中古車目利き講座 スバル レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル

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レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル
参考車両 : B4 ブリッツェン2005モデル 初年度登録2005年3月
SUBARU
LEGACY B4 BLITZEN 2005 MODEL 
TA-BL5B4BV-91
スバル レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル
スペシャルパーツを組み込んでいる特別仕様車は、クルマ好きが乗るレアなクルマ。比較的手入れがよく、丁寧に扱っていることも多いが、中には激しい走りで車体が疲労している車両もあるので、見極めが必要だ。エンジンや走行系の整備状態はもちろん、過度の改造にも気を付けよう。
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●参考車両と同時期の仕様グレード設定
グレード 型式 シフト 駆動
・2.0(1994cc)
2.0i CBA-BL5 4AT 4WD
2.0R TA-BL5 5MT 4WD
2.0R TA-BL5 4AT 4WD
2.0GT TA-BL5 5MT 4WD
2.0GT TA-BL5 5AT 4WD
2.0GT スペックB TA-BL5 5MT 4WD
2.0GT スペックB TA-BL5 5AT 4WD
2.0 CNG (*) TA-BL5改 4AT 4WD
・3.0(2999cc)
3.0R CBA-BLE 5AT 4WD
3.0R スペックB CBA-BLE 6MT 4WD
・特別仕様車
2.0GT スペックB WRリミテッド2004
2.0i/2.0R/2.0GT アルカンターラセレクション
2.0GT ブリッツェン2005モデル
*CNG(圧縮天然ガス)仕様車
●2003年6月に4代目となったレガシィには、ツーリングワゴンと4ドアセダンがあり、「B4」はセダンの総称。当初は2.0リッター、同年9月に3.0リッターが発売された。2004年5月に一部改良。同年には、7月に特別仕様車「2.0GT スペックB WRリミテッド2004」、10月に「3.0R スペックB」、12月に「2.0R/2.0i/2.0GT アルカンターラセレクション」などが発売されている。
 参考車両の「ブリッツェン 2005モデル」は、2005年1月に発売され、同年3月までの期間限定で販売された特別モデル。
 駆動方式は4WDで、トランスミッションは5ATと5MT。280馬力ターボエンジンを搭載する「2.0GT」をベースに、専用デザインのフロントバンパー、フロントグリル、リアバンパー、17インチアルミホイールなどを装着。標準仕様にはないボディカラー「プレミアムレッド」の設定もある。インテリアは、専用の本革シートやドアトリムの他、天井までブラックで統一した仕上げになっている。
 2005年5月にレガシィシリーズの一部改良で仕様および装備改訂。同年11月には、「2.0スペックB」をベースに、2005とは異なるホイールを装着した「ブリッツェン2006」が発売されている。
全体の雰囲気を見る
 車両全体を観察しながら、立て付けの狂いや部分的な異常などはないか、探ってみよう。
 前面は、バンパー/ボンネット/ヘッドライト。後面も、バンパー/トランクリッド(トランクの蓋)/コンビネーションランプ(テールライト)。それぞれの横線がずれていないか、左右対称になっているかを確認する。車体が傾いていないかにも、注意しよう。
 ヘッドライトやテールライトが歪んでいたら、ライトがずれているか、隣接する部品がずれているのか、確かめる。片方だけ交換しているようなら、ライトの交換だけなのか、車体部も修理しているのか、周辺を詳しく調べる必要がある。
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レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル 見る角度を変えて観察
 車体まわりは、傷や凹みを調べる以外に、プレスラインや塗装の異常(部分的な変色や色むら)などもチェック。見る角度を変えながら探ろう。
 外観がきれいでも、斜め方向から透かして見ると、見落としがちな浅くて広い凹み、エクボと呼ばれる小さな凹み、あるいは波打ち(しわ)なども確認できる。
 しわが寄っているのは、衝撃を受けているか、板金修理跡と判断するのが妥当な見方だ。
整備状態を確かめる
 点検整備記録ともつき合わせて、ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品を中心にエンジンと周辺の部品をチェック。冷却水やオイルの量および汚れ、ブレーキ液量なども点検したい。
 エンジン周辺のオイルのにじみや汚れ(漏れ)にも注意しよう。
 周囲と比べて新しく見える部品は、交換していることが疑える。記録簿を見れば、トラブルが発生した箇所や修理の経緯、交換などの状況がわかるはずだ。
レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル
エンジンルーム内を探る
 左右フェンダー内側のインナーパネル、室内とエンジンルームを隔てているダッシュパネルなど、鉄板部をチェックしよう。
 異常があれば、車体内部にまで及ぶ大きなダメージを受けて修理している可能性がある。
 修理跡(溶接、シーラー、塗装の異常)はないか、歪みやしわなどはないか、調べてみよう。
 部品やネジなどに塗装の飛沫が付いている場合は、周辺に修理の跡がないか、探ってみよう。
レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル 裏側も調べてみる
 ボンネットは、外観のチェックで凹みや傷を確認したら、ボンネットフードを開けて、裏側に修理跡がないかも調べよう。縁の接合部(シーラーや塗装の状態)を確かめるのがポイントだ。
 ダメージを負うとボンネットを交換することもある。支えている金具(ヒンジ)部の固定ネジを脱着した形跡がないかも、チェック。
