| 中古車目利き講座 スバル インプレッサ スポーツワゴン 20N |
| SUBARU IMPREZA SPORTS WAGON |
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20Nは、20K(ターボ)に比べるとハイパワーではないが、走りと高燃費を両立して実用的というのがポイントになるだろう。使用した地域によっても差があるので、床下の錆などにも目を光らせよう。インテリアも含めて、使い方や走り方を推察することも大切だ。特にラゲッジスペースをしっかり観察して、頻繁に荷物を積み降ろししているなど、車体後部に負担をかけていないか探ってみよう。エンジンや走行系は、記録簿で点検整備状態をチェックしたうえで、できれば試走して異音が発生していないかを確かめたい。 |
| 2000 Impreza 20N ●参考車両は2000年12月の初期登録車で、2000年8月のフルモデルチェンジの初期に該当する。当時の仕様グレードは、1.5と2.0リッターエンジンの2種がベース。1.5は、標準仕様の「I's」と前後スポイラーなどを装備した「I'sスポルト」があり、4速オートマチックと5速マニュアル、FF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)の組み合わせで8タイプ。2.0は、ターボ「20K」とNA(自然吸気)「20N」があり、駆動方式は4WDのみ、4速オートマチックと5速マニュアルの設定で4タイプ。2000年10月に、スポーツ仕様の「STi」が加わった。その後、2001年9月と11月に仕様グレードの一部改訂が行われ、2002年11月からは内外装が変更されている。 |
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降雪地で使った車両は床下部の錆をチェック |
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インテリアの細部まで観察して使い方を推察 |
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試走で車体のきしみや各部の異音をチェック |
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全体の雰囲気から探ってみる
車体に映る周囲の景色を見てみよう。歪みや凹み、あるいは波打っているのを見つけることもある。塗装表面が肌荒れ状態になっている場合も、事故を起こして板金塗装した修理跡かもしれない。また、車両からやや離れて、細部に目を向けよう。ナンバープレートの曲がり、左右のヘッドライトの色の違い、バンパーの車体とのずれ、車体の切れ目の隙間(チリ)が均等になってないなど、外観の異常を見つけるのだ。見る角度を変えると、不自然な状態に気が付くこともある。 |
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ボンネットの脱着には理由がある
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することも少なくない。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジに脱着した形跡があれば、事故を疑ってみる。ただし、エンジンの修理などでボンネットを外す場合もある。もし、エンジンに手を入れるために外したのなら、整備手帳に記録が残っているはずなので確かめてみよう。 |
フェンダーの状態から判断する
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷が付いていれば、工具を使ってネジを脱着しているので、フェンダーを交換あるいは修理していることがわかる。傷や凹みをきれいに直すなどでフェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)の扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと判断できる。 |
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フロントガラスの付け根周辺にヒント
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板パネルを修理することになるが、組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、各パネル同士の隙間(チリ)を見ればわかる。フロントフェンダーの後端とドア、フロントフェンダーとピラー部(フロントガラスを挟んだ左右の柱)など、それぞれのチリが均一でなければ、外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。同じ場所の車体の左右を見比べると判断しやすい。また、再塗装する際に、色合わせがうまくいかないと、色調が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色が合っているかもチェックしよう。 |
不自然な部分や新しい部品
エンジンルーム内各部の塗装の状態を見てみよう。色を見比べながら違いを探ってみる。一部だけ色合いが異なっていたり、周囲と比べて不自然にきれいな部分があれば、そこは修理した後で再塗装した可能性がある。さらに細部に目を向けて、ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品を中心にエンジン関係の部品をチェック。オイルのにじみや汚れにも注意しよう。周囲と比べて新しく見える部品は交換している。整備手帳の記録を参考にするとトラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。 |
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前部をぶつけると証拠が残る
フロントグリルの後ろ(エンジンルームのいちばん前で車体の左右に繋がっている)にあるラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。車体前部をぶつけると、これを修正あるいは交換する確率が高い。歪みや手を加えた痕跡がないか、念入りにチェックしよう。周囲と色が違っていたら、交換した証拠と思っていい。左右フェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検。ラジエターサポートに固定されている部品類やヘッドランプ周辺も探ってみよう。 |
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側面のダメージを推察する
ドア部分に損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換する場合は、ドアを支えている金具(ヒンジ)の固定ネジを脱着するので、ネジの状態を見てみよう。一般にネジの頭は塗装されているので工具を使えば傷で判断できるが、インプレッサのネジは無塗装なのでわかりにくい。左右ドアのネジを見比べよう。特定のドアだけネジ傷が多ければ、脱着したことが疑える。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着した形跡があるように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
補修の跡が開口部に残る
