| TOYOTA IST |
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ヴィッツなどの車体を流用した小型SUVとして使えるイストは、2002年5月発売の当初1カ月で4.2万台を受注したという記録的なヒット作だ。中古車市場に出回る数が多いクルマは、車両の程度も千差万別。大きな事故を起こすと、たいていは廃車にするので、ひどいダメージ受けて修理した事故車は少ないといえるが、運転が未熟だとか不慣れなサンデードライバーなどが擦り傷や凹みを付けた車両は比較的多いといえる。車体関係の基本チェックポイントと同時に塗装面の状態もしっかり観察してみよう。 |
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小さな傷の場所と数 |
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装備内容とすべての操作 |
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新車を試乗してから比べてみる |
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全体の雰囲気から見極める
少し離れて車両全体を見てみよう。車体表面の張りや艶などをはじめ、車体が歪んだり傾いたりしていないかチェックしよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーは車体とずれていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は真っ直ぐか? どこかがくすんでいたり、一部だけ艶が違って見えたら、その部分を修理したことも考えられる。 |
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不自然な部分や新しい部品
エンジンルーム内の状態をチェックしてみよう。まず、各部の塗装の様子を観察する。車体と左右のフェンダー、ラジエターを支えているラジエターサポートなど、各部の色を見比べて、違ちがないか見てみよう。一部だけ色合いが異なっていれば、そこは修理して、後で再塗装した可能性がある。周囲と比べて不自然にきれいな部分も、修理した跡かもしれない。さらに、細部も観察して、ゴムホースやベルトの劣化などを点検する。オイルのにじみや汚れにも注意。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。整備手帳の記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。 |
ボンネットから推測
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することも少なくない。ンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジに工具をかけた跡を発見したら要注意。ただし、まれにエンジンの整備などのためにボンネットを外すこともあるので、整備手帳のメンテナンス記録と照らし合わせてみよう。 |
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車体に映る景色や物を見る
車体の表面を細かく見ていくと、角度によって歪みや波打っているのを見つけることもある。車体に写り込む周囲の景色が不自然に歪んでいたり、塗装の状態が荒れていたら、板金修理や部分補修の跡を疑ってみる。見る角度を変えてみるのがポイントだ。 |
フェンダーの状態から推測する
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷が付いていれば、工具を使ってボルトを脱着した跡、つまりフェンダーを交換あるいは修理している。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと判断できる。イストの場合、衝撃を緩衝するためにフェンダーの固定部に金具(ステー)が伸びているが、不自然に曲がっていたら、車体にダメージを受けている可能性が考えられる。 |
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後部の状態を点検
リアゲートは面積が大きく、後部をぶつけるとダメージを受けやすい。追突などで大きなダメージを負うと、新品部品と交換することも多いので、修理や交換したかどうかの目安として、ヒンジまわりをチェック。リアゲートを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着した跡はないか、ヒンジの付け根の車体側周辺に板金した痕跡や歪みがないか、観察してみよう。また、閉めて車体との隙間が均一になっているかも確認する。ついでに、開閉を補助している部品もチェック。ゲートを途中で止めてみて、下がってこなければ大丈夫。ダンパーが劣化していれば、交換するしか手がない。 |
各ドアのヒンジを比べてみる
車体側面のドア部分に損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換の際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)のネジを脱着することになるので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右のドアを見比べて、特定のドアだけネジの頭の傷が多ければ脱着したことが疑える。ただし、ドアの立て付けを調整するために脱着することもあるので、ネジを脱着していても必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
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溶接の状態でも修理歴がわかる
リアゲートを開けて開口部を見ると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されているのが見える。追突をはじめ、後部が変形するような事故などで修理した車両は、ここに手を加えているはずだ。また、板金塗装していれば、周囲とは状態が違って見えるので、色や形状などをしっかりと観察してみよう。左右を見比べると違いがわかりやすい。さらに、鉄板同士の合わせ目の隙間を埋めているシール材を爪で押してみよう。表面が堅くても内部が柔らかったら、修理の際に新しく盛ったということがわかる。 |
スペアタイヤ周辺も見逃さない
ラゲッジスペース下のスペアタイヤを外してみよう。床部に歪みなどを見付けるかもしれない。塗装の状態がまわりと違っている場合も修理したことが疑える。スペアタイヤ自体の状態(空気圧や摩耗)などもチェックしよう。 |
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隙間の間隔と色の違い
鉄板と鉄板の境目の隙間を「チリ」と呼ぶが、隙間の間隔が均一でなければどこかの鉄板を修正または交換している可能性が高い。また、外板の修理や交換をする時は、塗装することになる。しかし、色合わせの作業は難しく、塗装した部分や部品が周囲の色と微妙に異なることもあるのだ。外板の継ぎ目の部分を境に隣の同士の色合いが違っていないか、しっかり観察しよう。 |
バンパーステーは柔らかく歪みやすい
リアバンパーは、柔らかい金具(ステー)を介して固定されている。軽度の衝突事故などではぶつけた時の衝撃を吸収し、車体の骨格(フレーム)までダメージが及ばないようにして、修理コストを抑えることができるようになっているのだ。ところが、事故の修理でバンパーを交換をしても、外から見えないステーは修正するだけで済ませているケースもある。バンパー自体のチェックと同時に、必ず裏側のステーの歪みも点検しよう。 |
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車体後部に意外な盲点
フューエルリッド(給油口の蓋)は、リアフェンダーを板金修理するために外すことがある。ネジを脱着した形跡がないか点検してみよう。フューエルリッドの色を参考に塗料を調合するために、外すこともある。取り外した形跡があれば、再塗装するなど、他の部分を修理したことも考えられる。また、給油口の裏に貼ってあるステッカーにも目を通しておくと、整備の目安になる。 |
車体の左右を見比べる
リアフェンダーにダメージを負って板金塗装した車両は、ドア開口部のリアシート脇に、マスキングテープ(塗装作業時に塗装しない部分を隠すために貼る)の跡が残っていることもある。指先で塗装表面を軽くなぞってみると、爪が引っかかるような段差ができているので、わかるだろう。また、車体の左右同じ場所を見比べると、修復跡かどうかを判断しやすい。 |
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装備品の作動具合をチェック
エアコンやオーディオ、カーナビゲーションシステムなどの装備品はきちんと作動するかチェックしよう。カーナビなどは、取扱説明書がそろっているかも確認しよう。 |
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ホイールとタイヤをチェック
ホイールキャップやのリム部(アルミホイールなどはいちばん外側のタイヤと接している部分)は縁石などに接触して傷が付く。傷が多い場合は、運転が荒かったり不慣れで車両感覚が掴めていないドライバーが使っていた車両だということが想像できる。また、タイヤは、一部が極端に減っている(偏摩耗の状態)場合は、要注意だ。アライメント(タイヤの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいは事故で受けたダメージなどで車体が歪んでしまったのかを確かめる必要がある。 |
異音や振動をチェック
エンジンを始動してみよう。異音が聞こえたり、大きな振動が出ているようならトラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、できなければエンジンが暖まってから少しアクセルを踏んでみて、スムーズに回転が上下するか試してみよう。 |
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試走してチェック
できる限り試走して、異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうか、確かめてみよう。オートマチックは、NからDへ、NからRにセレクトレバーを動かして、ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかをチェック。 |
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
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