インプレッション:ジャガー Xタイプエステート
ジャガー Xタイプエステート ジャガー Xタイプエステート
■プロフィール
 高名なジャガーといえば、プレミアムスポーツ・サルーンがイメージされる。それだけにモンデオのプラットフォームをベースに、AWDとFFを採用したXタイプは衝撃的だった。が、さらにエステートが登場。ジャガー史に彩りを添えることになった。ラインアップは2L V6・FF、2.5L V6・AWDの2タイプ。
(発表:2004/7/17 UP:2004/8)
ジャガー史上初のエステートは、すべてにジャガーらしさが味わえた
 サルーンから派生したワゴンというのは、とかく剛性不足になりがち。Xタイプの場合、Bピラーから後ろは専用ボディ。標準装備のルーフレールをはじめ、570点以上のパーツが新設計されたという。それだけに、剛性面の不足はなし。ワゴン化によるボディ剛性の変化というのは、ハンドリングや乗り心地にてきめんに表れるものだが、Xタイプにはなかった。
 最初、荒れた路面では、ボディのきしみなどを心配したが、平然たるもの。Xタイプらしいフラットな乗り心地が保たれた。オプションの17インチタイヤ装着車では、少々硬め。16インチでは、あたりがマイルドだった。
 2.5L V6は、同サルーンと比べ50kg増。それでもジャガーのスポーツ性は健在だ。Dレンジフル加速では、6400回転近くまで引っ張れるし、中高速域で勢いのあるV6と軽やかなエンジン音がスポーティ感を高め、走りが気持ちいい。スムーズな加速フィールをはじめ、並みのエステートでないことを体感させてくれる。
 エンジンパワーとそれを効率よく伝えるAWDシステム、ハンドリングのバランスはグッド。2.6回転のパワステはとくにシャープとはいえないが、素直でいて扱いやすい。ツイスティなコースを、リズミカルにクリア。4輪がしっかり路面をホールド、フラットな安定姿勢を保つというパフォーマンスを見せてくれた。
 一方2L V6は、パワーは39馬力低いが、車重が100kg軽い分、加速性は見劣りしない。エレガントなエステートのエントリーモデルとして絶好といえるだろう。
(文:横越光廣 写真:内藤敬仁)
ジャガー Xタイプエステート 大径の4連アナログメーターは、格調あるデザインで視認性にも優れている。4本スポークステアリングはテレスコ&チルト付きで、太めのリムが手になじむ。5ATシフトはJゲート式。 ジャガー Xタイプエステート 後席のスペースは余裕十分。シート自体の座り心地もよい。ただ、着座位置が低めで、前席が視界を遮り、サルーンほどではないが圧迫感あり。
ジャガー Xタイプエステート レザーシートは、高級イメージのジャガーにふさわしい。タッチは硬めでも座り心地は上々。微調整のきく10ウェイ電動シートが前席に標準。 ジャガー Xタイプエステート Xタイプサルーンと比べ、全長で45mm、全幅で65mm拡大されている。美しいルーフラインとテールの仕上げは万全。エレガントで魅力的。標準のリヤガラスハッチは便利。
ジャガー Xタイプエステート 荷室も高級感に溢れる。7対3分割可倒シートを倒せばフラットで広大なスペースに。容量は445〜1415Lと十分。 ジャガー Xタイプエステート 4モード可変吸気マニホールドを採用。回転、負荷などに応じ、開閉タイミングを調整する連続可変カム位相調整が組み込まれる。
ジャガーXタイプ2.5 V6 SEエステート(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4730×1790×1485mm
ホイールベース 2710mm
トレッド前/後 1520/1535mm
車両重量 1670kg
エンジン V6DOHC
総排気量 2494ccc
最高出力 198ps/6800rpm
最大トルク 24.9kgm/3000rpm
10・15モード燃費 7.9km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションコントロールリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/55R16
バリエーション&価格
2.0 V6 SEエステート 490万円
2.5 V6 SEエステート 545万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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