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これまでのエントリーモデルとなる2Lエンジン搭載車は、パサートのなかでもバランスのいいパッケージングという印象が強かった。ターボのような力強さは直接感じなくとも、スムーズな吹け上がりと鼻先の軽さが、ゴルフよりも大きなパサートのボディを軽々と走らせてくれたからだ。
では、新エンジン搭載のコンフォートラインは?というと、従来を上まわるフットワークの軽さを感じさせる。出力向上とトルク特性がそうさせるのだろう。とくに1500回転という領域から最大トルクを発生させるターボのセッティングはお見事。これによりアクセルの踏込み量を抑えながらも必要な速さを供給する。よって、資料によると、馬力アップにもかかわらず燃費性能は従来とほぼ同等というから驚かされる。エンジニアの勝利といったところだろう。
ユーティリティはこれまでと変更なし。装備に関しては、これを機にオプションで、「マルチメディア」に代わるドイツのVWが開発したナビゲーションシステムが用意される。このあたりは要チェック。価格はセダン329万円、ヴァリアント345万円。およそ3万円アップでの新エンジン搭載は、さすがVWといった感じだ。
(文:九島辰也 写真:野澤廣幸)
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