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参考車両 : ワゴン 4.7 VXリミテッド Gセレクション
初年度登録1998年3月 |
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TOYOTA
LAND CLUISER100 GF-UZJ100W トヨタ ランドクルーザー100 |
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| 街の乗りやレジャーが多いが、中には農林漁業や山岳地で使うなど、用途や走行状況は多種多様。車両チェックの基本は他車種と同じだが、どのように扱われていたかによって車両の状態を見極めよう。走行距離が多い場合は、ステアリングやAT、足まわりの状態などを念入りにチェック。過酷な使用状況では、駆動系の不具合にも注意する必要がある。 |
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| ●参考車両と同時期の仕様グレード設定 |
| グレード |
型式 |
シフト |
駆動 |
定員 |
| ・4.7 (4663cc)・ワゴン |
| VXリミテッド Gセレクション |
GF-UZJ100W |
4AT |
4WD |
8 |
| VXリミテッド |
GF-UZJ100W |
4AT |
4WD |
8 |
| VX |
GF-UZJ100W |
4AT |
4WD |
8 |
| ・4.2 (4163cc)ディーゼル・バン |
| VXリミテッド Gセレクション |
KG-HDJ101K |
4AT |
4WD |
5 |
| VXリミテッド |
KG-HDJ101K |
4AT |
4WD |
5 |
| VX |
KG-HDJ101K |
4AT |
4WD |
5 |
| VX |
KG-HDJ101K |
5MT |
4WD |
5 |
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●ランドクルーザーの名を冠したモデルは複数あるが、最も伝統を受け継いだ正統派オフロード4WD車といえるのが、1998年1月のフルモデルチェンジを期に先代80シリーズから進化した「100シリーズ」。
車体種別は、乗車定員が8名の「ワゴン」と5名の「バン」の2タイプ。エンジンも2種類あり、ワゴンには4.7リッターのガソリン、バンは4.2リッターのターボディーゼルを搭載。トランスミッションは4速オートマチックだが、バンには5速マニュアルの設定もある。他に、ワゴンは脱着式3列目シートを備えているのがバンとの違いになっている。
グレード設定は、ワゴンもバンも同じで、ベーシックな「VX」に加えて、クルーズコントロールやオーディオを備えた上級装備タイプが「VXリミテッド」。さらに、「Gセレクション」には、車高を自動調整する機構などを組み込んでいる。
発売以来、1999年8月と2000年5月に一部改良。2002年8月のマイナーチェンジでフロントグリルなどのデザインを変更している。 |
車両の雰囲気を観察する
やや離れた位置から、車体の傾きや歪み、色艶、外観部品の立て付けなどを見てみよう。
前面は、ボンネット/グリル/バンパー。後面は、テールゲート/バンパー。それぞれが並んでいる横線と縦線が整っているか。左右対称になっているか、確かめよう。
前後とも、ランプ類が片方だけ新しい(交換している)場合は、単なるランプ破損か、車体部の修理を伴っていないか、周辺を詳しく探って、交換した理由を確かめる必要がある。
ナンバープレートの歪みや傷、外した痕跡(後部は封印を剥がした形跡)なども、修理や交換を推察するヒントになる。 |
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角度を変えると見える
外観各部の異常を探る時は、見る角度を変えながら、車体表面を観察しよう。
斜め方向から透かして見ると、波跡(波打って見える板金修理跡)や、見落としやすい広くて浅い凹みなども見つけやすい。
塗装の状態にも気を付けよう。艶や色調が違っていたり、ザラザラした肌荒れ状態になっているなど、部分的に不自然な箇所があれば、補修や修理跡の可能性がある。 |
整備状態を確かめる
ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品を中心に定期点検整備項目を確認しよう。冷却水やオイルの量と汚れ、ブレーキやウォッシャーの液量なども点検したい。オイルのにじみや汚れ(オイル漏れの兆候)にも注意。
周囲と比べて新しく見える部品は、交換の疑いがある。故障や不良か、それとも事故などでダメージを受けたか。周辺を調べると同時に、定期点検整備記録簿の修理/交換記録も探ってみよう。 |
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鉄板部の異常を探る
エンジンルーム内の各部鉄板を見てみよう。車体を構成する部材に大きなダメージを受けると、走行機能面に不具合が生じることもある。修理跡(溶接、シーラー、塗装の異常)はないか、歪みやしわなどはないか、チェック。
部品やネジなどに塗装の飛沫が付いている場合は、周辺に修理跡がないか、探ってみよう。 |
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取り付け状態から推察
フロントフェンダーは、ボンネットを開けると見える、固定ネジをチェック。
ネジを脱着した形跡があれば、外して修理したり、交換している可能性が高い。
フロントフェンダーは補修や修理していても、修復歴車にはならないが、フェンダーを外している場合は、車体前部を広範囲に修理している可能性もある。外すほどでなければ、大きなダメージを受けていないともいえる。 |
前部の要チェックポイント