後部ドアを開けて、開口部を観察してみよう。フェンダー部周辺を板金修理したり、傷などを補修する場合は、再塗装したことを目立たなくするために開口部まで塗装することがある。塗装作業時にマスキングする(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留めるために粘着テープを貼る)ので、跡が残っていることがあるのだ。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような段差があり、その段差が直線状になっていれば間違いなくマスキングテープを貼った跡なので、何らかの理由で塗装したことがわかる。車体の左右同じ場所を見比べると判断しやすい。 |
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支え部をチェックする
後部をぶつけると、リアゲートもダメージを受けやすい。修理や交換したかどうかをチェックするには、ゲートを支えている金具(ヒンジ)を見る。ネジの頭の塗装に傷があるなど、ネジを脱着した形跡がないかどうかチェックしよう。ヒンジが接している周辺の鉄板に歪みが残っている場合は、ダメージが大きかったと推察できる。また、ゲートがしっかり閉まるかどうかも目安になる。車体後部全体が歪んでいるためにリアゲートの位置が微妙にずれてスムーズにロックできないこともある。そして、開閉もチェック。リアゲートを途中で止めてみて、下がってこなければ正常。自然に下がってしまうのは、開閉を補助するロッド(ダンパー)がへたっている。 |
開口部の溶接を観察する
リアゲートを開くと、開口部は左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されているのが見える。追突をはじめ、後部が変形するようなダメージを受けて修理した車両の場合は、溶接部分が均一に揃っていないし、車体の左右で違っている。また、板金塗装をしていれば、周囲と色の雰囲気が違って見えることもある。さらに確かめるには、鉄板の継ぎ目に盛って隙間を埋めているシール材を爪で押してみよう。表面が硬くて内部が柔らかい(爪で押すとプチッと表面が割れる)ようなら、修理して新しいシールを盛り直している。 |
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スペアタイヤの周辺をチェック
トランクルームの床に収納されているスペアタイヤを外してみよう。車体に大きなダメージを受けてできた歪みなどが床部に残っている(走行に支障がない部分は修理しない)のを見つけることもある。塗装が周囲と違っていたり、防音防振材(床部や車体内部に貼っているマットやシート)が剥がれていたり波打っているなどの異常があれば、後部を修理しているかもしれない。また、スペアタイヤを外したついでに、タイヤ自体の状態(空気圧や傷の有無など)もチェックしよう。 |
修理の痕跡を探す
日頃見ることがない、クルマの床下もチェックしよう。例えばリアバンパーの裏側を覗いくと、スポット溶接(小さな丸い窪みが並んでいる)で鉄板を繋いである接合部分が見える。このスポット溶接がきれいに揃っていれば、手を加えていないと判断していい。逆に、溶接が乱れているようなら、何らかの修理をして再溶接している証拠だ。 |
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車体の床下も探る
床下を覗いて、鉄板部や各部支え金具などを見てみよう。歪みや部分的な変形はないかチェック。マフラーなどの床下に設置された部品類も、傷や凹み、交換した形跡がないか探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分はそのまま手を付けていない(補修や部品交換といった修理をしない)ことがあるので、事故などで受けたダメージの跡を見つけることがある。 |
点検整備内容と時期を見る
整備手帳などに記入された記録に目を通して、定期的に点検整備を受けてきたかどうかチェックしよう。記録簿以外にも、ガソリンスタンドやパーツショップでオイル交換などをすると、記録シールを貼ったり、カードなどを記録簿にはさむこともある。車体や車検証ケース内も探ってみよう。いずれにしても、詳細な記録が残っている車両は、走行距離が伸びていてもコンディションがよく、走行機能部分には大きな問題を抱えていないと推察できる。 |
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| インプレッサ スポーツワゴンのコンディションはここで見極める! |
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ゴム部品でわかる
ガラスやドアの合わせ面に使われているゴム状シール(ウエザーストリップ)を見てみよう。隙間に白く汚れが詰まっていたり艶がない場合は、屋外に駐車していることが多い。関連して特に低年式車は屋根の塗装が焼けて変色していることもある。また、長期間カバーをかけていると、屋根や車体の角が擦れて剥げることもあるので、傷や凹みと同時に塗装表面にも注意しよう。 |
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試走して確かめる
異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうか、トランスミッションの状態を確かめてみよう。オートマチックは、NからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを操作してみる。さらに、ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかをチェック。使い方によっては5万kmも走行しないうちに不良になることもある。また、ステアリングシフトでも確実に作動するかをチェックしよう。 |
トラブルを察知する
エンジンをかけてみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。キーを捻ると、モーターが勢いよく回って容易にエンジンが始動するかだろうか。モーターの回転が弱かったり始動がもたつく場合は、バッテリーが弱っていたり、エンジンの調整が必要かもしれない。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するかどうかも試してみよう。 |
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装備類はすべて操作する
ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなど、保安関係の作動をチェックするのは常識だが、エアコンやオーディオシステムなどの装備機器も必ず操作して、正常に機能しているか確かめよう。純正、社外製品を問わず、オーディオ類やカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。 |
ホイールとタイヤを見る
ホイールのリム(外周部分)に傷が多い車両は、運転が乱暴だったり不注意に扱っている、あるいは不慣れな運転で縁石などに擦ってしまったなどが想像できる。また、タイヤの摩耗状態もチェック。一部だけ異常に減っている片減り(偏摩耗)を見つけたら、アライメント(タイヤの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいは事故で受けたダメージなどで車体が歪んでしまったのかを確かめる必要がある。 |
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| クルマの鑑定ならおまかせ! |
中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
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