中古車目利き講座 スバル レガシィB4

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レガシィB4 B4はオーソドックスなセダンでありながら、スポーティなイメージ。特にターボ車はクルマ好きが乗っていることも多く、走り方によっては車両のコンディションに差がある。車体まわりと同時に、エンジンをはじめ走行機能系もしっかりとチェックしよう。ターボは、特にエンジンのオイル漏れや汚れに注意。点検整備記録の詳細を探って、整備状態を調べよう。できるだけ試乗して、走行時の異音や不具合も確かめたい。なかには改造車もあるが、その場合は、改造箇所や機能などを把握する必要がある。
2003 LEGACY B4 2.0GT Spec B
「B4」は、レガシィのセダン(4ドアハードトップ)で、1998年12月から販売され、2003年6月から4代目となっている。水平対向エンジン+フルタイム4WDが特徴だが、仕様グレードは、同じ2.0リッターエンジンで「i」はSOHC、「R」はDOHC,「GT」はDOHCターボという3タイプが基本。4速と5速のオートマチック、5速マニュアルのトランスミッションとの組み合わせで、7タイプのバリエーションがある。GTはサスペンションが最もハードな設定になっており、スペックBは18インチアルミホイールや専用グリル、スポイラーを装着している。B4は、2003年9月に3.0Rが追加され、2004年4月には一部変更が行われている。
CHECK POINT
01
ターボ車はエンジンのオイル漏れに注意する
02
試走して車体や走行系各部の異音をチェック
03
記録簿の記載内容から点検整備の状態を探る
全体の雰囲気からi異常を見つける
少し離れて車両全体を見てみよう。車体表面の色艶をはじめ、車体が歪んだり傾いたりしていないか観察しよう。ナンバープレートの曲がり、左右のヘッドライトの色の違い、バンパーの車体とずれ、車体の切れ目の隙間(チリ)など、不自然な部分はないかチェック。また、車体に映り込むものをよく見てみよう。波打っていたり、歪んで映っていたら、板金修理した跡かもしれない。疑わしい場合は、見る角度を変えると判断しやすい。部分的な補修などで塗装している場合も、映り込んだ像で確認できることがある。
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レガシィB4 車体前部の重要なチェックポイント
フロントグリルの後ろにある「ラジエターサポート」と呼ぶ鉄板を観察してみよう。車体前部をぶつけると、ラジエターサポートを修正あるいは交換する確率が高い。歪みや手を加えた痕跡がないか、カバー類が邪魔して見えにくいが、じっくりチェックしよう。周囲と色が違っていたら、交換した証拠と思っていい。フェンダーとの接合部も不自然なところはないか、点検しよう。
不自然な部分や新しい部品
エンジンルーム内を眺めて、各部の塗装の様子を観察しよう。車体と左右のフェンダー、ラジエターを支えているラジエターサポートなど、各部の色艶を見比べて、違いはないだろうか。一部だけ異なっていれば、そこは修理して、後で塗装し直した可能性がある。周囲と比べて不自然にきれいな部分も、修理した跡かもしれない。さらに、細部も観察してみよう。各部がカバーされていて見にくいが、周囲と比べて新しく見える部品は交換されている。整備手帳の記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。
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レガシィB4 交換した理由を探る
ボンネットを支えている金具(ボンネットヒンジ)のネジに工具をかけた形跡を発見したら、事故でボンネットに損傷を受けて交換していることを疑ってみる。ただし、塗装が部分的に焼けていたり(白くなっている)、塗装を重ねている場合は、判断するのは難しい。また、エンジン修理のためにボンネットを外すこともある。その場合は、整備手帳に記録が残っているはずだ。
フェンダーの状態を読む
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷があるのは、工具を使ってネジを脱着した跡。つまり、フェンダーを交換、あるいは修理していると判断できる。フロントドアを開けて、Aピラー(フロントガラスを挟んでいる左右の柱)の付け根にあるネジもチェック。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと推察できる。
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レガシィB4 色と隙間を観察して微妙な違いを見定める
外板(車体の外側のパネル)の修理や交換する際には、パネルを塗装することになる。しかし、色を合わせるのは難しく、仕上がった色が本来の色と微妙に違うことがある。色調が合っていないのは、外板の隙間(チリと呼ぶ)を境に隣り合うパネルを比べて見ればわかりやすい。また、事故などで前部が破損すると、外板を修理することになるが、組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)など、それぞれのチリの幅を見ればわかる。均等になっていなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。また、修理していなくても、チリが合っていないのは、車体に何らかのダメージを受けていると判断できる。同じ場所の車体の左右を見比べるのもチェックのコツだ。
ドア部で側面のダメージを推察する
車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換する際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)のネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右のドアを見比べて、特定のドアだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったことが考えられる。ただし、新車の組み立て時や、ドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着したように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。
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レガシィB4 レガシィB4 継ぎ目とその周囲を観察する
