インプレッション:日産 ティーダ & ティーダラティオ
日産 ティーダ & ティーダラティオ 日産 ティーダ & ティーダラティオ
■プロフィール
 手ごろなサイズと価格のなかで、上質さを演出して好評のティーダ、同ラティオに1.8L車が追加された。1.5Lはパワーこそ必要十分だが、加速時にノイジーで率直なところ少しばかり余裕を欠く。その点、装備類も充実している1.8Lは上質感が高まり、一段と魅力が増した。
(発表:2005/1/11 UP:2005/2)
既存ラインアップの不満を見事に解消。質感、性能ともに好感度高し
 試乗したのはセダンのラティオ。新開発の1.8Lを搭載するとはいえ、シンプルでおとなしいスタイルからして、最初は性能面で期待はかけなかった。ところが、郊外路や山道を走って一転。走れば走るほど、バランスのよさと活き活きとした走りっぷりに感嘆。これは間違いなくクラストップレベルの実力を持つ。
 まずは1.8Lエンジン。トルクフルであると同時に、高回転まで気持ちよく吹け上がる。これとエクストロニックCVTのマッチングがよく、アクセルを踏み込めばスムーズかつ力強く加速していく。CVTはフル加速時などでリニア感を欠きがち。エンジン回転だけが高まり、1、2テンポ遅れてトラクションがかかるというケースだ。そんな傾向がこのクルマでは見られず、至って自然。しかも、加速時に1.5L車のようにノイジーなこともない。となれば、好感度が高まるのは当然だ。100km/hは約2200回転で、高速クルージングも得意。勾配のきつい山道でさえ軽快感を失わないのだから立派なもの。その実力は、1.8Lの水準をはるかに超えている。
 ただ加速性が優れているというだけなら、珍しくもない。が、ラティオはそれに見合うだけのフットワークを身につけているから意味がある。3ボックスだけにボディ剛性面で有利なこともプラス要素。軽からず重からずの3回転のパワステに、じつに素直に応答。軽快にワインディングロードを駆け抜けていく。
 さらに185/65R15タイヤとは思えないスタビリティを持ち、乗り心地はマイルドで上質感さえもたらす。抜群の扱いやすさは好バランスの証だ。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
日産 ティーダ & ティーダラティオ 水平基調のダッシュはシンプルだが、全体に上質。メーター類は見やすく各スイッチ類の操作性はよい。チルト機構付きのステアリングは本革巻きの3本スポークで、手にしっくり。 日産 ティーダ & ティーダラティオ 後席スペースは、驚くほどの広さだ。全方位ともに視界良好、開放的だけになおさら。シート自体がゆったりサイズで座り心地がよいとあって居住性抜群。
日産 ティーダ & ティーダラティオ 運転席は電動式。なかでもリフターが有効だ。シート地は本革とアルカンターラのコンビで、見た目もタッチも上質感がある。座り心地もよく、気分も高まる。 日産 ティーダ & ティーダラティオ メッキモールを採用しさらに上品に。ティーダ18Gに標準のプロジェクターキセノンヘッドランプ&アクティブAFSはラティオではオプション。
日産 ティーダ & ティーダラティオ トランクリッドは、リンク式ではないが大きく開く。もちろん電磁式オープナー付き。後席とのトランクスルーがあり、使い勝手は悪くない。 日産 ティーダ & ティーダラティオ オールアルミ製MR18DEは、トルクフルかつスムーズ。バランスシャフトがない分、2Lと比べレスポンスもよい。
ティーダ・ラティオ 18G(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 4395×1695×1535mm
ホイールベース 2600mm
トレッド前/後 1480/1485mm
車両重量 1150kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1797cc
最高出力 128ps/5200rpm
最大トルク 17.9kgm/4800rpm
10・15モード燃費 16.4km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 185/65R15
バリエーション&価格
ティーダ 18G 184万8000円
ティーダ・ラティオ 18G 184万8000円
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
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