| NISSAN CEFIRO |
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セフィーロは、中級クラスの実用的な4ドアセダンだが、室内の広さはクラス最上の部類に入るし、日常使用のクルマとしては完成度が非常に高い。中古車になると、基本的に実用車なので乗りっぱなしの車両も多く、点検整備記録でメンテナンスの状態を探るのもチェックポイント。車体まわりは基本チェックと同時に車体表面の擦り傷や小さな凹みにも注意しながら観察しよう。また、インテリアも日頃の扱い方や手入れによって差がある。隅まで念入りにチェックしよう。 |
1998年12月〜2003年2月まで販売された最終型セフィーロ。先代(2代目)の正統進化モデルといわれており、スタイリングやメカニズムの基本はすべて受け継いでいる。走りにはスポーティさもあり、確かな手応えのある操舵感にも性能の向上が表れている。
3ナンバー(小型)サイズの車体に搭載されているのは、環境に優しい新世代の2リッターまたは2.5リッターのV型エンジン。仕様バリエーションは排気量で別れる2タイプが基本になっているが、車体はセダン以外にステーションワゴンもある。 |
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点検整備記録で整備内容と時期を確認 |
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インテリアの状態から使い方を推測 |
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エンジンと変速機を試走して点検 |
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全体の雰囲気から探る
車体全体が見渡せる位置まで下がり、車両をやや遠くから眺めてみよう。車体表面の色艶を見ながら、異常がないか観察してみよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーの取り付け状態は車体とズレていないか? 車体の表面を細かく観察すると、見る角度によって、歪みや波打っているのを見つけることもある。車体に写った周囲の景色が不自然に歪んでいたり、塗装表面が肌荒れのようになっていたら、事故を起こして板金塗装した修理跡かもしれない。 |
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前部をぶつけるとダメージを受けやすい
エンジンルームのいちばん前にあるラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。車体の前部をぶつけた衝突事故などで修理する場合は、高い確率でラジエターサポートを修正あるいは交換することになる。歪みや手を加えた痕跡がないかをチェックしよう。周囲と色が違っていたら、交換した証拠と思っていい。フェンダーとの接合部も不自然なところはないか? ヘッドライトのケースを支えている金具(ステー)を固定しているネジも点検してみよう。 |
ボンネットを交換した理由が問題
ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジに工具をかけた跡を発見したら、ボンネットを交換している可能性があるので、事故を疑ってみる。ただし、エンジン修理などのためにボンネットを外す場合もある。もし、整備などのために外したのなら、記録が残っているはず。整備手帳を確かめてみよう。 |
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フェンダーの状態で判断する
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷が付いていれば、工具を使ってボルトを脱着した跡、つまりフェンダーを交換あるいは修理している。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと判断できる。 |
色と隙間を見る
車体の外板パネルの修理や交換を行う場合は、パネルを塗装する。しかし、色合わせは難しく、塗装したパネルと周囲のパネルの色が調和しないこともある。パネルの継ぎ目の部分を境に隣り合うパネルの色調が合っているか観察しよう。また、パネル同士の隙間を「チリ」と呼ぶが、チリの間隔が均等に開いていなければ、どちらかの鉄板を修正または交換している可能性がある。 |
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エンジンルーム内の状態を観察する
ボンネットを開けて、エンジンルーム内各部の塗装の様子を観察しよう。車体と左右のフェンダーをはじめ、ラジエターを支えているラジエターサポートの色を見比べる。色の違いがポイントだ。一部だけ色合いが異なっていれば、修理して再塗装した可能性がある。周囲と比べて異常にきれいな部分も、修理した跡かもしれない。また、エンジン関係の部品や、オイル漏れなどをチェックしよう。 |
左右を見比べる
トランクリッド(トランクの蓋)を開けると、左右に鉄板の接合部分がある。溶接の状態やシール材の盛り方などをチェックしよう。新車状態のままならきれいに仕上がっているが、乱れていたり、左右が違っている場合は、修理した可能性がある。 |
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ドアの開口部を観察する
リアドアを開けると、ドアの開口部の下に鉄板の継ぎ目がある。リアフェンダー周辺の車体にダメージを受けると、修理するために継ぎ目から鉄板を剥がすことがある。一度鉄板を剥がすと、元と同じ状態には戻らない。それは、継ぎ目部分の溶接の状態を見ればわかる。車体左右の同じ場所を見比べれば、違いがわかりやすい。 |
合わせ目に盛ったシールを見る
ドアは外と内のパネル2枚を合わせた構造になっている。修理する場合は、溶接をはがして板金することもあるが、一度剥がして再び溶接した後で継ぎ目に防水防錆のためにシール材も盛り直す。爪で押すと「プチッ」と音を立てて表面が割れたら要注意。表面だけが硬くて中が柔らかいのは、修理の際に盛った新しいシールだ。また、新車とはシールの形状が変わるので、左右のドアを比べてみるとわかる。 |
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床下にダメージを受けてないか?
日頃はあまり見ることがない、車体の床下もチェックしよう。鉄板の歪みや部分的な変形、マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分はそのままにしている(修理や部品交換をしていない)ことがあるので、大きなダメージを発見することもある。 |
後部のダメージをチェックする
後部をぶつけた事故などでは、ダメージが大きい場合はトランクリッド(トランクの蓋)を交換することがある。つまり、トランクリッドの交換跡で事故歴を判断することもできるわけだ。見るべきポイントは、トランクリッドを支えている金具(アーム)と、固定しているネジ。セフィーロは、ネジが内装材で隠れている。内装材をめくって、ネジの頭にに傷が付いていないか見てみよう。また、トランクリッドを閉めた状態で、左右フェンダーとおよび前後の隙間がそれぞれ均等に空いているかどうかもチェックしよう。 |
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スペアタイヤの周辺をチェック
トランクルームの床に収納されているスペアタイヤを外してみよう。床部にダメージを受けた歪みなどを見つけこともある。塗装が周囲と違っていたり、防音防振材(床部や車体内部に貼っているマット)の状態などに異常(剥がれていたり波打っていたり)があれば、後部を修理しているかもしれない。また、スペアタイヤ自体の状態もチェックしよう。 |
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事前にトラブルを察知する
エンジンをかけてみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。キーを捻ると、モーターが勢いよく回って容易にエンジンが始動するかどうか。モーターの回転が弱かったり始動がもたつく場合は、バッテリーが弱っていたり、エンジンの調整が必要かもしれない。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってから少しアクセルを踏んでみて、スムーズに回転が上下するかどうかも試してみよう。 |
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試乗して確かめる
オートマチックやマニュアルを問わず、トランスミッションは必ず試走して、異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうか、操作してみる。オートマチックは、NからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを動かして具合を試してみよう。ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかもチェック。アクセルペダルを踏み込んで動き出すまでに間がある、あるいは加速時にもたつくなど、反応するタイミングが長い場合も要注意。 |
インテリアを見れば使い方がわかる
室内を見回して日焼けなどをチェック。リアシート上部などは、長期間直射日光に当たっていると、色が抜けて白くなっていることもある。シートに染みが付いていたり汚れが多い車両は、扱いが悪かったり子供を乗せていたと推測できる。 |
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装備品はすべて操作してみる
ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなどの作動をチェックすると同時に、エアコンやオーディオシステムなどの装備品が正常に作動するかもチェック。純正、社外品を問わず、オーディオやカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。 |
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
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