| TOYOTA GAIA |
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ミニバン系のクルマは、ドアやリアゲートなど、開口部が多くて広いという点がポイント。重量物を積んだり過激な走行を繰り返していると、車体の疲労が進んだり、事故でなくても歪みが生じやすい。車両各部をチェックしながら、使用状態を推察してみよう。外装は、ドアの下部(サイドステップ)やリアゲート周辺など、頻繁に使う部分。ドアまわりと室内の傷や汚れなどもチェックしよう。エンジンや走行系は、点検整備記録を探ってみよう。定期点検を実施しているかどうかもコンディションを判断する目安となる。 |
| 1998年5月から2004年8月に発売されたガイア。初代イプサムの兄弟車で、高級感を持たせた6人または7乗りの3列シートワゴン。エンジンは、2.0ガソリン(135馬力)と2.2ディーゼル(94馬力)。2.0はFF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)、2.2はFF(前輪駆動)だけの設定で、トランスミッションは全車4速オートマチックのコラムシフトになっている。2001年4月から2.0に152馬力仕様が加わり、ガソリンエンジンは2タイプになった。仕様グレードは、標準の「ガイア」、エアロパーツを装着した「エアロ」、プライバシーガラスなどが付いた「L」、アルミホイールなどが装備された「G」、装備を簡略化した「S」など、パッケージを選択するラインナップを基本にしている。 |
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ドア類の開閉状態と確実なロックを確かめる |
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車内は後席周辺の汚れや傷を見落とさない |
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点検整備を行った時期と内容を詳細に探る |
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車両全体の雰囲気と細部を見る
車体に映る周囲の景色を見てみよう。歪みや凹み、あるいは波打っているのを見つけることもある。車体表面の色艶などを見て、一部だけくすんでいたり艶が違って見えたら、修理したことも考えられる。また、細部にも目を向けよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーは車体とずれていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は均一か? 見る角度を変えてみると異常を見つけやすい。「何となく変な感じ」を受ける部分があれば、近寄って念入りに観察しよう。遠目からの雰囲気も、目利きチェックのポイントだ。 |
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エンジンルーム内を観察する
エンジンルーム内の各部の塗装の状態を見てみよう。車体内部と左右のフェンダー、ラジエターを支えているラジエターサポートなど、各部の色を見比べながら色の違いを探ってみる。一部だけ色合いが異なっていたり、周囲と比べて不自然にきれいな部分があれば、そこは修理した後で再塗装した可能性がある。さらに細部に目を向けて、ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品を中心にエンジン関係の部品をチェック。オイルのにじみや汚れにも注意。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。整備手帳の記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかる。 |
フェンダーの状態で判断する
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷が付いていれば、工具を使ってネジを脱着した跡、つまりフェンダーを交換あるいは修理している。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと判断できる。 |
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前部のダメージがわかる
ボンネットを開けて、フロントグリルの後ろにある(エンジンルームのいちばん前で車体の左右に繋がっている)「ラジエターサポート」と呼ぶ鉄板を観察してみよう。事故などで車体前部をぶつけると、修正あるいは交換修理する確率が高い。歪みや手を加えた跡がないか調べてみよう。周囲と色調が違っていたら交換した証拠と思っていい。左右フェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。 |
隣り合う色と隙間の幅をチェック
外板(車体の外側のパネル)の修理や交換する場合は、パネルを塗装することになる。しかし、色合わせの作業は難しく、仕上がった色が微妙に違うことがある。色調が合っていないのは、外板の隙間(チリ)を境に隣り合うパネルを比べてみれば見ればわかりやすい。また、事故などで前部が破損すると、外板を修理することになるが、組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)など、それぞれのチリの幅を見ればわかる。均一でなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。同じ場所の車体の左右を見比べるのもチェックのコツだ。 |
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側面のダメージを推測する
車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換の際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右のドアを見比べて、特定のヒンジだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったと考えられる。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着したように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
柔らかく歪みやすい部品
