| MITSUBISHI GRANDIS |
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ミニバン/ワゴン系は開口部が多いのがポイント。ドアやリアゲートの開閉具合と同時に周辺の状態も念入りにチェックしよう。使い方や走り方によって車体まわりの疲労度に差が出るので、室内の汚れや傷などから車両がどのように使われていたか推察しながら各部をチェック。できるだけ試乗して、特に異音が聞こえないか注意しよう。エンジンや走行系は、記録簿に記載されている定期点検整備の時期と内容がコンディションの目安となる。 |
| 2003年5月から販売されているグランディスは、97年10月に登場したシャリオ・グランディスの2代目にあたるが、シャリオの名称を外してニューモデルとして3列シートの次世代ミニバンに生まれ変わっている。エンジンは2.4リッターで、ゲート式スポーツモード付4速オートマチックとの組み合わせ。駆動方式は、FF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)。6人乗りのキャプテンシート仕様と7人乗りの6:4分割ベンチシートの2タイプがあり、その他にもサイド&カーテンSRSエアバッグやマルチディスプレイステーション、ツインサンルーフなどの装備を組み込んだ車両もある。仕様グレードは、各種装備の組み合わせができるカスタマーフリーチョイスを採用しており、推奨パッケージとしてスポーツ-X、エレガント-X、スポーツ、エレガンス、スタンダードを設定している。04年4月と5月、05年5月と6月に、それぞれ一部改良やグレード設定の変更および追加されている。 |
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インテリアの状態を見て使い方を推察 |
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試走して各部の異音で車体の疲労を見抜く |
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記録簿などで点検整備の状況を探る |
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全体の雰囲気を見る
車体に映る周囲の景色を見てみよう。歪みや凹み、あるいは波打っているのを見つけることもある。車体表面の色艶などでも、修復の形跡がわかる。一部だけくすんでいたり艶が違って見えたら、修理したことも考えられる。また、細部にも目を向けよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーは車体とずれていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は均一か? 見る角度を変えてみると異常を見つけやすい。「何となく変な感じ」を受ける部分があれば、近寄って念入りに観察しよう。 |
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車体前部の修復を推測
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷あるなど、工具を使ってネジを脱着した跡があれば、フェンダーを交換した可能性がある。フェンダーを交換していても事故車(修復歴車)とはいわないが、車体の前部を広範囲にわたって修理したかもしれない。交換していなければ、大きな事故を起こしていないといえる。 |
前部をぶつけると証拠が残る
ボンネットを開けて、フロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。事故などで車体前部をぶつけると、修正あるいは交換修理する確率が高い。歪みが残っていたり、修理した痕跡がないかチェック。周囲と色が違っていたら交換した証拠と思っていい。左右フェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。さらに、前部の樹脂カバーもチェックしよう。 |
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エンジンルーム内をチェック
各部の塗装の状態を見てみよう。車体内部と左右のフェンダー、ラジエターを支えているラジエターサポートなど、各部の色を見比べながら色の違いを探ってみる。一部だけ色合いが異なっていたり、周囲と比べて不自然にきれいな部分があれば、修理した後で再塗装した可能性がある。さらに細部に目を向けて、ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品を中心にエンジン関係の部品をチェック。オイルのにじみや汚れにも注意。 |
側面のダメージを推測する
車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換する際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右のドアを見比べて、特定のヒンジだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったと考えられる。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着したように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
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交換するには理由がある
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することも少なくない。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを見てみよう。脱着した形跡がある場合は、ボンネットを交換した可能性が高い。まれに、エンジンの修理などのためにボンネットを外すこともあるが、その場合は整備記録簿に記録が残っているはずだ。 |
色と隙間を観察する
外板(車体の外側のパネル)の修理や交換する場合は、パネルを塗装することになるが、色を合わせる作業は難しく、仕上がった色が微妙に違うことがある。色調が合っていないのは、外板の隙間(チリと呼ぶ)を境に、隣り合うパネルを比べてみれば見ればわかる。また、事故などで破損して外板を修理すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)など、それぞれのチリの幅を見ればわかる。幅が均一でなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。同じ場所の車体の左右を見比べるのもチェックのコツだ。 |
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塗装表面に段差ができる
リアフェンダー周辺の車体にダメージを受けて修理した車両には、リアドアの開口部分などに塗装作業時にマスキング(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留めるために粘着テープを貼る)した跡が残っていることもある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような段差があれば、新しく塗装している可能性が高い。段差が直線状になっていれば間違いなくマスキングテープを貼った跡なので、板金修理あるいは傷の補修など、何らかの理由で塗装したことがわかる。車体の左右同じ場所を見比べると判断しやすい。 |
