中古車目利き講座 ホンダ アコード ユーロR

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ホンダ アコード ユーロR
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アコード ユーロR 欧州で販売されているアコード・タイプRの日本仕様モデルといえるユーロRは、ニュースタイルのスポーティモデル。スポーツタイプの車両は、乗り方が荒かったり、各部に負担がかかっているケースも多い。走行機能関係を中心に、できれば試走して、動きや異音などをしっかりチェック。基本チェックポイントはもちろん、特に床下は念入りに観察しよう。
2000年6月〜2002年9月に発売されたアコード・ユーロR。小ぶりの軽い車体に2.2リッター220馬力エンジンを搭載し、クロスレシオ5速マニュアルトランスミッション、ローダウンサスペンション、強化ブレーキ、専用デザインの16インチ軽量アルミホイールなどを組み合わせて、走行性能はスポーツカーそのもの。エアロパーツをはじめ、レカロ・バケットシートやモモ・レザーステアリングホイール、ホワイトメーターなど、走りにふさわしい装備類が充実しているのも特徴だ。
CHECK POINT
01
床下の傷や凹みとオイル漏れ
02
改造部品の取り付け状態
03
タイヤの偏摩耗状態
全体の雰囲気を見る
車両からやや離れて車体に映った景色を見てみよう。外板の艶や、景色の歪み具合で板金塗装されたかどうかわかることがある。さらに細部も観察しよう。ナンバープレートは曲がっていないか? 左右のヘッドライトの色は同じか? バンパーは車体とズレていないか? 車体の切れ目の隙間(チリ)は真っ直ぐか? どこかがくすんでいたり、一部だけ色艶が違って見えたら修理したことも考えられる。
アコード ユーロR アコード ユーロR
アコード ユーロR アコード ユーロR フェンダーの状態を読む
フェンダーを固定しているネジの頭の塗装に傷があるのは、工具を使ってネジを脱着した跡。つまり、フェンダーを交換、あるいは修理したと判断できる。フェンダーに手を加えても事故車(修復歴車)扱いにはならないが、フェンダーが無傷なら大きな事故は起こしていないと推察できる。
エンジンルーム内の状態を観察
ボンネットを開けて、エンジンルーム内各部の塗装の様子を観察しよう。車体と左右のフェンダー、そしてラジエターを支えているラジエターサポートなど、色を見比べる。色の違いがポイントだ。一部だけ色合いが異なっていれば、修理して、再塗装した可能性がある。周囲と比べて異常にきれいな部分も、修理した跡かもしれない。また、エンジン関係の部品や、オイル漏れなどもチェックしよう。
アコード ユーロR
アコード ユーロR アコード ユーロR 側面のダメージを推測
車体側面のドア部分に損傷を受けると、ドア自体を交換してしまうことも多い。交換の際は、ドアを支えている金具(ヒンジ)のネジを脱着することになるので、ネジの状態をチェックしよう。前後左右ドアのネジを見比べて、特定のドアだけネジの頭の傷が多ければ脱着したことが疑える。ただし、新車の組み立て時や、ドアの立て付けを調整するためにネジを回すこともあるので、ネジを脱着しているように見えても、必ずしもドアを交換しているとはいえない。
ダメージ跡が残りやすい部分
ボンネットを開けて、フロントグリルの後ろにあるラジエターサポートと呼ぶ部品(エンジンルームの一番前で左右に渡してある)を見てみよう。これは、前部をぶつけると、簡単にダメージを受けるので、修正あるいは交換することが多い。左右のフェンダーとの接合部も、不自然なところはないか点検しよう。
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アコード ユーロR ボンネット交換は事故修理の履歴?
