中古車目利き講座 三菱 コルト

中古車目利き講座
三菱 コルト
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コルト コルトは、2002年11月から発売された現行モデル。基本設計は三菱とメルセデス・ベンツの共同開発で行っている。フロントからルーフ、そしてリアまで一気に流れる「ワンモーションフォルム」が特徴的で、シンプルでボリュームのあるデザインはヨーロッパ車の雰囲気だ。実用的な小型ワゴンとして使われることが多いが、車体表面の小さな擦り傷や凹みに注意しながら車両をチェック。また、インテリアの状態から、どのように扱われていたか推察してみよう。
CHECK POINT
01
車体まわりの小さな傷や凹み
02
車内の傷みと装備機能の作動
03
点検記録簿などで整備状態を探る
全体の雰囲気を見る
車両全体が見渡せる位置まで下がって、やや離れたところから眺めてみよう。車体表面の色艶などを見ながら、異常がないか観察するのだ。大きな事故などを起こした車両は、歪んで見えることもある。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーは車体とズレていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は真っ直ぐか? どこかがくすんでいたり、一部だけ艶が違って見えたら修理したことも考えられる。さらに、車体表面に見える景色などの映り込み具合を見てみよう。景色が歪んで見える部分は板金修理した跡かもしれない。
コルト コルト
コルト エンジンルーム内の状態を観察する
事故を起こして部品を交換する時は、新しい部品を塗装してから装着する。また、損傷を受けて板金修理した時も塗装して仕上げる。しかし、色調を合わせるのは難しく、元の車体色とは若干変わってしまうこともある。ボンネットを開けて、エンジンルーム内各部の塗装の様子を観察してみよう。左右のフェンダー部をはじめ、ラジエターを支えているラジエターサポートなど、一部だけ色合いが異なっていれば、修理して再塗装した可能性がある。周囲と比べて異常にきれいな部分も、修理した跡かもしれない。また、エンジン関係の部品やオイル漏れなどもチェックしよう。
ボンネットを交換した理由を探る
ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているのネジに工具をかけた形跡を発見したら、ボンネットを交換しているかもしれないので、事故で修理したことを疑ってみる。ただし、エンジン修理のためにボンネットを外す場合もある。もし、エンジンのメンテナンスなどのために外したのなら、整備手帳に記録が残っているはずだから確かめてみよう。
コルト
コルト コルト 前部に受けたダメージの修理跡が残る
フロントグリルの後ろにある、ラジエーターを支えているラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。車体の前部をぶつけると、高い確率でラジエターサポートを修正あるいは交換することになる。歪みや手を加えた痕跡がないか、じっくりチェックだ。コルトの場合は、左右部分も含めて3か所をラジエターサポートと呼ぶ。周囲と色が違っていたら、交換している証拠と思っていい。フェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。
フェンダーの状態から判断する
エンジンルーム内の左右にフェンダーを固定しているネジが見える。ネジの頭の塗装に傷が付いていれば、工具を使ってネジを脱着した跡、つまりフェンダーを交換あるいは修理している。ドアを開けると、フロントガラスを挟んでいる柱(Aピラー)の部分にある固定部のネジもチェック。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと判断できる。
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コルト 開口部に修理跡が残りやすい
リアフェンダー部分にダメージを受けて板金塗装すると、リアドアの開口部にマスキングテープ(塗装しない部分を覆うテープ)を貼った跡が残っていることがある。それは、直線の段差ができているので、塗装面に軽く爪先を滑らせてみるとわかる。車体の左右同じ部分をチェックして、どちらかだけに爪が引っ掛かるような段差があれば、リアフェンダーを修理した可能性が高い。
ヒンジの周辺を観察する
リアゲートは、後部をぶつけるとダメージを受けやすく、大きな事故などで損傷を受けると、新品と交換することも多い。そこで、修理や交換したかどうかの目安として、リアゲートを支えている金具(ヒンジ)と、その周辺をチェックしよう。車体側のヒンジのを固定しているネジを脱着した形跡はないか? ヒンジの周辺に板金した痕跡や歪みがないか?見てみよう。また、ドアがしっかり閉まるかどうか、確かめてみよう。ドアの位置が微妙にずれていることもある。
コルト
コルト コルト 前後左右のドアヒンジを比べてみる
側面をぶつけると、ダメージが大きい場合は、ドアを交換することが多い。交換作業では、ドアを支えている金具(ヒンジ)のネジを脱着する。ネジの頭の塗装に傷が付いている(ネジを脱着している)など、ドアに手を加えた痕跡がないかチェックしよう。ただし、ヒンジを固定しているネジは、新車組み立て時や、事故ではなくドアの立て付け調整のために脱着することがある。左右両ドアのヒンジ周辺を比べて見ると判断しやすい。
溶接の状態でも修理がわかる
リアゲートを開けて開口部を見ると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで、スポット溶接で接合されている(小さな窪みが並んでいる)のが見える。追突をはじめ、後部が変形するような事故などで修理した車両は、ここに手を加えているはずだ。また、部分的に板金塗装をしていれば、周囲とは雰囲気が違って見えるので、左右を見比べながら色や形状などを念入りに観察してみよう。さらに、シーリング部(鉄板の合わせ目の隙間を埋めているシール材)を爪で押してみてみよう。表面が硬くても内部が柔らかかったら、修理して新しいシール材を盛ったということがわかる。
コルト
コルト 車体の裏側を覗いてみる
日頃はあまり見ることがない、クルマの床下もチェックしよう。鉄板の歪みや部分的な変形をはじめ、マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がなく見えない部分は、そのまま手を付けていない(修理しない)ことがあるので、大きなダメージを受けているのを発見することもある。
コルトのコンディションはここで見極める!
エンジンをチェック
エンジンを始動してみよう。異音が聞こえたり、大きな振動が出ているようならトラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、できなければエンジンが暖まってから少しアクセルを踏んでみて、スムーズに回転が上下するか試してみよう
コルト
コルト シートをチェック
インテリアは、シートに染みが多いとか、内装材に傷が付いている車両は、手入れや扱いが悪かったと推測できる。カーペットもはがしてみよう。特に日頃子供を乗せている車両は、カーペットの裏や床の隅に食べ物のかすや飲み物をこぼした跡が残っていることがある。
試走してチェック
オートマチックは、NからDへ、NからRへなど、セレクトレバーを操作して各ポジションの作動の具合いを試してみる。ギアが切り替わる時のショックが大きかったり、アクセルを踏んで動き出すまで、あるいは加速する時にもたつくなど、反応するタイミングが長い場合も要注意。できる限り試走して確かめよう。
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日本自動車査定協会
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
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