車体前部の必須ポイント
 ラジエターコアサポート(エンジンルームのいちばん前で車体の左右に繋がっている鉄板)は、車体前部をぶつけると、修正あるいは交換修理する確率が高い。ボンネットを開けたら、必ずチェックしよう。
 左右インナーパネルとの接合部や、他の部品類の固定状態などもヒントになる。
レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル
レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル 取り付け状態を確認する
 フロントフェンダーは、ボンネットを開けて、固定しているネジをチェックしよう。脱着した形跡があれば、修理のためにフェンダーを交換している可能性がある。左右を比べてみれば、取り付け状態の異常を見つけやすい。
 傷や凹みを補修したり、板金修理していても、修復歴車にはならないが、フロントフェンダーを外していれば、車体前部を広範囲に修理している疑いもある。
隙間の幅と色調を見る
 車体前部では、フェンダー、ドア、ピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)、ボンネットなどが、それぞれが隣接している。隣り合う隙間の幅が均等になっていなければ、ダメージを受けて部品がずれている、あるいは修理している可能性が高い。
 また、修理や交換でパネルを塗装すると、仕上がった色が微妙に違うことがある。隙間を境に、隣り合うパネルの色調が合っているかどうかも比べてみよう。
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レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル 車体側面のチェック
 側面に大きな損傷を受けると、ドアを交換することも多い。ヒンジ(ドアを支えている金具)の固定ネジをチェックしよう。
 前後左右の特定のドアだけにネジ脱着の形跡があれば、交換していることが考えられる。
 ただし、ドアの立て付け調整のためにネジを回すこともあるので、周辺も調べて判断する必要がある。
車体後部のチェック
 閉めた時の立て付けを見て、全体に狂っていれば、トランクリッドがずれているか、車体が歪んでいることが考えられる。
 右左の片方にだけ以上があれば、その側を修理していると判断して間違いないだろう。
 トランクリッドがスムーズに閉まらない場合も、ずれているか、車体の歪みを疑ってみる。
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レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル 接合部の状態に注意
 トランクの開口部を見ると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで、接合されている。溶接やシーラー、塗装の状態などの状態を手がかりに、修理した様子はないか、念入りに観察しよう。
 スポット溶接に手を加えた跡や違和感がないか、特に注意しよう。スポットの形状や大きさが違っていれば、板金修理あるいは外板パネル(リアフェンダー)を交換している。
 コンビネーションランプの周辺を、しっかりチェックしよう。
床を開けて確かめる
 スペアタイヤの収納部も、忘れずにチェックしよう。
 歪み、波打ち、板金修理跡、交換跡、溶接や塗装状態を探ってみる。底に貼ってある防振シートに異常がないことも確かめよう。
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レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル フェンダー修理の疑い
 フューエルリッド(給油口の蓋)を開けて、内部にマスキング跡やシーラーの乱れがないかチェック。フューエルリッドを外した形跡がある場合も、リアフェンダーを板金修理している可能性がある。
バンパーの裏をチェック
 バンパーの外観を確かめたら、下から見て、取り付け状態も、確認しよう。
 さらに奥を奥を覗いて、鉄板部分にダメージを受けたり、修理している様子がないか、チェックしよう。バンパーを修理したり、交換しても、大きな問題ではないが、車体を構成する骨格部や補強部材に損傷を負っていたり、修理している場合は、重大なダメージを受けていることになる。
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レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル 床下も探ってみる
 鉄板部や部品類に傷や凹み、修理/交換跡などがないか、確かめよう。オイルなどの液体が漏れていないかも、チェックしよう。
 サスペンションやフレームなどに異常がある場合は、走行に問題がないか、見極めが必要だ。 マフラーの接合部やサスペンション部品などに錆を発見することも多いが、浮き錆程度ならあまり気にすることはない。進行状態(腐食して崩れたり、穴が開く)を把握しておこう。
エンジンの調子を試す
 かかり具合、アイドリング、異音、回転の上下、排気ガスの色をチェック。
 実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するかどうか、試してみよう。
 ブリッツェンはターボエンジンなので、マフラーからの白煙やターボの異音(寿命が近づいている証拠)にも注意。
 異音や大きな振動が出ていれば、トラブルの可能性がある。
レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル
レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル ATを操作してみる
 エンジンをかけて、ブレーキを踏んだまま、PからDへ、NからRへなど、各ポジションにレバーを動かして、切り替え時にショックがあるなどの異常がないか、試してみよう。
 ステアリングハンドルにあるスポーツシフトスイッチも操作してみる。できれば試走して、ギヤが切り替わる時のショックが激しくないか、繋がるタイミングが長すぎないか、確かめたい。
