| MAZDA FAMILIA S-WAGON |
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Sワゴンは、小柄な車体にセダンの居住性とワゴンの機能を併せて、機敏な走りが持ち味。車体は、バンパーとフェンダーを中心に事故などでダメージを受けた修理跡が残っていないかチェック。重量物を積んだり過激な運転を繰り返していた車両は、ワゴン車特有の車体の疲労が出ているかもしれない。トランスミッション(特にオートマチック)の具合も含めて、できるだけ試走して、異音や振動の発生に注意しながら、実際に操作して各部の状態を確かめてみよう。 |
| 1998年6月〜2004年3月まで発売されたファミリア・Sワゴンは、ファミリアのステーションワゴン版。名前のSにはスポー ティだけでなくスタイリッシュ、ショートという意味も含まれているが、どちらかといえばスポーティさを強調している。エンジンは、1.5と1.8リッター。2000年には2.0リッターエンジンを搭載して外観にエアロパーツを装着したスポルト20を追加設定している。 |
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バンパーやフェンダー類を念入りに |
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トランスミッションは試走して確かめる
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ワゴン車特有の車体の疲労に注意 |
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車体の全体から異常を読み
車両からやや離れた位置から、全体を見てみよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーはずれていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は均等か? 大きな事故などを起こした車両は、なんとなく歪んで見えることもある。さらに、車体に映る周囲の景色を見てみよう。歪みや凹み、あるいは波打っているのを見つけることもある。部分的に艶がないとか、色がくすんでいたり塗装表面が肌荒れ状態になっている場合も、事故を起こして板金塗装した修理跡かもしれない。見る角度を変えてみると異常を見つけやすい。
参考車両の右リヤフェンダーは、表面に映っているクルマが部分的にぼやけて見える。これは、板金塗装した跡。傷の補修や凹みの修正修理程度なら大きな問題ではないが、フェンダーとバンパー、そしてフェンダーとドア、それぞれの隙間を見てみよう。隙間の幅が狂っているようなら、車体に大きなダメージを受けている。さらにドアを開けた開口部などを観察してみよう。車体の左右同じ場所を比べてみると判断しやすい。 |
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フェンダーの状態を読む
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷が付いているのは、工具を使ってネジを脱着した跡。つまり、フェンダーを交換、あるいは修理したと判断できる。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと推察できる。 |
ボンネットの交換は理由が問題
車体前部をぶつける事故などでボンネットにまでダメージが及ぶと、新しいボンネットと交換することが多い。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジに工具をかけた跡を発見したら、ボンネットを交換した可能性が高い。ただし、まれにエンジンを修理するためにボンネットを外す場合もある。もし、エンジンの整備などのために外したのなら、記録が残っているはず。整備手帳を確かめてみよう。 |
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前部をぶつけるとダメージを受けやすい
フロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。前部をぶつけると、高い確率でラジエターサポートを修正あるいは交換することになる。歪みや手を加えた痕跡がないかチェック。フェンダーとの接合部も不自然なところはないか、点検しよう。同時に、樹脂カバーもチェック。周囲と色が違っていたら、交換した証拠と思っていい。 |
不自然な部分や新しい部品
エンジンルーム内各部の塗装の様子を観察しよう。車体と左右のフェンダー、ラジエターを支えているラジエターサポートなど、各部の色を見比べて、一部だけ色合いが異なっている部分は、修理して後で再塗装した可能性がある。周囲と比べて不自然にきれいな部分も、修理した跡かもしれない。さらに、細部も観察して、ゴムホースやベルトの劣化などを点検しよう。オイルのにじみや汚れにも注意。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。点検整備記録を見れば、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。 |
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ヒンジの周辺をチェック
後部をぶつけると、リアゲートもダメージを受けやすい。修理や交換したかどうかをチェックするには、ゲートを支えている金具(ヒンジ)を見る。ネジの頭の塗装に傷があるなど、ネジを脱着した形跡がないかどうか。ヒンジが接している周辺の鉄板が歪んでいる場合は、ダメージが大きかったと推測できる。また、ゲートがしっかり閉まるかどうかも目安になる。車体の後部全体が歪んでいると、リアゲートの位置が微妙にずれていることもある。そして、開閉のチェック。リアゲートを途中で止めてみて、下がってこなければ大丈夫。開閉を補助するロッド(ダンパー)がへたっていれば、交換するしか手がない。 |
ドアの損傷をヒンジで推測
車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換の際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右のドアを見比べて、特定のドアだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったと考えられる。ただし、新車の組み立て時や、ドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着したように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