支え金具と周辺を観察する
リアゲートは面積が大きく、後部をぶつけるとダメージを受けやすい。ドアを支えている金具(ヒンジ)と周辺をチェックしよう。まずは、ドアがしっかり閉まるかどうか確かめてみる。ずれているせいで、スムーズにロックできないこともある。そして、ヒンジを固定しているネジを脱着した形跡がないか探ってみる。ネジの脱着が修理や交換したかどうかの目安となる。また、ヒンジが接している周辺の鉄板に歪みが残っている場合は、ダメージが大きかったと推測できる。 |
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溶接の状態でわかる
開口部を見ると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されている。追突をはじめ、後部が変形するようなダメージを受けて修理した車両は、溶接部分が不自然に見える。車体の左右を見比べるとわかりやすい。また、板金塗装をしていれば、周囲と色の雰囲気が違って見えることもある。さらに確かめるには、鉄板の継ぎ目に盛ってあるシール材(鉄板の合わせ目の隙間を埋めている)を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(爪で押すとプチッと表面が割れる)ようなら、修理の際に新しいシール材を盛っている。 |
下から覗いてチェックする
クルマの床下もチェックしよう。車体の横(ドアの下)を覗くと、スポット溶接(丸い窪みが並んでいる)で鉄板を繋いである接合部が見える。溶接がきれいに揃っていれば、手を加えていないと判断していい。溶接が乱れているようなら、何らかの修理をして再溶接している証拠だ。さらに奥を覗いて、鉄板部の歪みや部分的な変形などはないかチェック。床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。 |
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蓋を見ても推察できる
フューエルリッド(給油口の蓋)は、車体後部の意外なチェックポイントだ。リアフェンダーを板金修理するために外すことがある。ネジを脱着した形跡がないか点検してみよう。フューエルリッドを交換していれば、塗装表面の艶が周囲と違って見えることがある。いずれにしても、リアフェンダー周辺を修理していることが疑える。また、フューエルリッドの色を参考にして塗料を調合するために外すもある。取り外した形跡があれば、再塗装するなど、他の部分を修理したり補修していることも考えられる。 |
内容と時期を調べる
整備手帳などに記入された記録に目を通して、定期的に点検整備を受けているかどうかチェックしよう。記録簿以外にも、ガソリンスタンドやパーツショップでオイル交換などをすると、記録シールを貼ったり、カードなどを記録簿にはさむこともある。車体や車検証ケース内も探ってみよう。いずれにしても、詳細な記録が残っている車両は、走行距離が伸びていてもコンディションがよく、走行機能部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。 |
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傷を見つけたら深さをチェック
参考車両には小さなひっかき傷がある。傷を見つけたら、爪を軽く(強くやると傷を拡げてしまうことがあるので要注意)滑らせてみよう。爪が引っかからないような傷なら、磨けばほとんどとんど目立たなくなるが、爪が引っかかったり明らかに下地の色が見える場合は、さらに注意深く観察してみよう。傷が鉄板部にまで及んでいると、錆が発生し、放置しておくと腐食が広がってしまうので、早期に補修する必要がある。 |
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装備類はすべて操作してみる
ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなどの作動をチェックするのは常識だが、エアコンやオーディオシステムはもちろん、装備機器類はすべて、必ずスイッチを入れて正常に機能しているかチェックしよう。純正、社外製品を問わず、オーディオ類やカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。 |
トランスミッションに異常はないか?
できるだけ試走して、異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうか、操作してみる。オートマチックは、NからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを動かして具合を試してみる。ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかもチェック。 |
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インテリアをチェック
ファブリック(布製)シートは、汚れは目立ちにくいが座面は意外に汚れている。しみなどもたいていはカーケア用品などで目立たなくすることもできるが、傷やタバコの焼けこげなどが気になれば補修やシートの交換を考えなければならない。中古車ショップによってはシートにビニールカバーなどをかけている場合もあるが、念のためにカバーを外してチェックするといいだろう。また、まれにエアコンの吹き出し口が破損(風向の調整ができない)していたり、内部に物を落としている(エンジンの回転や走行中の振動で異音が聞こえるなどの症状が現れる)といった不具合もあることを念頭に置いて、細部をチェックしよう。 |
エンジンの調子を探る
エンジンをかけてみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。キーを捻ると、モーターが勢いよく回って容易にエンジンが始動するかだろうか。モーターの回転が弱かったり始動がもたつく場合は、バッテリーが弱っていたり、エンジンの調整が必要かもしれない。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するかどうかも試してみよう。 |
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車両の扱い方を推測する
インテリアの状態を見れば、どのように扱われていたかが推測できる。特にミニバン/ワゴン系の場合、内装やシートに傷が多いとか、ひどく汚れている場合は、常に荷物を出し入れしている。一般に、乗用車として使われていた車両は、目立つような傷は少ない。また、シートに染みが付いていたり、カーペットの隙間や裏に食べ物のかすなどが埋まっている場合は、子供を乗せていたと推察できる。犬を乗せていた車両は、しっかり掃除してあってもカーペットの溝や裏に犬の毛や臭いが残っていることもある。 |
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| クルマの鑑定ならおまかせ! |
中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
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