中古車目利き講座 三菱 エアトレック

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三菱 エアトレック
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三菱 エアトレック 車体形状がミニバンタイプのエアトレックは、リアゲートとドアの開閉具合で車体の歪みをチェックしてみよう。アウトドアで使われた頻度でも各部の傷みに差があるが、とくに4WDは不整地を走るSUV的な使われ方をした車両もあるので、床下まわりを徹底的にチェック。ラゲッジルームとリアシート周辺の室内の汚れや傷なども念入りに探ってみよう。サイドステップ(ドア下の梁の部分)やリアゲート下部などの傷にも注意。エンジンや走行系は、記録簿をチェック。定期点検整備を行っているかどうかがコンディションの目安になる。
2002 AIRTREK 20V FF
エアトレックは、ミニバン+ステーションワゴン+SUVのクロスオーバーRVとして2001年6月から販売されている。エンジンは2.4と2.0リッター、駆動方式は4WD(4輪駆動)とFF(前輪駆動)があり、全車4速オートマチック。グレードは、2.4は充実装備の「24V」とVにサンルーフ+ガラスルーフを加えた「24V-S」、2.0は「20V」とベーシックな「20E」の設定。02年6月には、2.0に「ターボR(5速オートマチック、4WD)」が加わった。02年10月には2.4エンジンにレギュラーガソリン仕様が追加、外観も一部変更されて仕様グレードが改訂。03年1月に2.4にスポーツギアが設定され、04年1月以降は、2.4はスポーツギアとスポーツギアS、2.0は20VとターボRのグレード設定になっている。
CHECK POINT
01
車体各部の疲労と床下の状態を探る
02
どのように使われたかを推察する
03
点検整備記録の内容と時期を確認
全体の雰囲気から探る
やや離れた位置から、全体を見てみよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーはずれていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は均等か? 部分的に艶がないとか、色がくすんでいたり他の部分と違って見えたら、補修したり修理したことが考えられる。大きな事故などを起こした車両は、なんとなく歪んで見えることがある。じっくり観察してみよう。
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三菱 エアトレック エンジンルーム内の
状態をしっかり観察する

エンジンルーム内各部の塗装の状態を観察しよう。車体と左右のフェンダー部、ラジエターを支えているラジエターサポートなど、それぞれの色を比べてみる。一部だけ色合いが異なっていれば、そこは修理した可能性がある。周囲と比べて不自然にきれいだったり色艶が違う部分も、修理した跡かもしれない。また、点検整備記録に記載された内容や時期と付き合わせながら、エンジンと周辺の機器類や部品類をチェックしよう。
ぶつけるとダメージの痕跡が残る
フロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ鉄板(エンジンルームのいちばん前で左右フェンダー部に渡してラジエターを固定している)を観察してみよう。車体前部をぶつけると、ラジエターサポートを修正あるいは交換する確率が高い。歪みや手を加えた痕跡がないか、念入りにチェックしよう。周囲と色が違っていたら、交換した証拠と思っていい。ヘッドライトの後ろ部分も、不自然なところはないかチェックしよう。
交換は理由が問題
事故などでボンネットにダメージを負うと、新しいボンネットと交換することも少なくない。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを見て、傷が付いているなどの脱着した形跡を見つけたら要注意。事故の修理でボンネットを交換した可能性が高い。まれにエンジンの修理などのためにボンネットを脱着することもあるが、その場合は整備記録簿に記録が残っているはずだ。
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三菱 エアトレック 車体前部に受けた
ダメージを探る

