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レガシィ ランカスター レガシィのツーリングワゴンをSUVスタイルに仕立てているのがランカスター。悪路走行を想定して床を上げたり、床下を守るアンダーカバーや専用のバンパーなどで車体の損傷を抑える装備を備えている。不整地などを走って車体下部にダメージを受けていたり、走行機能部品に負担が掛かっているケースもあるので、床下を徹底チェック。特に高出力エンジン仕様車や走行距離がかさんでいる車両は、記録簿で点検や部品交換などの整備状況も調べてみよう。
1998年6月〜2003年5月まで発売されたレガシィ・ランカスター。2000年5月には2.5リッターエンジンに加えて、3リッターエンジンを搭載したランカスター6を追加。余裕のあるエンジンを組み合わせることで、すべてのシチュエーションにおいて力強い走りを楽しめるクルーザーとなっている。
CHECK POINT
01
床下の状態を隅まで念入りに
02
ラゲッジスペースとリアシート周辺
03
整備記録の内容を詳細に探る
全体の雰囲気を見る
少し離れて車両全体を見てみよう。車体表面の色艶をはじめ、車体が歪んだり傾いたりしていないかチェックしよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーは車体とずれていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は真っ直ぐか? 一部だけくすんでいたり、艶が違って見えたら、その部分を修理したことも考えられる。
レガシィ ランカスター エンジンルーム内の様子をチェック
ボンネットを開けてみよう。中古車ショップの店頭に並んでいる車両のエンジンルーム内はクリーニングされている場合と現状のままの場合があるが、細部を観察してみよう。ゴムホースやベルトの劣化などを点検すると同時にオイルのにじみや汚れにも注意。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。整備手帳の記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。
ボンネットを交換した理由を探る
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することが多い。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着した形跡がある場合は要注意。事故の修理でボンネットを交換した可能性が高い。まれに、エンジンを修理するためにボンネットを脱着することもあるが、その場合は整備記録簿に記録が残っているはずだ。
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レガシィ ランカスター 車体前部の修復を推測する
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷あるなど、工具を使ってネジを脱着した跡があれば、フェンダーを交換した可能性がある。フェンダーを交換していても事故車とはいわないが、車体の前部を広範囲に渡って修理したかもしれない。交換していなければ、大きな事故を起こしていないといえる。
前部フレームの先端部分を見る
エンジンルームの前部にあるラジエターの横のすき間をナンバープレートの横からのぞくと、車体を支えているフレーム(骨格)の先端が見える。フレームの先端には鉄板が溶接してあるが、溶接部分に錆が出ている場合は要注意。錆は、大がかりな修理で車体に熱を加えたせいで発生することがある。手前に見えるラジエターを支えている金具(ステー)も、歪んでいないかチェックしよう。外観はきれいに修理しても、見えないところは修正だけで済ませることがあるので、ダメージを受けた証拠(修復跡)として残っていることがある。
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レガシィ ランカスター 隙間と色の違いをチェック
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板パネルを修理することになるが、外板部品を組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、各パネル同士の隙間(チリと呼ぶ)を見ればわかる。フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)、それぞれのチリが均一な幅でなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。同じ場所の車体の左右を見比べるのもチェックのコツだ。また、再塗装すると色が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色艶が合っているかもチェックしよう。
ダメージ跡が残りやすい部分
ボンネットを開けて、フロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ部品(エンジンルームの一番前で左右に渡してある)を見てみよう。ラジエターサポートは、前部をぶつけると、簡単にダメージを受けるので、修正あるいは交換することが多い。異常がないか観察してみよう。左右のフェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。
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レガシィ ランカスター 車体の左右同じ場所を見比べる
鉄板の接合部分は、修理跡を判断しやすい。リアドアを開けると、鉄板を繋いでいる部分があるので、溶接跡が整っているかどうかチェックしてみよう。スポット溶接(小さな窪みが点状に並んでいる)の数や並び方や、シーリング(鉄板の接合部の隙間を埋めている)の状態などを、車体左右の同じ場所を見比べながら観察すると、異常を見つけやすい。