車体前部にダメージを受けると、修理あるいは交換する確率が高いラジエターコアサポート(エンジンルームのいちばん前で車体の左右に繋がっている)をチェック。
左右フェンダー部との接続部分や、固定されている部品類を外したり、交換していないかも確かめよう。
また、フロントグリルとラジエターの隙間から下を覗くと、バンパーの取り付け部が見える。
固定部分や周辺に修理/交換の痕跡などがないか、チェック。
錆の状態にも注意しよう。 |
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隙間の幅と色調を見る
立て付けを見る場合、例えば車体前部側面では、フェンダー、ドア、ピラー(フロントガラス左右にある柱)、ボンネットなどが隣合わせになっている。
それぞれの隙間の幅を見てみよう。均等になっていなければ、どれかがずれていたり、修理している可能性がある。
また、隙間を境に、隣り合う塗装の色調も比べてみよう。補修や修理/交換をすると、色艶が違って見えることがある。 |
ドアの状態をチェック
ドアに大きな損傷を受けると、外して修理したり、交換してしまうこともある。ドアヒンジ(支えている金具)のネジをチェックしよう。
固定ネジに工具をかけた傷が付いていれば、ドアを外していることが疑える。
ただし、ドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともある。ネジ脱着の形跡だけでは、ドア交換とは即断できない。
また、ドアは外と裏のパネル2枚を張り合わせた構造になっている。縁の接合部分に修理跡などがないか、チェックしよう。 |
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開口部も確かめる
ドアを開けたら、下部のサイドシル(ステップ)も、修理跡などがないかチェック。外側に被せている樹脂カバー(プロテクター)を交換しているなど、手を加えた様子がないか、確かめよう。 |
フェンダーのチェック
フェンダーは、傷、凹み、腐食、修理や交換の形跡などがないかをチェック。
膨らんでいる部分を擦っている場合は、単なる擦り傷なのか、凹みを伴った擦り傷なのか、一見して判別つかないことがある。必ず、損傷個所を触って傷の状態を判断する。
下部の樹脂プロテクターを取り外した様子がないかも、確かめよう。 |
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給油口の蓋にもヒント
前後フェンダーとも、ホイールアーチ部(縁の折り曲げ部分)に修理跡などがないか、チェック。ドアを開けて、開口部にマスキング跡などがないかも確かめよう。
また、リアフェンダーは、給油口の蓋もチェックポイント。開けて、内部にマスキング跡や修理跡などがないか、調べてみよう。
蓋の色調が周囲と違う場合は、リアフェンダーを修理していると考えられる。 |
テールゲートをチェック
ランクルのテールゲートは上部と下部に開く2分割式だが、スムーズに開閉できるかどうか確かめよう。うまく閉まらない場合は、ゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいることも考えられる。
閉めた時の立て付けが全体に狂っている場合も、ゲートのずれか、車体の歪みが疑える。
右または左の片方だけに異常があれば、その側の車体部を修理していると判断できる。
テールゲートに損傷を負うと、交換することもある。ヒンジ部の固定ネジを確かめるなど、取り付け状態も探ってみよう。 |
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後部の修理には要注意
テールゲートを開けると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで、接合されているのが見える。
溶接やシーラー、塗装の状態などを調べてみよう。異常があれば、修理していると考えられる。
特にスポット(溶接)の状態とシーラーの盛り方に注意。
開口部の下部も、隙間を覗いて必ずチェックしよう。
後方から強い衝撃を受けるとキャビン(室内部)との接合部に歪みが生じたり、衝撃がルーフパネルの前部にまで波及することもある。修理箇所を見つけた場合は、周辺と同時に関連する部分も詳しく調べる必要がある。 |
床下の鉄板部を探る
フレーム(骨格部)やメンバー(補強材)などの鉄板部の変形や歪み、各部支え金具類の曲がり、修理跡や交換跡など、床下に異常はないか、チェック。
雪道を走行した車両などは、凍結防止のため路面に散布する融雪剤の影響で錆が発生していることも多い。錆の様子も探ってみよう。表面に浮いている程度ならそれほど問題ないが、浸食状況を見極める必要もある。 |
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部品類も詳しく調べる
床下を覗いたら、マフラーなどの部品類に傷や凹み、交換の形跡がないかどうかも、確かめる。
外観をきれいに直しても、走行に影響がない見えない部分は修理や交換をしないことがあるので意外なところにダメージを受けているのを見つけることがある。
オイルやグリスなど、油脂類の漏れや滲みにも注意しよう。 |
トラブルを察知する
エンジンをかけて、始動状態、アイドリング回転などをチェック。
エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するかどうかも、試してみよう。
エンジンがかかりにくい場合は、バッテリーをはじめ、さまざまな要因が疑える。アイドリングが不安定だったり、異音や大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。 |
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装備機器の機能を試す