ボンネットを支えている金具(ヒンジ)を固定しているネジに工具をかけた跡を発見したら、ボンネットを交換するような事故を疑ってみる。ただし、エンジン修理のためにボンネットを外す場合もある。もし、エンジンの整備などのために外したのなら、記録が残っているはず。整備手帳を確かめてみよう。
色と隙間を見る
事故などで前部に大きな衝撃を受けて車体が歪むと、外板を修理することになるが、新しい外板部品を組み付ける際に誤差が出ることがある。それは、隣り合う外板の隙間(チリと呼ぶ)を見ればわかる。前部フェンダーの後端とドア、さらにフェンダーとピラー(フロントガラスを挟んだ左右の柱)、それぞれの隙間の間隔が均一でなければ、前部の外板に手を加えた(修理した)可能性が高い。車体の同じ場所の左右を見比べるのもチェックのコツだ。また、再塗装あるいは部品に新しく塗装する場合も、色合わせがうまくいかないと、色調が微妙に違うことがある。隣り合う外板の色が合っているかもチェックしよう。
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アコード ユーロR フューエルリッドを外すこともある
フューエルリッド(給油口の蓋)は、後部フェンダーを板金修理するために外すことがある。ネジを脱着した形跡がないか点検してみよう。また、フューエルリッドの色を参考に塗料を調合するために、外すこともある。取り外した形跡があれば、再塗装するなど、他の部分を修理したことも考えられる。
塗装表面を観察する
ドアを開けて塗装部を見ると、塗装作業の際に塗装しない部分を覆うマスキングテープを貼った跡を見つけることもある。塗装表面に指先や爪を軽く滑らせてみて、引っかかるような段差があれば、補修などで再塗装している。段差は直線状になっているはずだが、いずれにしても、ドア開口部の後部付近にマスキングテープを貼った跡があれば、後部フェンダーの周辺を板金修理している可能性が高い。
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アコード ユーロR 柔らかくて歪みやすい部品
後部バンパーは、ぶつけた時の衝撃を吸収するために、柔らかい金具(ステー)を介してフレームに固定されている。軽度の衝突事故ではフレームまでダメージが及ばないようにして、修理コストを抑えることができるようになっているのだ。ところが、事故の修理などでバンパーを交換をしても、外から見えないステーは歪みを修正するだけで済ませているケースもある。バンパーの歪みや凹みをチェックすると同時に、必ず裏側のステーも点検しよう。
左右を比べる
トランクリッドを開けると、左右に鉄板の接合部分が見える。シール材(鉄板の合わせ目の隙間を埋めている)の盛り方や、スポット溶接(点状の窪みになっている)の位置や数などをチェックしよう。新車状態のままならシールも溶接もきれいに仕上がっている。左右が違っていたり、乱れていたら、修理した可能性がある。
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アコード ユーロR アコード ユーロR 固定しているネジをチェック
後部をぶつけた事故などでは、ダメージが大きい場合はトランクリッド(トランクの蓋)を交換することがある。つまり、トランクリッドを交換した形跡から事故歴を判断することもできる。見るべきポイントは、リッドを支えている金具(アーム)と、固定しているネジだ。また、開閉はスムーズかどうか、そして閉めた時に左右と後部の隙間が均等に開いているかどうかもチェックしよう。
スペアタイヤ周辺も見逃さない
トランクルームの床下に収納されているスペアタイヤを外してみよう。床部に修理されないまま残っている歪みなどを見つけこともある。塗装が周囲と違っていたり、周辺のカーペットの状態などに異常があれば、後部を修理しているかもしれない。また、スペアタイヤを外したついでに、タイヤ自体の状態(空気圧や傷など)もチェックしよう。
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アコード ユーロR 点検記録に目を通す
点検記録簿の内容を、車両をチェックする前に確認しておこう。整備手帳などに目を通して、きちんとメンテナンスを受けてきたかどうかチェック。定期的に点検や整備しているなら、走行に関わる部分には大きな問題を抱えていないと推測できる。定期点検時の走行距離や消耗部品の交換時期などとも突き合わせながら車体各部の細部を点検しよう。
アコード ユーロRのコンディションはここで見極める!
シートのすり切れ
シートは、乗り降りの際に身体が当たるサイドサポート部が擦り切れてくる。ひどくなると、表皮が切れて内部が露出することもある。また、走行距離が多いわりにきれいなシートが付いている車両は、シートを交換していることも考えられる。
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アコード ユーロR トラブルを事前に察知する
エンジンを始動してみよう。異音が聞こえり、大きな振動が出ているようなら、トラブルを抱えている可能性がある。エンジンが暖まってから少しアクセルペダルを軽く煽ってみて、スムーズに回転が上下するかも試してみよう。また、シフトレバーを操作して、各ギヤにスムーズに入るかどうか、同時にクラッチの滑り具合もチェック。これらは、実際に走って確かめるのが望ましい。
改造の種類と取り付け状態
スポーティなクルマは、改造部品を装着していることも多いが、参考車両はアーシング(オーディオ機器類などでバッテリー電源の効率を高める改造)が施されている。エンジンや走行に直接関わることはないので、同じ改造でも問題のない範囲だ。しっかり固定されているか、取り付け状態はチェックしよう。ワイヤー(配線)がエンジン部に触れていたり、ぶら下がって大きく揺れるようだと、トラブルの原因になるので注意が必要だ。
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タイヤを見る
走行距離とタイヤの減り具合を見てみよう。走行距離が少ない場合、極端にタイヤの一部が減っている、いわゆる偏摩耗の状態に注意。アライメント(タイヤの取り付け角度)が狂っているだけなのか、あるいは事故で受けたダメージなどで車体が歪んでしまったのかを確かめる必要がある。また、タイヤの接地面だけでなく角や側面まですり減っていたら、激しい走り方をしていたと推測できる。その場合は、車体やエンジンに負担がかかっていると判断できるし、走行に関わる部品などの消耗も進んでいるはずだ。
日本自動車査定協会
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中古車目利き講座のチェックポイントをアドバイスしてくれるのは、財団法人「日本自動車査定協会」。経済産業省と国土交通省の指導の下で中立公正な第三者機関として、査定士の技能検定試験や、実車を使った修復歴判定の査定トレーニングなどを行っている。車両の状態を判断するプロフェッショナルだ。全国の52カ所にある支所に依頼すれば、査定目的に応じた査定額を算定して、証明書を発行してくれる(有料)。
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