側面のダメージを推測する
車体側面のドア部分に損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換作業では、ドアを支えている金具(ヒンジ)のネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしてみよう。前後左右ドアのボルトを見比べて、特定のドアだけネジの頭に傷が多ければ、脱着したことが疑える。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着しているように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。
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レガシィ ランカスター 取り付け部をチェック
リアゲートは面積が大きく、後部をぶつけるとダメージを受けやすい。修理や交換したかどうかの目安として、リアゲートを支えている金具(ヒンジ)の周辺をチェックしよう。ヒンジを固定しているネジを脱着した形跡がないか点検。車体側のヒンジの付け根に板金した痕跡や周辺に歪みがないかも見てみよう。そして、ドアがしっかり閉まるかどうか確かめてみる。車体の後部全体が歪んでいると、リアゲートの位置が微妙にずれていることもある。また、開閉状態もチェックしよう。リアゲートを途中で止めて、下がってこなければ大丈夫。開閉を補助するロッド(ダンパー)がへたっていれば、交換するしか手がない。
開口部の溶接を観察する
リアゲートを開くと、開口部は左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されているのが見える。追突をはじめ、後部が変形するようなダメージを受けて修理した車両の場合は、溶接部分が均一に揃っていないし、車体の左右で違っている。また、板金塗装していれば、色の雰囲気が周囲と違って見えることもある。さらに確かめるには、鉄板の接合部に盛ってあるシール材を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかかったら、新しく盛ったシール材なので、何らかの修理をしているということがわかる。
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レガシィ ランカスター 柔らかくて歪みやすい部品
リアバンパーは、ぶつけた時の衝撃を吸収するために、柔らかい金具(ステー)を介してフレームに固定されている。軽度の衝突事故では車体や骨格部までダメージが及ばないようにして、修理コストを抑えることができるようになっているのだ。ところが、事故の修理でバンパーを交換をしても、外から見えないステーは修正するだけで済ませているケースもある。バンパー自体のチェックと同時に、必ず裏側のステーも点検しよう。
スペアタイヤ周辺も見逃さない
ラゲッジスペースの下にあるスペアタイヤを外してみよう。車体後部に受けたダメージが残ったままになっていると、床部に歪みなどを見つけこともある。さらに、塗装が周囲と違っていたり、防音材の状態などに異常があれば、後部を修理したかもしれない。また、スペアタイヤを外したついでに、タイヤもチェック(空気圧や傷など)しておこう。
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レガシィ ランカスター 整備記録もチェック
整備手帳などの点検記録簿の内容を、車両をチェックする前に確認しておこう。過去にどのような整備を受けてきたのがわかり、車両の状態を探る参考になる。定期点検時の走行距離とも突き合わせてチェックしよう。さらに、車両はもちろん、エアコンやオーディオなど取扱説明書が揃っているか確認しておこう。
レガシィ ランカスターのコンディションはここで見極める!
シートの状態をチェック
シートに染みが付いていたり汚れが多い車両は、扱いが悪かったり子供を乗せていたと推測できる。また、シートは乗り降りの際に身体が当たるサイドサポート部が擦り切れてくる。ひどくなると、表皮が切れて内部が露出することもある。そして、走行距離が多い割にきれいなシートが付いている車両は、シートを交換していることも考えられる。
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レガシィ ランカスター 使われ方を推理する
ワゴン系の車両は、室内の状態でどのように扱われていたかが推測できる。特にラゲッジスペースの内装材が傷付いていたり、ひどく汚れている場合は、頻繁に荷物を出し入れしている。一般に、乗用車として使われていた車両は程度がいい。また、犬を乗せていると、しっかり掃除してもカーペットの溝や裏に犬の毛や臭いが残っていることもある。これらは、車両の状態を見極めるうえで大きなヒントになる。
トラブルを事前に察知する
エンジンを始動してみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってから少しアクセルを煽ってみて、スムーズに回転が上下するか試してみよう。
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レガシィ ランカスター 装備品を操作してみる
エアコンやオーディオシステムなどの装備品は、正常に作動するかチェックしよう。純正、社外品を問わず、カーナビやオーディオ類は取扱説明書が揃っていることも確認しよう。
試走してチェック
オートマチックは、セレクトレバーをNからDへ、NからRへなど、各ポジションに操作して、作動の具合いを試してみる。各ギヤへの切り替え時のショックは大きくないか? アクセルを踏むのと連動してスムーズに発進や加速ができるか? できる限り試走して確かめよう。
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
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