装備類は、すべて操作して、作動状態をチェックしよう。
保安機器類(ヘッドライト、テールランプ/ブレーキ/バック、ウインカーなど)をまず確認。
さらに、エアコン(特に冷房は寒い日でも要確認)やオーディオなども試してみよう。
他にも、パワーウインドウの開閉、サンルーフやパワーシートなどの動作確認も忘れないこと。
装備している電装機器や電動機構などは、スイッチON/OFFだけでなく、調整操作して、正常に機能しているかどうかを確かめることが大切だ。
カーナビは、地図ソフトの発行時期も確認しよう。 |
操作して確かめる
ATは、エンジンをかけてブレーキを踏んだまま、PからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを動かして、切り替え時のショックが大きいなどといった異常がないか、試してみよう。
できれば試走して、ギヤが切り替わるタイミングがスムーズかどうか。アクセルを踏み込んだ時に滑っている感じはないか。異音が発生していないか。走行中に起こる不具合やトラブルの前兆なども掴みたい。
また、ランドクルーザーは本来が本格的なオフロード車だ。試走が可能なら、4WDのH(ハイ)、L(ロー)など、切り替え機構も試して、作動状態を確かめたい。 |
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車両の扱い方を探る
インテリアは、汚れや傷、染み、穴などはないか。後部シートやラゲッジルームも念入りに探ろう。
レザーシートの場合は、表皮の手入れ状態もチェックポイントだ。 |
備え付け書類を確認する
車検証の他に、車両取扱説明書を備えていること。オプションや後付け社外製品などが付いている場合は、それぞれの説明書が揃っていることを確かめよう。 |
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コンディションが推察できる
定期点検整備記録簿は、必ず記載内容をチェックしよう。
記録を見れば、過去にどのような整備を受けてきたのかがわかり、定期点検や消耗部品交換などの実施時期と、その時の走行距離を把握しておくと、車両各部の状態を探る参考になる。
いちばん新しい記録(年月日)が、車両の現状を表している。 |
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塗装 |
●部分的に色調や艶が違う場合には、周辺の状態もチェック。
●タイヤハウス(フェンダーのタイヤを覆っている部分)内に外装塗料が付着しているとか、メッキやゴム部品などに塗料の飛沫が付いているなどの場合も、周辺を詳しく確かめる必要がある。
●ドアの開口部などにマスキング(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留める粘着テープを貼る)跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような直線状の段差があれば、何らかの理由で塗装していることがわかる。 |
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取り付けネジ |
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれているのは、ネジを回している証拠だ。
●普通はネジの頭は塗装されているので、傷は比較的容易に確認できる。無塗装の場合は判断しにくいので、車体の左右を見比べるといい。 |
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溶接とシーラー |
●車体を構成する部品が溶接で固定されている部分は、シーラー(接合部の隙間を埋める充填材)が塗布されている。修理や交換で再溶接すると塗り直すので、不自然になっている。
●疑わしい場合は、爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、修理後に新しいシーラーを盛っている。
●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を見比べて判断しよう。
●車体各部はスポット溶接されている(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)部位も多いが、修理工場でスポットを打ち直している場合は、直径が5mm以下(新車時は5mm以上が普通)、窪みが深い、2度打ちしたずれなど、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。
●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。 |
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立て付け |
●外板パネルなどを修理すると、組み付ける際に誤差が出ることがあり、それは、隣り合うパネルの隙間(チリ)を見ればわかる。隙間の幅が均等になっていなければ、修理している可能性が高い。
●バンパーなどは、押されてずれることがある。たとえ修理していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。
●モール類(フェンダーからドアにかけて線状に繋がっている飾りなど)やプレスライン(外板が折れ曲がっている角の線)がずれていることからも、立て付けに異常があることがわかる。 |
クルマの鑑定ならおまかせ!
中古車の目利きチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行(有料)してくれる。
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