インプレッション:BMW Z4ロードスター
BMW Z4ロードスター BMW Z4ロードスター
■プロフィール
 2001年にデビューしたZ4ロードスターがマイナーチェンジを迎えた。しかも、同時にMロードスターばかりではなく、Z4クーペにMクーペまで発表。ここぞとばかりにラインアップの充実をはかった。これで、新型ボクスター&ケイマン対策は万全だ。
 マイチェンの内容は、エクステリア&インテリアのブラッシュアップ。さらに、新エンジンの搭載だ。新型のラインアップは3.0siと2.5iとの2モデルで、2.2Lモデルはなくなった。この新エンジンは、すでに現行3シリーズや5シリーズに積まれているもの。つまり、BMWの最新ユニットにスイッチされ、進化したZ4には期待が募る。どこから見てもかっこいいこのクルマは注目のマトである。
(発表:2006/4/24 UP:2006/5)
圧倒的なボディ剛性と新エンジンを手に入れ、走りのレベルは数段アップ
 ステアリングを握ったのは3.0si。この3L新エンジンは231馬力にスペックアップ。それだけに、走りの期待は高まるばかりだ。
 まずはコクピットに滑り込んだ印象だが、それほど大きな変化は感じられなかった。左右からセンターにかけて幅が広くなるシンボリックなダッシュパネルは健在で、ひと目でこいつがZ4であることを知らしめる。
 走り出すとさらにその印象は強くなる。スッときったステアリングに対して、イメージどおりについてくるフィーリングはまさにBMWテイスト。気持ちいいことこのうえない。これだから「BMWはやめられない!」という感じだ。
 だが、今回はさらに特筆すべき要素が顔を出した。それはボディ剛性の高さだ。ステアリングに対する応答性、路面のギャップをこなす剛性感は相当なもの。パワーアップしたエンジンでさえオーバースペックと感じることもなく、十二分に走りを楽しませてくれる。これはオープンモデルの枠を超えた剛性感だ。さぁ、ワインディングに繰り出そう!
(文:いとうゆうじ 写真:内藤敬仁)
BMW Z4ロードスター 2.5iは右のみ、3.0siは左右というステアリング位置の設定。トランスミッションはすべて6AT(ステップトロニック付き)となる。3.0siはステアリング上のパドルシフトで操作可能。応答性抜群! BMW Z4ロードスター スポーツシートを全車標準装備。高いホールド性がスポーティな走りに対応する。カラーバリエーションは豊富で、レザーの種類も選べる。なかなか豪華だ。
BMW Z4ロードスター 開発段階からオープンモデルとして設計されたシャシーフレームは、高いボディ剛性を実現した。ねじれ剛性ひとつとってもクラストップの数値となる。しかも正面および側面衝突での安全性も高い評価を得た。 BMW Z4ロードスター ワイド&ローを強調するフロントスポイラーとリヤバンパーで武装する新型Z4。全体のフォルムは明らかにスタイリッシュになった。トップは全車フルオートマチック。
BMW Z4ロードスター リヤコンビネーションランプが邪魔して、積載性が高いわけではないが十分使える。中のソフトトップボックスをたためばさらに拡大。 BMW Z4ロードスター インテークバルブのリフト量を無段階可変制御するバルブトロニック採用のストレートシックス。3Lは265馬力。323iですでに折り紙付きの2.5Lユニットは177馬力を発揮。
BMW・Z4ロードスター3.0si(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4100×1780×1285mm
ホイールベース 2495mm
トレッド前/後 1475/1525mm
車両重量 1430kg
エンジン 直6DOHC
総排気量 2996cc
最高出力 265ps/6600rpm
最大トルク 32.1kgm/2750rpm
10・15モード燃費 10.2km/L
サスペンション前/後 ストラット/セントラルアーム
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 225/45R17
バリエーション&価格
Z4ロードスター 2.5i 439万円
Z4ロードスター 3.0SI 589万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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