リアバンパーは、ぶつけた時の衝撃を吸収するために、柔らかい金具(ステー)を介してフレームに固定されている。軽度の衝突事故ではフレームまでダメージが及ばないようにして、修理コストを抑えることができるようになっているのだ。ところが、修理でバンパーを交換をしても、外から見えないステーは修正するだけで済ませている例もある。バンパー周辺をチェックをする時は、裏側のステーも点検しよう。 |
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支えている部分を見る
後部をぶつけると、リアゲートもダメージを受けやすい。修理や交換したかどうかをチェックするには、ゲートを支えている金具(ヒンジ)を見る。ネジの頭の塗装に傷があるなど、ネジを脱着した形跡がないかどうか見てみよう。ヒンジが接している周辺の鉄板が歪んでいる場合は、ダメージが大きかったと推測できる。また、ゲートがしっかり閉まるかどうかも目安になる。車体の後部全体が歪んでいると、リアゲートの位置が微妙にずれていることもある。そして、開閉の状態もチェック。リアゲートを途中で止めてみて、下がってしまうようなら、開閉を補助するロッド(ダンパー)がへたっている。 |
溶接部をチェックする
開口部は左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されているのが見える。追突をはじめ、後部が変形するようなダメージを受けて修理した車両は、溶接部分が不自然に見える。特にスポット溶接(丸い窪みが点状に並んでいる)は、車体の左右を見比べると判断しやすい。同形式の車両が複数ある場合は、比較してみるとさらに確認しやすい。また、板金塗装をしていれば、周囲と色の雰囲気が違って見えることもある。さらに確かめるには、鉄板の継ぎ目に盛ってあるシール材(鉄板の合わせ目の隙間を埋めている)を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(爪で押すと「プチッ」と表面が割れる)ようなら、修理して新しいシール材を盛っている。 |
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下から覗いて修理の痕跡を探す
日頃見ることがない、クルマの床下もチェックしよう。フレームのゆがみや部分的な変形をはじめマフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうか探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分は、そのまま手を付けていないことがあるので、事故などで受けたダメージを発見できることがある。 |
点検整備記録に目を通す
点検記録簿(整備手帳など)の内容を、車両をチェックする前に確認しておこう。どのような整備を受けてきたのかがわかり、車両各部の状態を探る参考になる。点検整備の時期と内容は、走行距離とも突き合わせてチェックしよう。詳細な記録が残っている車両は、走行距離が伸びていてもコンディションがよく、機能部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。 |
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走り方をチェック
走行距離とタイヤの減り具合を見よう。高年式車で走行距離が少ない場合、極端にタイヤの一部が減っている偏摩耗の状態に注意。アライメント(タイヤの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいは事故で受けたダメージなどで車体が歪んでしまったのかを確かめる必要がある。また、タイヤの接地面だけでなく角や側面まですり減っていたら、激しい走り方をしていたと推測できる。その場合は、車体やエンジン、サスペンションなど各部に負担をかけていると判断できるし、走行に関わる部品などの消耗も進んでいるはずだ。 |
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エンジンの状態を確かめる
実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、高回転までスムーズに回転が上下するか試してみよう。キーを捻って、容易にエンジンが始動しないのは、バッテリーが弱っていたり、エンジンの調整が必要かもしれない。また、比較的おとなしく走った車両は、ほとんど使われていない高回転域までスムーズに吹き上がらない場合もある。 |
後部の装備も見落とさない
ガイアにはリアエアコンが装備されている。前席まわりの装備をチェックすると同時に後席もチェックしよう。フロントエアコンが作動すればリアエアコンも効くが、ファンの不良や、あまり使用していないとカビ臭くなっていることもある。 |
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使い方を推察する
室内の荒れ方でどのように扱われていたかが推測できる。特にラゲッジスペースの内装材が傷付いていたり、ひどく汚れている場合は、頻繁に荷物を出し入れしている。一般に、乗用車として使われていた車両は程度がいいが、子供を乗せているとフロアやシートにシミが付いていることが多い。また、犬を乗せていると、しっかり掃除してもカーペットの溝や裏に犬の毛や臭いが残っていることもある。これらは、車両の状態を見極めるうえで大きなヒントになる。 |
試走して確かめる
異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうか、トランスミッションの状態を確かめてみよう。NからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを動かして、操作してみる。ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかもチェック。使い方によっては5万kmも走行しないうちに不良になることもある。アクセルを踏んで動き出す時や加速する時のタイミングが長い場合は、滑って繋がりが悪くなっている。 |
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装備類はすべて操作する
ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなどの作動状態は必ずチェック。さらに、エアコンやオーディオシステムなどの装備機器も、操作して正常に機能しているか試してみよう。純正、社外製品を問わず、オーディオ類やカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。 |
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
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