インプレッション:ボルボ V70 T-5 スポーツ
ボルボ V70 T-5 スポーツ ボルボ V70 T-5 スポーツ
■プロフィール
 ボルボV70の2005年モデルは、内外装の質感向上、装備の充実から走りの洗練度アップまで、計3500カ所におよぶ改良を実施して登場。モデル中期で大幅改良を施し、最後までおいしさをキープするのがボルボ流の育て方だ。そこでシリーズ全体を眺めると……ひときわ輝いて見えるのが、高圧ターボの心臓を搭載するT−5スポーツ。排気量を2318から2401ccに拡大するとともに、新型シリンダーヘッドの採用、吸排気系の改良も実施。10馬力/2kgmを上乗せし、260馬力/35.7kgmの高性能を実現した。
(発表:2004/9/29 UP:2005/1)
進化したエンジンと先進のサスが合体。魅力を大きく高めたTー5
  T−5の進化はアクセルをひと踏みしただけでわかる。2.3Lはいかにも高圧ターボの印象で、実用域のトルク感やレスポンスに不満を覚えるシーンがあった。だが、1800回転で14%(4kgm強)のトルク強化を達成した2.4Lは、その領域がグッとたくましく変身。おかげで、中高回転域へのつながりも自然になり、より幅広い場面で力強く、爽快な走りが楽しめるようになった。実用域の性格のよさでは2.5L低圧ターボが一枚上手だが、高圧ターボにはパワー感と、絶対的な速さがある。洗練度アップにより、T−5の存在感が増したことはたしかだ。
 強化されたエンジン性能をしっかりと受け止めるため、シャシーにも進化のメスが……。電子制御ダンパーを核とするFOUR-Cアクティブシャシーの搭載に注目が集まる。その制御内容は的確かつ緻密だ。まずは快適性。従来型は低速域で17インチ45タイヤの硬さを正直に伝えてきたが、新型はオプションの18インチ40タイヤを選んでも十分な乗り心地を提供してくれる。加えて、接地性向上の効果で、高速走行の安心感、ワインディング走行の爽快感も明らかにレベルアップ! さまざまな場面でFOUR-Cの高度な能力を実感することができた。とはいえ18インチまでを選択すると、価格は2.5L高圧ターボ+AWDの「R」に迫る。T-5スポーツか、Rか? それが悩みどころだ。
(文:森野恭行 写真:犬塚直樹)
ボルボ V70 T-5 スポーツ ダッシュボード、センタースタックなどの質感をより改善。カップホルダーとテーブルを兼務する便利な新マルチファンクション・アームレストを採用し、使い勝手のグレードアップも実現した。 ボルボ V70 T-5 スポーツ プレミアムサウンド・システムを標準装備。アンプは総合325W、スピーカーはハーマンカードン。後席でも極上のサウンドを堪能できる。
ボルボ V70 T-5 スポーツ オプションのプレミアムソフトレザー・スポーツシートの、触感・サポート感は極上! 色はリネンホワイトのほか、オフブラックとオーク。 ボルボ V70 T-5 スポーツ クロームライン入りバンパーモール、ボディ同色モールディング、クリアレンズ・リヤコンビランプを新採用。エクステリアの洗練度もより向上。
ボルボ V70 T-5 スポーツ 容量は485〜1641Lの実用的ラゲッジはV70不変の魅力。4対6分割の後席はリクライニング(2段階)も可能だ。 ボルボ V70 T-5 スポーツ 排気量の拡大により力感(+10馬力/2kgm)と洗練度を高めたT−5専用の2.4Lハイプレッシャーターボ。三つ星のクリーン性も自慢。
ボルボV70 T-5スポーツ(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4720×1815×1470mm
ホイールベース 2755mm
トレッド前後 1550mm
車両重量 1620kg
エンジン 直5DOHCターボ
総排気量 2401cc
最高出力 260ps/5500rpm
最大トルク 35.7kgm/2100〜5000rpm
10・15モード燃費 9.1km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 225/45R17
全国メーカー希望小売り価格
V70 T-5スポーツ 646万円
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