リアドアを開けて開口部の下を見ると、鉄板の継ぎ目がある。リアタイヤ周辺の車体部にダメージを受けると、修理のために継ぎ目から鉄板を剥がすことがある。一度鉄板を剥がすと、元と同じ状態には戻らない。それは、継ぎ目の溶接の状態を見ればわかる。車体の左右を見比べれば、違いがわかりやすい。
開閉の動きと閉めた時の状態もチェックする
後部をぶつけた事故などでは、ダメージが大きい場合はトランクリッドを交換することがある。見るべきポイントは、リッドを支えているアームと、固定しているネジだ。アームは、カバーされていてネジ部は見えないが、捻れや曲がりなどの不自然な部分がないか、よく観察しよう。また、リッドを閉めた時に、前後および左右の隙間が揃っているかどうかもチェックしよう。
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レガシィB4 鉄板の接合部を観察する
トランクリッド(トランクの蓋)を開けると、左右に鉄板の接合部分がある。特にスポット溶接(丸い窪みになっている)の位置や数を、左右とも比べながらチェックしよう。新車状態のままならきれいに並んでいるが、乱れていたり、窪みの大きさが違っていれば修理した可能性がある。また、鉄板の継ぎ目を埋めているシール材(鉄板の合わせ目の隙間を埋めている)を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)状態なら、修理して新しいシール材を盛っているということがわかる。
スペアタイヤを外して床まわりをチェックする
トランクルームの床内に収納されているスペアタイヤを外してみよう。大きなダメージを受けてできた歪みなどが床部に残っている(走行に支障がなければ修理しない)こともある。塗装が周囲と違っていたり、防音防振材(床部や車体内部に貼っているマットやシート)の状態を見て、剥がれていたり、波打っているなどの異常があれば、後部を修理しているかもしれない。また、スペアタイヤを外したら、タイヤ自体の状態(空気圧や傷の有無など)もチェックしよう。
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レガシィB4 床下にある異常や不自然も見逃さない
床下を覗いてみよう。鉄板部の部分的な変形や凹み、各部支え金具の歪みなどはないか。塗装状態はもちろん、マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分は手を付けていない(補修や部品交換といった修理をしない)ことがあるので、意外なところに事故などで受けたダメージの痕跡を見つけることがある。
給油口の蓋もチェックポイント
リアフェンダーを板金修理するためにフューエルリッド(給油口の蓋)を外すことがある。ネジを脱着した形跡がないかチェックしてみよう。また、フューエルリッドを交換していれば、塗装表面の艶が周囲と違って見えることがある。いずれにしても、リアフェンダー周辺を修理していることが疑える。また、フューエルリッドの色を参考にして塗料を調合するために外すこともある。取り外した形跡があれば、再塗装するなど、他の部分を修理したり補修していることも考えられる。
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レガシィB4 点検整備記録に目を通す
記録簿(整備手帳など)の内容を、車両をチェックする前に確認しておこう。過去にどのような整備を受けてきたのかがわかり、車両各部の状態を探る参考になる。定期点検時の走行距離とも突き合わせてチェックしよう。詳細な記録が残っている車両は走行距離が伸びていてもコンディションがよく、機能部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。
レガシィB4のコンディションはここで見極める!
ホイールとタイヤをチェック
ホイールのリム(外周部分)に傷が多い車両は、運転が乱暴だったり不注意に扱っている、あるいは不慣れな運転で縁石などに擦ってしまったなどが想像できる。また、タイヤの摩耗状態もチェック。一部だけ異常に減っている片減り(偏摩耗)を見つけたら、アライメント(タイヤの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいは事故で受けたダメージなどで車体が歪んでしまったのかを確かめる必要がある。また、タイヤの接地面だけでなく角や側面まですり減っていたら、激しい走り方をしていたと推測できる。その場合は、車体やエンジン、サスペンションなど各部に負担をかけていると判断できるし、走行に関わる部品などの消耗も進んでいるはずだ。
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レガシィB4 エンジンをチェック
エンジンを始動してみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってから少しアクセルを踏んでみて、スムーズに回転が上下するか試してみよう。また、ターボエンジンの場合は、タービンにトラブルが発生するとマフラーから白煙や黒煙が出る。排気ガスの色にも注意しよう。
装備類を操作してみる
まず、ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパー、ハザードランプなど、保安関係の作動をチェック。さらに、エアコンやオーディオシステムなどの装備機器も、必ず操作して正常に機能しているかチェックしよう。純正、社外製品を問わず、オーディオ類やカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。
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レガシィB4 レガシィB4 試走してチェック
オートマチックは、セレクトレバーをNからDへ、NからRへと操作して、作動の具合いを試してみる。各ギヤへの切り替え時のショックは大きくないか? アクセルを踏むのと連動してスムーズに発進や加速ができるか? できるだけ試走して確かめよう。サブゲートの「+」「ー」でスポーツシフトも試してみる。さらに、ステアリングホイールに設置されているシフトボタンを操作して、作動の具合いを確認しよう。
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
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