留めているボルトの傷がある場合
フロントフェンダーを固定しているボルトの塗装に傷が付いていれば、ボルトを脱着するために工具を使ったと判断。つまり、フェンダーを修理もしくは交換した可能性がある。フェンダーに手を加えても事故車扱いにはならないが、手を加えていない車両なら、小さな事故も起こしていないと推測できる。 |
エンジンルーム最前部は事故の影響を受けやすい
フロントグリルの後ろ(エンジンルームのいちばん前)にある、車体の左右を繋いでいるラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。ちょっとした衝突でもダメージを受けやすく、フロントをぶつけると、高い確率で修正あるいは交換することになる。歪みや手を加えた痕跡がないか、やすりをかけた跡がないか、じっくりチェックだ。周囲と色が違っていたら交換した証拠と思っていい。フェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。鏡を使って裏側も見てみよう。 |
 |
 |
足元の状態は
鉄板と鉄板の接合部分は、修理跡が見分けやすい。レガシィのリアドアを開けると、鉄板を繋いでいる場所があるので、溶接跡が整っているかどうか、チェックしてみよう。左右を見比べれてみれば、異常が見つけやすいだろう。 |
すき間の間隔と色の違い
鉄板と鉄板の境目の隙間を「チリ」と呼ぶが、隙間の間隔が均一でなければどこかの鉄板を修正または交換している可能性が高い。また、パネルの修理や交換をする時は、パネルを塗装することになる。しかし、色合わせの作業は難しく、塗装したパネルと周囲のパネルの色が微妙に異なることもあるのだ。そこで、鉄板の継ぎ目の部分で隣の鉄板同士の色合いが違っていないか、しっかり確認しよう。 |
 |
 |
床下からエンジンルームを見上げる
レガシィのフロント下部は、アンダーカバーに覆われて見えにくいが、すき間からエンジンルームを覗いてみよう。部品などにオイルのたれた跡がないか、また、カバー自体に大きな傷がないかも点検しよう。 |
リアゲートをチェックして後ろをぶつけた可能性を探る
リアゲートは面積が大きく、後部をぶつけるとダメージを受けやすい。まず、ドアがしっかり閉まるかどうか、確かめてみる。修理や交換したかどうかの目安として、ヒンジ周辺をチェックしよう。ヒンジを固定しているボルトを脱着した跡(ボルトの頭の傷)がないかをチェック。車体側のヒンジの付け根に板金した痕跡や歪みがないかも見ておくこと。 |
 |
 |
 |
ドアヒンジから側面のダメージを推測
車体側面のドア部分に損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換の際は、ドアを支えているヒンジのボルトを脱着することになるので、ボルトの状態をチェックしよう。レガシィの場合は、無塗装のボルトを使っているので、工具などを使ったかどうかわかりにくいが、前後左右ドアのボルトを見比べて、特定のドアだけボルトの頭の傷が多ければ脱着したことが疑える。ただし、ドアの立て付けを調整するために脱着することもあるので、ボルトを脱着していても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
床下の歪みや損傷もチェック
床下は全体的にじっくり見て、不自然な塗装跡(修復跡の可能性がある)がないかを確認したい。ぶつけてゆがんだりキズ付いたりしている場所がないかもチェックしよう。 |
 |
| レガシィツーリングワゴンのコンディションはここで見極める! |
|
点検記録に目を通す
点検記録簿などに記入されたデータにも目を通して、きちんとメンテナンスを受けてきたかどうかも、チェックしよう。定期的に点検やメンテナンスを受けているなら、きちんと手入れされているので、程度がいい車両と推測できる。 |
 |
 |
装備品がきちんと動くかチェック
エアコンやオーディオ、カーナビゲーションシステムなどの装備品はきちんと作動するかチェックしよう。カーナビなどは、取扱説明書がそろっているかも確認しよう。 |
トランスミッションの確認
オートマチック/マニュアルを問わず、必ず試走して、異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうかを確かめること。マニュアルギヤなら、各ギヤがスムーズにつながるかどうか、同時にクラッチの滑りも忘れずに確認しよう。オートマチック車は、NからDへ、NからRにセレクトレバーを動かして、ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかをチェック。 |
 |
 |
異音や大きな振動はないか?
エンジンを始動してみよう。異音がしたり、大きな振動がするようならトラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、ターボモデルの場合は、タービンのトラブルが多いので、マフラーからの白煙や黒煙にも注意。 |
ホイールのキズとタイヤの片減り
ホイールのいちばん外側(リム)に傷が多いクルマは、運転が荒かったり、車対感覚が悪い前オーナー像が想像できる。また、アライメントが狂っていることもあるので、タイヤが片減りしている場合は要注意だ。 |
 |
 |
ダンパーのチェックを忘れずに
リアゲートを支えているダンパーは、オイル漏れがないか確認しよう。このレガシィは、ダンパーの取り付けボルトにスパナをかけた形跡があるのでダンパーを交換していると考えられる。ダンパーは消耗品で、劣化すると重さを支えられず、ゲートが落ちてくる。 |
|
|
 |
 |
| クルマの鑑定ならおまかせ! |
中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
|
|
 |
|