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アルファードは「高級ミニバン」がキーワード。目利きの基本ポイントはどんな車種でも変わらないが、装備類に異常があれば魅力も価値も半減する。外観はもとより車室内まで念入りにチェックしよう。各種装備は、パワーウインドウ&ドアをはじめ、インテリアのルームランプの点灯具合やシートアレンジなど、実際に使って初めてわかる不具合をチェック。ただし、装備に目を奪われると肝心の走行機能系のチェックがおろそかになりがちだ。点検整備の状況を確かめると同時に、できるだけ試乗して各部の状態を確かめたい。 |
| 2002年5月から販売されている、トヨタの最高級3列シートワゴン。販売チャンネルによってアルファードG(トヨペット店)とアルファードV(ネッツトヨタ店)の2タイプがある。エンジンは2.4と3.0リッター、駆動方式はFF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)、トランスミッションは4速オートマチックのみの設定。シートは、7人乗り(2+2+3)と8人乗り(2+3+3)の2タイプがある。これらの組み合わせと各種装備のパッケージに加えて、7人乗り仕様には身障者や高齢者の乗降性に配慮した電動リフトアップシート車などに設定もあり、2.4リッター車は20タイプ、3.0リッター車には10タイプ、合わせて30もの仕様グレードが設定されている。その後、2003年7月、2004年2月と4月、2005年4月のマイナーチェンジでそれぞれ部分的な変更と仕様グレードのラインナップが変化している。 |
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ドア開閉機構の作動具合を念入りにチェック |
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インテリアの汚れやヘタリも見落とさない |
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記録簿で点検整備の内容と時期を確認する |
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車体側面の映り込みを見る
車両からやや離れて、車体に映る周囲の景色を見てみよう。歪みや凹み、あるいは波打っているのを見つけることもある。塗装表面が肌荒れ状態になっている場合も、事故を起こして板金塗装した修理跡かもしれない。また、細部にも目を向けよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーは車体とずれていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は均一か? 正面、左右、上下から、見る角度を変えてみると異常を見つけやすい。 |
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エンジンルーム内を観察する
エンジンルーム内の各部の塗装の状態を見てみよう。車体内部と左右のフェンダー、ラジエターを支えているラジエターサポートなど、各部の色を見比べながら色の違いを探ってみる。一部だけ色合いが異なっていたり、周囲と比べて不自然にきれいな部分があれば、そこは修理した後で再塗装した可能性がある。さらに細部に目を向けて、ホースなどのゴム類の劣化など、消耗部品を中心にエンジン関係の部品をチェック。オイルのにじみや汚れにも注意しよう。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。整備手帳の記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。 |
側面のダメージを推測する
車体側面のドア部分に損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換する場合は、ドアを支えている金具(ヒンジ)の固定ネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。一般にネジの頭は塗装されているので工具を使えば傷で判断できるが、アルファードの場合は、無塗装のネジを使っているのでわかりにくい。左右ドアのネジを見比べるといいだろう。特定のドアだけネジの頭の傷が多ければ脱着したことが疑える。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジをを脱着した形跡があるように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
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前部をぶつけると証拠が残る
フロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ(エンジンルームのいちばん前にあり車体の左右に繋がっている)鉄板を観察してみよう。事故などで車体前部をぶつけると、ラジエターサポートを修正あるいは交換する確率が高い。歪みや手を加えた痕跡がないか、念入りにチェックしよう。周囲と色が違っていたら、交換した証拠と思っていい。左右フェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。 |
ボンネットの交換は理由が問題
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することも少なくない。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを見て、脱着した形跡があったら要注意。事故の修理でボンネットを交換した可能性が高い。まれにエンジンの修理などのためにボンネットを外すこともあるが、その場合は整備記録簿に記録が残っているはずだ。 |
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フェンダーの状態で判断
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷が付いていれば、工具を使ってネジを脱着した跡、つまりフェンダーを交換あるいは修理している。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと判断できる。 |
床下もチェックする
床下を覗いてみよう。フレーム(車体の骨格部)や各部支え金具の歪みや損傷、鉄板部の部分的な変形はないだろうか。さらに、マフラーなどの床下の部品類も、傷や凹み、交換した形跡がないかどうか探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分はそのまま手を付けていない(補修や修理をしない)ことがあるので、事故などで受けたダメージ跡を見つけることがある。 |
