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といった複雑なエンジンラインアップで構成されるVWのモデルたち。エンジンを新世代にスイッチする過渡期でもあって、なかなか覚えるのも大変な状態である。要するに、今回のコンフォートラインは、前述したようにゴルフGTのディチューン版と考えればいい。
1.4Lとか、140馬力とかと聞くと、少々モノ足りなさを感じるかもしれない。「イマドキ」からすると若干控えめのような……。とはいえ、実際に走らせると不満はない。もちろん、今回は市街地のテストドライブで信号によるストップ&ゴーの繰り返しだったが、その範囲内では心地よく身をこなしてくれた。
その第一の立役者はスーパーチャージャー。回転が上がりターボが稼働するまでの間、こいつがパワーをしぼり出す。おかげで必要な場面での飛び出しは速く、後続を置き去りにする。そして第二の立役者がDSG。この機敏なシフトワークを実現するシステムで、中間加速をもり立てる。その意味でははっきり言ってひとクラス上。もっと上のパワーを許容するボディに弱点などありゃしない。燃費と自動車税、それと少しの見栄を考えると、こんな理想的なクルマはないんじゃないだろうか……。
(文:九島辰也 写真:野澤廣幸) |