バンパーに通じているフレーム部(車体の骨格部品)は、衝突の際には衝撃を吸収する仕組みになっている。不自然なシワが寄っていないかみてみよう。また、フレームに開いている丸い穴も衝撃を受けると歪んで円がいびつになるので目安になる。
車体前部の修復を推察
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷あるなど、工具を使ってネジを脱着した跡があれば、フェンダーを交換した可能性がある。フェンダーを交換していても事故車(修復歴車)とはいわないが、車体の前部を広範囲にわたって修理したかもしれない。交換していなければ、大きな事故を起こしていないといえる。
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三菱 エアトレック フロントガラスの付け根に大きなヒント
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板パネルを修理することになるが、組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、各パネル同士の隙間(チリ)を見ればわかる。フェンダーの後端とドア、さらにフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)など、それぞれのチリが均等になっていなければ、車体前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。
側面に受けたダメージをチェック
ドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換の際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右のドアを見比べて、特定のヒンジだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったと考えられる。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着したように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。
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三菱 エアトレック 支え部をチェックする
後部をぶつけると、リアゲートもダメージを受けやすい。修理や交換したかどうかをチェックするには、ゲートを支えている金具(ヒンジ)を見てみよう。ネジの頭の塗装に傷があるなど、ネジを脱着した形跡がないかどうかチェック。ヒンジが接している周辺の鉄板に歪みが残っている場合は、車体後部に受けたダメージが大きかったと推測できる。
溶接部をチェックする
リアゲートの開口部を見ると、左右両側共に鉄板が横から回り込んで、溶接で固定されている。追突をはじめ、後部が変形するようなダメージを受けて修理した車両は、溶接部分が不自然に見える。スポット溶接部(丸い窪みが並んでいる)は、窪みの大きさや形状が違っていることがあるので、左右を見比べるとわかりやすい。板金塗装をしていれば、周囲と色の雰囲気が違って見えることもある。さらに確かめるには、鉄板の継ぎ目に盛ってあるシール材(鉄板の合わせ目の隙間を埋めている)を爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかければ(爪で押すとプチッと表面が割れる)、修理して新しいシール材を盛っているということがわかる。
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三菱 エアトレック 車体後部の隠れたダメージを探る
ラゲッジスペースの床に収納されているスペアタイヤを外してみよう。走行に支障がない部分は修理しないことが多いので、大きなダメージを受けてできた歪みなどが床部に残っているのを見つけることもある。塗装が周囲と違っていたり、防音防振材(床部や車体内部に貼っているシートやマット)が剥がれていたり、波打っているなどの異常があれば、後部を修理しているかもしれない。また、スペアタイヤを外したら、タイヤ自体の状態(空気圧や傷の有無など)もチェックしよう。
塗装表面の異常を探る
リアフェンダー周辺にダメージを受けて修理した車両には、リアドアの開口部分などに塗装作業時にマスキングした跡(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留めるために粘着テープを貼る)が残っていることもある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような段差があれば、新しく塗装している可能性が高い。段差が直線状になっていれば間違いなくマスキングテープを貼った跡なので、板金修理あるいは傷の補修など、何らかの理由で塗装したことがわかる。車体の左右同じ場所を見比べると判断しやすい。
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三菱 エアトレック 床下のダメージをチェック
床下を覗いて、鉄板部の部分的な変形や各部支え金具の歪みなどはないか観察してみよう。マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうかも探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分はそのまま手を付けていない(補修や部品交換といった修理をしない)ことがあるので、意外なところにダメージを受けているのを発見することがある。
柔らかく歪みやすい部品
リアバンパーは、ぶつけた時の衝撃を吸収するために、柔らかいステーを介してフレームに固定されている。軽度の衝突事故ではフレームまでダメージが及ばないようにして、修理コストを抑えることができるようになっているのだ。ところが、事故の修理でバンパーを交換をしても、外から見えないステー(バンパー下部を支えている金具)は修正するだけで済ませている場合もある。バンパー自体のチェックと同時に、必ず裏側を覗いて、ステーの状態を確認しよう。
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三菱 エアトレック 修理の痕跡を探る
ドア下部の奥を覗くと、車体外板と床部をスポット溶接(小さな丸い窪みが並んでいる)で接合しているのが見える。スポット溶接がきれいに揃っていれば、手を加えていないと判断できるが、乱れているようなら何らかの修理をして再溶接している。疑わしいなら、車体の左右を比べて確認しよう。
フェンダーの溶接に注目
フェンダーアーチ(タイヤを覆っている車体部)も見てみよう。外板を折り曲げて内部材と溶接で固定されている。車体の左右を比べて、スポット溶接が同じ数あり、形状や並び方が乱れていないことを確認しよう。車体後部は事故などでぶつけると外板を交換しにくいので、板金修理することが多い。溶接部は徹底的にチェックしよう。
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三菱 エアトレック 記録簿にの詳細を見る
点検記録簿(整備手帳など)の内容を、車両をチェックする前に確認しておこう。過去にどのような整備を受けてきたのがわかり、車両各部の状態を探る参考になる。定期点検時の走行距離とも突き合わせてチェックしよう。詳細な記録が残っている車両は、走行距離が伸びていてもコンディションがよく、機能部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。
エアトレックのコンディションはここで見極める!
使い方を推測する
一般に、乗用車として使われていた車両は程度がいいが、特にミニバン系の車両は、ラゲッジスペースの内装材に傷が付いていたり、ひどく汚れている場合は、頻繁に荷物を出し入れしている。子供を乗せているとフロアやシートに染みが付いていることが多い。また、犬を乗せていると、しっかり掃除してもカーペットの溝や裏に犬の毛や臭いが残っていることもある。このように、室内の状態からも、どのように扱われていたかが推察できる。
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三菱 エアトレック 操作して確かめる
異音やギヤの不自然な繋がり方など、トランスミッションに異常はないか、できるだけ試走してチェックしたい。NからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを動かして、確実に切り替えができるかどうか、作動具合を試してみよう。ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかもチェックしよう。
エンジンの調子を探る
エンジンをかけてみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。キーを捻ると、モーターが勢いよく回って容易にエンジンが始動するかだろうか。モーターの回転が弱かったり始動がもたつく場合は、バッテリーが弱っていたり、エンジンの調整が必要かもしれない。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するかどうかも試してみよう。
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三菱 エアトレック 装備類を操作してみる
ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなど、公道走行に欠かせない機器の作動をまずチェック。さらに、エアコンやオーディオシステムなどの装備機器も必ず操作して、正常に機能しているかチェックしよう。純正、社外製品を問わず、オーディオ類やカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。
日本自動車査定協会
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
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