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スライドドアの作動具合を点検
ドアを開け閉めして、スムーズに動くか、しっかりロックできるか、試してみよう。一般的なヒンジ式ドアに比べると、スライドドアは複雑な構造になっている。参考車両は、電動式で開閉できる仕掛けになっているが、基本的なチェックポイントは手動式と同じ。アーム(ドアを支えている金具)やレール(アームをスライドさせる溝の金具)などが歪んでいないか観察してみよう。 |
ドア自体と同時に部品を点検する
アーム類は固定しているネジの頭に工具をかけた跡がないかを見るが、ドアを交換する以外にも、立て付けを修正するためにネジを回すことも多いので、必ずドア自体や周辺を含めてチェックしよう。特にドアパネル中央奥にあるアーム類は、複雑な形状をしているが、変形していないか見てみよう。新しい部品に交換されている疑いがある場合は、交換した理由を探る必要がある。 |
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支え金具と周辺を観察する
リアゲートは面積が大きく、後部をぶつけるとダメージを受けやすい。ドアを支えている金具(ヒンジ)とその周辺をチェックしよう。まず、ドアがしっかり閉まるかどうか確かめてみる。ずれているせいで、スムーズにロックできないこともある。そして、ヒンジを固定しているネジを見て、脱着した形跡がないかを探ってみる。ネジの脱着が修理や交換したかどうかの目安となる。また、ヒンジが接している周辺の鉄板が歪んでいる場合は、ダメージが大きかったと推測できる。 |
リアゲート開口部の溶接部を見る
リアゲートを開けて、開口部を見ると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで、スポット溶接で固定されている(丸い点状の窪みが並んでいる)のが見える。追突をはじめ、後部が変形するような事故などで修理した車両は、溶接部に手を加えているはずだ。また、板金塗装をしていれば、周囲とは雰囲気が違って見えるので、車体の左右を見比べながら色艶や形状などを念入りに観察してみよう。さらに確かめるには、鉄板の継ぎ目を埋めているシール材(鉄板の合わせ目の隙間を埋めている)を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(爪で押すと「プチッ」と表面が割れる)場合は、修理して新しいシール材を盛っているということだ。 |
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点検記録簿の内容と時期に注目
整備手帳などに記入された記録に目を通して、定期的に点検整備を受けてきたかどうかチェックしよう。点検整備記録簿以外にも、ガソリンスタンドやカー用品ショップでオイル交換などをすると、記録シールを貼ったり、カードなどを記録簿にはさむこともある。車体や車検証ケース内も探ってみよう。いずれにしても、詳細な記録が残っている車両は、走行距離が伸びていてもコンディションがよく、走行機能部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。 |
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エンジンの調子を確かめる
エンジンをかけてみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。キーを捻ると、モーターが勢いよく回って容易にエンジンが始動するかだろうか。モーターの回転が弱かったり始動がもたつく場合は、バッテリーが弱っていたり、エンジンの調整が必要かもしれない。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するかどうかも試してみよう。 |
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トランスミッションの異常を点検
異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうか、操作してみる。オートマチックは、NからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを動かして具合を試してみる。できるだけ試走して、ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかも確かめたい。 |
装備類はすべて操作してみる
ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなどの保安関係機能の作動はすべてチェック。さらに、エアコンやオーディオシステムなどの装備機器も、必ずONにして正常に機能しているか操作してみよう。純正、社外製品を問わず、オーディオ類やカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。 |
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ホイールの傷とタイヤの減り方を見る
ホイールのリム(外周部分)に傷が多い車両は、運転が乱暴だったり不注意に扱っている、あるいは不慣れな運転で縁石などに擦ってしまったなどが想像できる。また、タイヤの摩耗状態もチェック。一部だけ異常に減っている片減り(偏摩耗)を見つけたら、アライメント(タイヤの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいは事故で受けたダメージなどで車体が歪んでしまったのかを確かめる必要がある。 |
後部スペースもチェックする
車内をチェックする時は、運転席周辺に目にいきがちだが、リアにも装備がある。リアエアコンなどの作動もチェックしよう。シートのアレンジも確かめるといいだろう。また、インテリアの状態を見れば、どのように扱われていたかが推測できる。特にミニバンなどの場合、内装やシートに傷が多いとか、ひどく汚れている場合は、常に荷物を出し入れしていたはず。一般に、乗用車として使われていた車両は、目立つような傷は少ない。また、シートに染みが付いていたり、カーペットの隙間や裏に食べ物のかすなどが埋まっている場合は、子供を乗せていたと推察できる。犬を乗せていた車両は、しっかり掃除してあってもカーペットの溝や裏に犬の毛や臭いが残っていることもある。 |
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