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開口部の溶接に注目
リアゲートを開くと、開口部は左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されているのが見える。追突をはじめ、後部が変形するようなダメージを受けて修理した車両の場合は、溶接部分が均一に揃っていないし、車体の左右で違っている。また、板金塗装をしていれば、周囲と色の雰囲気が違って見えることもある。さらに確かめるには、シール材(鉄板の継ぎ目に盛って隙間を埋めている)を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(爪で押すと「プチッ」と表面が割れる)ようなら、修理の際に新しいシールを盛ったということがわかる。 |
床下をしっかり観察する
日頃あまり見ることがない、クルマの床下もチェックしよう。鉄板の歪みや部分的な変形をはじめマフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分は、そのまま手を付けていない(修理していない)ことがあるので、大きなダメージを発見することもある。 |
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車体のパネルの切れ目で色調と隙間をチェック
車体にダメージを負って外板パネルの修理や交換を行う時は、パネルを塗装することになる。しかし、色を合わせるのは難しく、塗装した新しいパネルと周囲の色が完全に合わないことも少なくない。隣り合うパネルの色が合っているかどうか観察しよう。また、隣り合うパネルの隙間(チリと呼ぶ)が均等の幅になっていなければ、どこかを修正または交換したと思って間違いないだろう。 |
給油口の蓋もポイント
車体後部にある意外なチェックポイントが、フューエルリッド(給油口の蓋)。リアフェンダーを板金修理するために外すことがある。ネジを脱着した形跡がないか点検してみよう。また、フューエルリッドの色を参考に塗料を調合するために外すもある。取り外した形跡があれば、再塗装するなど、他の部分を修理したことも考えられる。 |
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車体の左右を見比べる
リアフェンダー周辺の車体にダメージを受けて修理した車両には、リアドアの開口部分などに塗装作業時にマスキング(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留めるために粘着テープを貼る)した跡が残っていることもある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような段差があれば、新しく塗装している可能性が高い。段差が直線状になっていれば間違いなくマスキングテープを貼った跡なので、板金修理あるいは傷の補修など、何らかの理由で塗装したことがわかる。車体の左右同じ場所を見比べると判断しやすい。 |
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| ファミリアS−ワゴンのコンディションはここで見極める! |
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試走して確かめる
異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうか、トランスミッションの状態を確かめてみよう。オートマチックは、NからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを動かして、操作してみる。さらに、ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかをチェック。使い方によっては5万kmも走行しないうちに不良になることもある。アクセルを踏んで動き出す時や加速する時のタイミングが長い場合は、滑って繋がりが悪くなっているので要注意。 |
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どのように扱われていたか推測する
車内は、日焼けなどをチェック。長期に渡って野外駐車していると、リアシート上部などが日焼けして脱色し、白っぽくなっていることもある。また、インテリアの状態でどのように扱われていたかが推測できる。ワゴン車などは、内装やシートに傷が多いとか、ひどく汚れている場合は、頻繁に荷物を出し入れしていたはず。一般に乗用車として使われていた車両は、目立つような傷は少ない。また、シートに染みが付いていたり、カーペットの隙間や裏に食べ物のかすなどが埋まっている場合は、子供を乗せていたと推察できる。犬を乗せていた車両は、しっかり掃除してあってもカーペットの溝や裏に犬の毛や臭いが残っていることもある。 |
タイヤの溝を点検
参考車両は、冬用のスタッドレスタイヤを装着している。現状のままか、通常(オールシーズンタイプ)タイヤが予備として保管されてるか、あるいは交換するかなど、条件を確認する必要がある。また、どのようなタイヤでも、走行距離とタイヤの減り方を見てみよう。高年式車で走行距離が少ない場合、極端にタイヤの一部が減っている、いわゆる偏摩耗の状態に注意。アライメント(タイヤの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいは事故で受けたダメージなどで車体が歪んでしまったのかを確かめる必要がある。 |
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異音や振動は?
エンジンを始動してみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってから軽くアクセルを煽ってみて、スムーズに回転が上下するか試してみよう。 |
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| クルマの鑑定ならおまかせ! |
中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
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