インプレッション:ジャガー XKクーペ
ジャガー XKクーペ ジャガー XKクーペ
■プロフィール
 1948年にXK120がデビュー以来、「XK」はジャガー・スポーツのシンボルとして、独自の魅力をアピールしてきた。高性能でジャガーならではのエレガンスさを併せ持つのがXKの伝統。最新作の魅力は、歴代XKのなかでも間違いなく最強・最上と言える。
(発表:2006/5/31 UP:2006/8)
優越感にひたれるプレミアムなスポーツフィール
 アルミモノコックの軽量高剛性ボディをはじめとする最先端技術が、XKを変身させた。その実力と走行フィールの素晴らしさには感じ入るばかり。パワフルかつほどよいクイック感と、そしてプレミアム感がしたたるところがこたえられない。それも山道や高速道路など、あらゆるフィールドでというから価値がある。Dレンジフル加速では6200回転でシフト。アクセルワークに応じ、十分なパワフル感を味わえることは言うまでもない。
 が、それはまだ実力の一端。シフトレバーをSレンジに入れれば、一段とハイレスポンスに。さらに、ステアリングのパドルシフトをキメれば、本格的なスポーツフィールを堪能できる。0−100km/hが6.2秒という実力もさることながら、全域にわたり力強く軽やかでリニアな加速フィールに惹きつけられる。4.2L V8ならではの余裕を再認識させられるのは高速走行時。100km/hは6速1750、5速2250、4速2800、3速3800回転にすぎず、優れた高速直進安定性とあいまって、余裕しゃくしゃく、堂々たる走りっぷりを披露してくれる。
 動力性能ばかりかフットワークも注目できる。2.8回転のパワステは軽めでも手ごたえが自然。タイトコーナーの連続でもフットワークに重々しさはなく、意外なほど軽快で一体感もある。コーナリング時や加減速時の姿勢変化が少なく安定フォームを保つことも見逃せない。しかも、ブレーキの強力な制動力と効き味のよさ、これも一級品ときているから、スポーツ走行時にかぎらず信頼感が高まるのだ。
(文:横越光廣 写真:柳田由人)
ジャガー XKクーペ インテリアには品のよい高級ムードが漂う。パネルは2種のウッドとアルミがグレードに応じて。径・太さともに操作感のよいステアリングは、ゆっくり作動するテレスコ・チルト。シフトはJゲート式。 ジャガー XKクーペ スポーツレザーシートは、ソフトタッチでジャガーXKらしくプレミアムなムードを漂わせる。後席は、実質上のプラス2。大人が乗るのはまずむずかしい。
ジャガー XKクーペ 電動スポーツレザーシートは「ラグジュアリー」が16ウェイ、「コンテンポラリー」と「スポーツ」は10ウェイ。サポート性は良好。リフト量が十分で、好ポジション。 ジャガー XKクーペ 優雅なスポーツ性は、XKに脈打つ伝統で、独自のステータス性をまとう。Eタイプ以来のリフトバック・クーペは、ダイナミック感と流麗さが見事に調和。
ジャガー XKクーペ ワイドなグラスエリアのテールゲートを開けると、浅めだが広いラゲッジルームが表れる。容量は300Lと十分。荷室が外から見えないようにトノカバーが付く。 ジャガー XKクーペ 新開発の燃料噴射技術とパーツの軽量化によりレスポンス向上。VCPにより、2000〜6000回転まで最大トルクの85%以上を発生する。
ジャガー・XKクーペ(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4790×1895×1320mm
ホイールベース 2750mm
トレッド前/後 1560/1600mm
車両重量 1690kg
エンジン V8DOHC
総排気量 4196cc
最高出力 304ps/6000rpm
最大トルク 42.9kgm/4100rpm
10・15モード燃費 6.9km/L
サスペンション前後 ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前・後 245/40ZR19・275/35ZR19
バリエーション&価格
XKクーペ 1130万円
XKクーペ・スタイルセレクション 1180万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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