インプレッション:ボルボ V50
ボルボ V50 ボルボ V50
■プロフィール
 新型ボルボV50とS40は、コンパクトボディにして最上級「S80」並みの安全性を確保しているという。いかにもボルボらしく安全面に対してのこだわりは、細やかな箇所にまで行き届き、たしかな手ごたえを感じさせる。しかも、最新技術を導入した設計により、走行性もインパクト十分。グレードは、2.4、2.4i、T-5の3タイプ。ターボ装備のT-5はスポーツ性満点だ。
(発表:2004/2/6 UP:2004/5)
安全面ばかりか、スポーツワゴンとして魅力の高いV50 T-5
 ニュー・スポーツ・エステートをキャッチとするV50は、なるほど魅力的。デザインをはじめ、T-5となれば走りの実力にひきこまれる。Dレンジフル加速では6600回転レッドゾーンまで引っ張れ、力感満点。急発進時には、久しぶりにトルクステアを意識させるパンチ力を感じる。といって、全体のトルク特性はけっしてピーキーではない。分厚く、しかもワイドなトルクバンドの広さこそが持ち味。おかげで、山道の登りでは不用意にキックダウンすることなく、スムーズかつ力強い加速性に好感度アップだ。もちろん、シーケンシャルMTモードでは、スポーツ性はさらに高まる。加速レスポンスは、ターボのタイムラグがほとんど気にならないナチュラルレベルにあるだけに、走りにうるさいスポーツワゴン派にはこたえられないはずだ。
 2.8回転のパワステは、重からず軽からず。反力は強めで手ごたえはある。が、微妙なインフォメーションがいまひとつ。そこがしいていえばモノ足りない。が、実力のほどはなかなか。ツイスティな山道を走っても、ロールは過大にあらず安定性は高い。とくにクイックとは言いがたいが、マイルドで一体感もある走りっぷりには納得がいく。スタビリティの高さは、ワゴンとは思えないほど。しかも、乗り心地がよいので、プレミアム感さえ味わえる。トータル的にいえる優れたドライバビリティ、アクティブセーフティの高さに最新のボルボ車の意欲が見てとれる。V50 T-5は注目のスポーツワゴンだ。
(文:横越光廣 写真:郡 大二郎)
ボルボ V50 シンプルかつモダンなインパネまわり。なんといっても、スカンジナビアデザインを意識させるセンターコンソールのフリーフローティング・センタースタックが新鮮で魅力十分だ。 ボルボ V50 後席スペースは、断然の広さとはいえない。長身者が乗るとレッグルームに大きなゆとりはない。サンルーフは、ヘッドルームに余裕はあっても圧迫感あり。
ボルボ V50 シートマウントのSIPSサイドエアバッグ、前後をカバーするIC/インフレータブルカーテンなど安全対策には積極的。レザーシートは硬めでもほぼフィット。 ボルボ V50 サイズはV40と比べ全幅+50mm、全高+20mm。居住性と全体のバランスが高まっているばかりか、よりダイナミックでスタイリッシュ。
ボルボ V50 さすがに荷室の使い勝手はよい。フラットな床は低く、荷物の出し入れがラク。工夫は十分。後席はアレンジ多彩で、417〜1307Lの容量を持つ。 ボルボ V50 直列5気筒は新設計でコンパクトに。2.4L DOHC NAは140、170馬力、ターボ搭載の2.5L T-5は220馬力というチューン。
ボルボV50 T-5(5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4515×1770×1450mm
ホイールベース 2640mm
トレッド前/後 1535/1530mm
車両重量 1480kg
エンジン 直5DOHCターボ
総排気量 2521cc
最高出力 220ps/5000rpm
最大トルク 32.6kgm/1500〜4800rpm
10・15モード燃費 9.7km/L
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/50R17
バリエーション&価格
V50 2.4 372万7500円
V50 2.4i 414万7500円
V50 T-5 467万2500円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。また、表示価格は消費税込みの価格となります。
TOP > クルマ情報 > ニューモデル試乗 > ボルボ V50