| HONDA ACCORD |
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アコード(6代目)は、基本的には実用的な大衆セダンだが、バリエーションのトップがスポーティな仕様になっていることもあって、ユーザーは走りを楽しもうとする傾向が強いといえる。中古車は、グレード(特にエンジン)の違いによって差があるが、車両の使い方や走り方を推測してみよう。特にスポーティ仕様は、できれば少し長めに試乗して、エンジンの音や振動、トランスミッションのギヤの入り具合、車体からのきしみ音など、走行系の異常や車体各部の疲労に注意しながら徹底的にチェックしたい。また、改造車も出回っている。適度な改造でバランスがとれていればいいが、極度な改造は各部に負担が掛かっていることがあるので、点検整備記録とも合わせて細部まで念入りにチェックしよう。 |
| 1997年9月〜2001年9月に発売された6代目アコード。世界各国の仕様が生産されているが、日本国内向けは5ナンバーサイズにスリム化されている。ベーシックな仕様の2.0と1.8は、省燃費で実用的なセダン。最強モデルは、2.2リッター200馬力エンジンを搭載している。2000年6月には、さらに強力なユーロR(欧州で販売されているアコード・タイプRの日本仕様)が登場。2.2リッター220馬力に、クロスレシオ5速マニュアルトランスミッション、ローダウンサスペンション、強化ブレーキ、専用デザインの16インチ軽量アルミホイールなどを組み合わせて、走行性能を高めると共に、エアロパーツをはじめ、レカロ製バケットシートやモモ製革巻きハンドル、ホワイトメーターなど、スポーティな装備類も充実している。 |
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低年式車は車体の疲労を確認 |
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改造車は改造箇所を把握する |
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点検整備記録を徹底チェック |
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全体の雰囲気を見る
車両からやや離れて、車体表面に映った景色を観察しよう。見る角度によって、歪みや凹み、あるいは波打っているのを見つけることもある。塗装表面が肌荒れ状態になっている場合も、板金塗装した修理跡かもしれない。正面、左右、上から、下から、見る角度を変えてみると、異常を見つけやすい。また、ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーは車体とズレていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は真っ直ぐか? どこかがくすんでいたり、一部だけ艶が違って見えたら修理したことも考えられる。 |
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不自然な部分や新しい部品
エンジンルーム内各部の塗装の様子を観察しよう。車体と左右のフェンダー、ラジエターを支えているラジエターサポートの色を見比べて、一部だけ色合いが異なっていれば、そこは修理して、後で再塗装した可能性がある。色の違いがポイントだ。また、周囲と比べて不自然にきれいな部分も修理した跡かもしれない。さらに、細部もチェックしてみよう。ゴムホースやベルトの劣化など、消耗部品の点検と、オイルのにじみや汚れにも注意。周囲と比べて新しく見える部品は、交換している。整備手帳などの点検整備記録を参考にすると、トラブルが発生した箇所や修理などの経緯がわかるはずだ。 |
フェンダーの状態を読む
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷が付いているのは、工具を使ってネジを脱着した跡。つまり、フェンダーを交換あるいは修理したと判断できる。フェンダー部に手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと推察できる。 |
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前部をぶつけるとダメージを受けやすい
フロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ鉄板を観察してみよう。前部をぶつけると、高い確率でラジエターサポートを修正あるいは交換することになる。歪みや手を加えた痕跡がないか、じっくりチェックだ。周囲と色が違っていたら、交換した証拠と思っていい。フェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。 |
色と隙間を見る
車体にダメージを負って外板(車体の外側のパネル)の修理や交換をする場合は、新しい外板部品を塗装することになる。しかし、色合わせの作業は難しく、塗装した色調が微妙に合わないこともあるので、隣り合う外板の色が違っていないかチェックしよう。また、隣り合う外板の隙間を「チリ」と呼ぶが、新しい部品を組み付ける際に誤差が出ることがある。隙間の間隔が均一でなければ、どこかの外板を修正または交換した可能性がある。 |
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ボンネットを交換した理由を探る
車体前部をぶつける事故などでボンネットにまでダメージが及ぶと、新しいボンネットと交換することが多い。ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジに工具をかけた跡を発見したら、ボンネットを交換した可能性が高い。ただし、まれにエンジンを修理するためにボンネットを外す場合もある。もし、エンジンの整備などのために外したのなら、記録が残っているはず。整備手帳を確かめてみよう。 |
固定しているネジをチェックする
