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ファンカーゴ 1999年8月に発売されたファンカーゴは、ヴィッツをベースにしたマルチパーパスワゴン。独特の顔つきのフロントやフェンダーが膨らんだリアなど、エクステリアには個性がある。スモールカーとしては、カーゴスペースが広いこと。そして、着座位置が高いフロントシートと、その下に収納できるリトラクタブルリアシートなども特徴だ。荒っぽく使われた車輌は比較的少ないが、カーゴスペースを最大まで広げたシートアレンジの状態までチェックしよう。
CHECK POINT
01
カーゴスペースの状態
02
リアハッチまわり
03
試走して車内騒音をチェック
全体の雰囲気から見極める
少し離れて車両全体を見てみよう。車体表面の色艶などをはじめ、車体が歪んだり傾いたりしていないかチェックしよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーは車体とずれていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は真っ直ぐか? どこかがくすんでいたり、一部だけ艶が違って見えたら、その部分を修理したことも考えられる。
ファンカーゴ
ファンカーゴ 車体前部の修理修復を推測
他の車に比べると短いファンカーゴのフェンダーだが、フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷あるなど、工具を使ってネジを脱着した跡があれば、フェンダーを交換した可能性がある。フェンダーを交換していても事故車とはいわないが、車体の前部を広範囲にわたって修理したかもしれない。交換していなければ、大きな事故を起こしていないといえる。
前部をぶつけた痕跡が残る
ボンネットを開けて、フロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ部品(エンジンルームの一番前で左右に渡してある)を見てみよう。これは、前部をぶつけると、簡単にダメージを受けて、修正あるいは交換することが多い。左右のフェンダーとの接合部も不自然なところはないか点検しよう。
ファンカーゴ
ファンカーゴ ボンネットの交換には理由がある
ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジに工具をかけた跡を発見したら、事故を疑ってみる。ただし、エンジン修理のためにボンネットを外す場合もある。もし、エンジンの整備などのために外したとすれば、記録が残っているはず。整備手帳などを確かめてみよう。
不自然な部分や新しい部品
エンジンの上部が上に出ているように見えるのが特徴のエンジンルーム。各部の塗装の様子を観察しよう。車体と左右のフェンダーをはじめ、ラジエターを支えているラジエターサポートの色を見比べてみる。色の違いがポイントだ。一部だけ色合いが異なっていれば、修理して、再塗装した可能性がある。周囲と比べて異常にきれいな部分も、修理した跡かもしれない。また、エンジン関係の部品や、オイル漏れなどをチェックしよう。
ファンカーゴ
ファンカーゴ ファンカーゴ 固定部と周辺をチェック
リアゲートは面積が大きく、後部をぶつけるとダメージを受けやすい。リアゲートを修理や交換したかどうかは、ヒンジとその周辺をチェック。まず始めに、ドアがしっかり閉まるかどうか、確かめてみる。ヒンジとドアを固定しているネジを脱着したかどうかは、ネジの頭の塗装を見る。また、車体側のヒンジの付け根に板金した痕跡や歪みがないかも点検すること。
ドアを支えているヒンジのネジを観察
側面をぶつけると、ダメージが大きい場合はドアを交換する。修理をする際は、必ずドアを支えている金具(ヒンジ)に手を付けるので、ネジや周辺に痕跡が残る。ドアを交換している場合は、ドアヒンジの状態でわかるというわけだ。ただし、ネジは新車組み立て時にも脱着するので、脱着の跡があるからといって必ずしも修理した跡というわけではない。ファンカーゴの場合、ネジの頭は塗装されていないので、工具を使ったかどうか判断しにくいが、車体の前後左右のドアヒンジを比べて見ると不自然な箇所があるかもしれない。
ファンカーゴ ファンカーゴ
ファンカーゴ 開口部の溶接に注目
リアゲートを開くと、開口部には鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されているのが見える。追突をはじめ、後部が変形するようなダメージを受けて修理した車両の場合は、スポット溶接(直径5mm程度の丸い点状)の並び方が乱れている。また、板金塗装をしていれば、周囲とは色の雰囲気が違って見える。さらに状態を確かめるには、鉄板の継ぎ目を埋めているシール材を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかかったら、修理の際に盛った新しいシール材だということがわかる。
フロントガラスの付け根の周辺に大きなヒント
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板を修理することになるが、新しい部品を組み付けの際に誤差が出ることがある。それは、隣り合う外板の隙間(「チリ」と呼ぶ)を見ればわかりやすい。フロントフェンダーの後端とドア、さらにフロントフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)、それぞれの隙間の間隔が均一でなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。同じ場所の車体の左右を見比べるのもチェックのコツだ。また、再塗装する際に、色合わせがうまくいかないと、色が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色が合っているかもチェックしよう。
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ファンカーゴ バンパーの裏側にもヒント
リアバンパーの奥にも鉄板を溶接している場所が見える。溶接が整っていれば修理などで手を付けていないと判断できる。軽度の追突などでもダメージを負いやすいので、歪みなどの事故跡残っていないか、注意しながら観察しよう。
車体の下をチェック
ドアの下を覗くと、スポット溶接(丸い点状の窪みが並んでいる)で鉄板を接合しているのが見える。溶接部がきれいに揃っていれば、手を加えていないと判断していい。溶接が乱れているようなら、何らかの修理していると疑おう。また、塗装が新しい部分にも注意。周囲と色艶が違う場合は、修理した跡の可能性がある。
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ファンカーゴ 床は歪んでないか?
後部の床下に収納されているスペアタイヤを外してみよう。床の歪みなどから、後部をぶつけた事故の跡を発見できることもある。また、水がたまったような跡がある場合も、車体が歪んで雨水などが浸入したことが原因のこともある。また、スペアタイヤを外したついでに、空気圧や傷、摩耗などを点検しよう。
ファンカーゴのコンディションはここで見極める!

ハンドルの状態で推測
ステアリングホイールは、長期間使用するうちに握っている部分が劣化してくる。革やプラスティックなどの材質に関わりなく、手を添えている部分に艶が出てくるのだ。走行距離が少ないのに、ステアリングホイールが極度に劣化しているようなら、前オーナーの運転(異常な癖がついている)のせいか、車両の走行距離の表示が疑わしいと推測できる。

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ファンカーゴ 異音や振動は?
エンジンは1.3リッターまたは1.5リッター。エンジンを始動してみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってから少しアクセルを踏んでみて、スムーズに回転が上下するか試してみよう。
車室内の後部を念入りチェック
全体を見回して日焼けなどをチェック。リアシート上部などは、長期間直射日光に当たっていると、色が抜けて白くなっていることもある。日焼けで車両の保管が野外駐車だったことがわかる。フロアやシートに染みが付いていたり、汚れが多い車両は、扱いが悪かったり、子供を乗せていたと推測できる。特にラゲッジスペースの内装材に傷が多かったりり、ひどく汚れている場合は、頻繁に荷物を出し入れしている。
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ファンカーゴ 試走してチェック
オートマチックは、セレクトレバーをNからDへ、NからRへと操作して、作動の具合いを試してみる。各ギヤへの切り替え時のショックは大きくないか? アクセルを踏むのと連動してスムーズに発進や加速ができるか? できる限り試走して確かめよう。
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
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