機能を確かめる
 ウインカー、ホーン、ヘッドライト、テールランプ類などの保安機器作動状態をチェック。さらに、装備している電装機器や電動機構などは、正常に機能しているか、確かめよう。
 オーディオは、音量とソース、スピーカーの音を確認。エアコンは温度調節や風量も試してみる。スイッチを入れるだけでなく、操作してみることがポイントだ。
 ステアリングハンドルのオーディオコントロールをはじめ、パワーウインドウ、パワードアロックなども、チェック。運転席まわりだけでなく、ラゲッジルームランプの点灯や後部シートまわりのスイッチも、操作してみよう。さらに、運転席のシート調整やキーレスエントリーなど、調整機構や操作スイッチは、すべて試してみることだ。
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レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル タイヤのチェック
 減り具合(残り溝の深さ)を、まず点検。さらに、外周の接地面を見て、減り方を調べよう。
 一部が極端に減っている「偏摩耗」を見つけたら、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいはダメージを受けて車体が歪んでいるのかを確かめる必要がある。
 角から側面にかけて摩耗している場合は、過激な走行を繰り返して、車体に負担をかけていることも考えられる。
車体チェックの前に確認
 書類は、車両だけでなくオーディオなど装備機器の取扱(使用)説明書を備えていることを確かめよう。カーナビは、地図情報の発行時期も調べてみよう。
 点検整備記録は、車体をチェックする前に、過去にどのような整備を受けてきたか、内容を見ておく。定期点検や消耗部品交換などの実施時期と、その時の走行距離を把握しておくと、車両各部の状態を探る参考になる。最後の記録(いちばん新しい記載)が現状を表している。
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レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル 室内も丹念に調べる
 本革シートは、表面の劣化(擦り切れやひび割れ)に注意しよう。バケットタイプシートは、ドア側のサポート部のへたりもチェック。
 また、内装やシートの汚れや傷、穴などは、前席だけでなく後席も必ず調べよう。
 小さな子供が乗っていると、飲み物や食べ物などをこぼした染み(クリーニングでも落ちない)が残っていることもある。
ホイールから推察する
 傷が付いてないか、調べてみよう。無傷なら、運転が丁寧だったと考えていい。
 タイヤとホイールのサイズも確かめよう。フロントドア開口部に貼ってある「タイヤ空気圧」を見れば推奨サイズがわかる。
 過剰なサイズアップやサスペンションを交換しているなどの改造車両は、専門家に可否を相談したほうがいいだろう。
レガシィ B4 ブリッツェン 2005 モデル
車両チェックの勘どころ
塗装
●部分的に色調や艶が違う場合には、周辺の状態もチェック。
●タイヤハウス(フェンダーのタイヤを覆っている部分)内に外装塗料が付着しているとか、メッキやゴム部品などに塗料の飛沫が付いているなどの場合も、周辺を詳しく確かめる必要がある。
●ドアの開口部などにマスキング(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留める粘着テープを貼る)跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような直線状の段差があれば、何らかの理由で塗装していることがわかる。
取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれているのは、ネジを回している証拠だ。
●普通はネジの頭は塗装されているので、傷は比較的容易に確認できる。無塗装の場合は判断しにくいので、車体の左右を見比べるといい。
溶接とシーラー
●車体を構成する部品が溶接で固定されている部分は、シーラー(接合部の隙間を埋める充填材)が塗布されている。修理や交換で再溶接すると塗り直すので、不自然になっている。
●疑わしい場合は、爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、修理後に新しいシーラーを盛っている。
●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を見比べて判断しよう。
●車体各部はスポット溶接されている(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)部位も多いが、修理工場でスポットを打ち直している場合は、直径が5mm以下(新車時は5mm以上が普通)、窪みが深い、2度打ちしたずれなど、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。
●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。
立て付け
●外板パネルなどを修理すると、組み付ける際に誤差が出ることがあり、それは、隣り合うパネルの隙間(チリ)を見ればわかる。隙間の幅が均等になっていなければ、修理している可能性が高い。
●バンパーなどは、押されてずれることがある。たとえ修理していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。
●モール類(フェンダーからドアにかけて線状に繋がっている飾りなど)やプレスライン(外板が折れ曲がっている角の線)がずれていることからも、立て付けに異常があることがわかる。
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 中古車の目利きチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行(有料)してくれる。
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