後部をぶつけた事故などでは、ダメージが大きい場合はトランクリッド(トランクの蓋)を交換することがある。つまり、トランクリッドを交換した形跡で事故歴を判断することもできる。見るべきポイントは、支えているアームと、固定しているネジだ。ネジの頭に工具をかけたような傷があって、ネジを脱着した形跡があれば、トランクリッドを交換したり歪みを調整した可能性がある。閉めた時に、フェンダーとの隙間が左右共に均等になっているかどうかもチェックしよう。 |
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塗装表面に軽く爪を滑らせてみる
ドアを開けて開口部を観察すると、マスキングテープ(塗装作業の際に塗装しない部分を覆う粘着テープ)を貼った跡を見つけることがある。塗装表面を指先や爪を軽く滑らせてみて、引っかかるような段差があれば、再塗装したことがうかがえる。マスキングテープを貼った跡は、段差が直線状になっているはずだが、いずれにしても、リアフェンダー周辺を板金修理している可能性が高い。 |
左右を比べる
トランクリッドを開けると、左右に鉄板の接合部分がある。スポット溶接(窪みが点状に並んでいる)の位置や数などをチェックしよう。新車状態のままならきれいに並んでいるが、左右が違っていたり乱れていたら、修理した可能性がある。同様に、シール材(鉄板の合わせ目の隙間を埋めている)の盛り方を見ても、修理した形跡がわかる。 |
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車体の床下を覗いてチェック
日頃あまり見ることがない、車体の床下も覗いてみよう。鉄板の歪みや部分的な変形、マフラーなどの床下の部品類に傷や凹み、交換した形跡がないかどうか探ってみよう。外観はきれいに修理しても、走行に影響がない見えない部分はそのままにしていることがあるので、大きなダメージを受けているのを発見することもある。 |
スペアタイヤの周辺も見逃さない
トランクルームの床に収納されているスペアタイヤを外してみよう。床部にダメージを受けた歪みなどを見つけこともある。塗装が周囲と違っていたり、防音防振材(床部や車体内部に貼っているマット)の状態などに異常(剥がれていたり波打っている)があれば、後部を修理しているかもしれない。また、スペアタイヤ自体も、空気圧や傷などをチェックしよう。 |
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左右のドアヒンジを比べてみる
車体側面のドア部分に大きな損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換の際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジを脱着するので、ネジの状態をチェックしよう。左右のドアを見比べて、特定のドアだけネジの頭に傷が付いていれば、工具を使ったと考えられる。ただし、新車の組み立て時やドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着したように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。 |
点検整備記録に目を通す
点検記録簿(整備手帳など)の内容を、車両をチェックする前に確認しておこう。過去にどのような整備を受けてきたのがわかり、車両各部の状態を探る参考になる。定期点検時の走行距離とも突き合わせてチェックしよう。詳細な記録が残っている車両は、走行距離が伸びていてもコンディションがよく、機能部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。 |
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トラブルを事前に察知する
エンジンを始動してみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。実際に走ってみるのが望ましいが、エンジンが暖まってからアクセルペダルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するか試してみよう。 |
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シートを見ればわかる
インテリアは、日焼けなどをチェック。特にリアシート上部は、長期間直射日光に当たっていると、色が抜けて白くなっていることもある。日焼けで車両の保管が野外駐車だったことがわかる。また、シートに染みが付いていたり汚れが多い車両は、日頃の手入れが悪かったり、子供を乗せていたとも推測できる。とも確認しよう。 |
試走して確かめる
異音が発生していないか、確実に切り替えができるかどうか、トランスミッションの状態を確かめてみよう。オートマチックは、NからDへ、NからRへなど、各ポジションにセレクトレバーを動かして、ギヤが切り替わる時のショックが激しくないかをチェック。アクセルを踏んで動き出す時や加速する時のタイミングが長い場合は、滑って繋がりが悪くなっているので要注意。マニュアルトランスミッションは、シフトレバーを操作して、各ギヤへの入り具合とクラッチの繋がり状態を確かめよう。 |
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装備品を操作してみる
ターンシグナル(ウインカー)やライト類、ワイパーなどの作動をチェックするのは常識だが、エアコンやオーディオシステムなどの装備機器も、必ずONにして正常に機能しているかチェックしよう。純正、社外製品を問わず、オーディオやカーナビなどは、取扱説明書が揃っていることも確認しよう。 |
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| クルマの鑑定ならおまかせ! |
中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
Tel. 03-5776-0901 www.jaai.com |
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