インプレッション:トヨタ ヴォクシー&ノア
トヨタ ヴォクシー&ノア トヨタ ヴォクシー&ノア
■プロフィール
 平成11年にライトエース&タウンエース・ノアの後継モデルとして登場したのが、現在のヴォクシー&ノア。デビュー以来、大きな変更を受けていなかったこのモデルに、大々的なマイナーチェンジが施された。 内外装のリフレッシュはもちろんだが、さらに従来採用していた4ATのミッションをCVTに変更。サードシートレス仕様のヴォクシー・トランスXとノアYYも追加された。
(発表:2004/8/17 UP:2004/9)
ミッションをCVTに変更、さらにアイデアたっぷりのサードシートレスモデルも追加設定
 2Lエンジンのみの設定となるヴォクシー&ノアは、いかにしてそのパワー不足を克服するかが大きな課題だった。そこでトヨタが選んだのは、セレナやステップワゴンのように排気量をアップしたイメージリーダー車を設定することではなかった。あくまでもメインとなる2L車で勝負をしたかったのだ。
 ヴォクシー&ノアはパワー不足気味なクルマで、もっとも不快な現象となるダウンシフト時の変速ショックをなくすためCVTを搭載した。セレナもFFはCVTだが、ヴォクシー&ノアは4WDもCVTとしている。
 この手法はひとまずは成功といえる。こう配のきつい登り坂ではガクンという感じでダウンシフトし、うなり声を上げながら走っていたMC前とは異なり、スムーズに変速比が変わるCVTのおかげで全体的な走りに連続感がある。
 唯一気になるのは発進時にもたつきがあること。開発者の話によれば、この現象は排ガス規制をクリアするためにどうしても必要だったという。クルマに慣れればアクセルワークでかなり解決できるレベルだ。
 走行中はCVTのノイズもほとんど気にならない。サスペンションの基本は変更を受けていないが、ショックアブソーバー関係のチューニングをやり直したということも影響し、乗り心地も向上している。
(文:諸星陽一 写真:犬塚直樹)
トヨタ ヴォクシー&ノア センターメーターとヒーターコントロールパネルのデザインが変更されたインパネ。メーターの視認性は高く、運転中もつねに視界のなかにメーターがある。 トヨタ ヴォクシー&ノア メイン販売車種となるのは3列シートモデル。サイドリフトアップシート装着車のみがセカンドシートにセパレートシートを採用する。
トヨタ ヴォクシー&ノア ヴォクシーの顔つきは精かんでスポーティなもの(右)。ほとんどの車種にデュアルパワースライドドアが装着され、使い勝手がかなり向上している。 トヨタ ヴォクシー&ノア 5名定員モデルはデッキボードを敷いて、セカンドシートを前倒しにすれば、下に荷物を積んで上で仮眠も可能。専用のエアマットもディーラーオプションで用意されている。
トヨタ ヴォクシー&ノア 5名定員のデッキボードは3分割されていて、写真のようにラゲッジルームを仕切ることも可能 トヨタ ヴォクシー&ノア 平成17年基準排出ガス50%低減レベルと、平成22年燃費基準+5%の両方を達成。スポーツモデルはマニュアルモード付きCVTが装着される。
ノアYY/ヴォクシー・トランスX(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 4580×1695×1850mm
ホイールベース 2825mm
トレッド前/後 1480/1470mm
車両重量 1490kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1998cc
最高出力 155ps/6000rpm
最大トルク 19.6kgm/4000rpm
10・15モード燃費 14.2km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 195/65R15
全国メーカー希望小売り価格
ヴォクシー ノア  
トランスX YY 199万5000円
X Eエディション X Eセレクション 199万5000円
X X 207万9000円
Z S 237万3000円
X Vエディション X Gセレクション 252万円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。北海道地区のみ価格が異なる。全グレードに4WDの設定あり。25万2000円高。
TOP > クルマ情報 > ニューモデル試乗 > トヨタ ヴォクシー&ノア