インプレッション:日産 ティーダ
日産 ティーダ 日産 ティーダ
■プロフィール
 キューブ・キュービックのシャシーコンポーネンツを用いて5ドアハッチバックボディを架装したモデルがティーダ。長い間日産のベーシックモデルとして愛されたサニーに代わるモデルとなる。
 現在のラインアップは非常にシンプルで、エンジンは109馬力の1.5Lのみ。駆動方式はFFが基本で、キューブ系と同様に電動アシスト4WDも用意される。組み合わされるミッションはFFがCVTと4AT、4WDは4ATのみとなる。
(発表:2004/9/30 UP:2004/11)
ヨーロッパ車のような硬派な走りを獲得
 試乗車は最上級車となる15G。搭載されるエンジンは新開発のもので、その実力を試すのは、このティーダが初となる。日産はこのエンジンに、実用域での性能を重視したセッティングを施したという。試乗フィールはまさにそのとおり。ねらった方向性を見事に実現している。
 エンジンは終始とんがった性格を見せることなく、フラットで扱いやすいトルクを全域で発生する。組み合わされたCVTも伝達効率のいい印象で、アクセル操作に対するクルマの反応もリニア感にあふれている。
 足まわりは意外なほどにスタビリティ志向。ウエット路面での試乗となったが、ステアリング操作に対しての反応もいい。反面、大きな段差を乗り越えるときなどは、少し大きめの入力を感じる。突き上げ感というほどではないが、柔らかい足まわりに慣れた人には、少し乗り心地が悪いと感じるかもしれない。
 こうした足まわりのセッティングはヨーロッパ車によく見られるタイプで、乗り込むほどに慣れて安心感が高まる。ボク個人としてはオススメしたいタイプのセッティングだ。
 試乗時は雨が降り、路面が濡れていたので正確な答えではないが、静粛性についてはかなり高いレベルを実現していると感じた。タイヤが巻き上げた水の音もよく抑えられていて、全体として遮音がしっかりとしている印象。CVT特有の金属音も気にならなかった。
(文:諸星陽一 写真:犬塚直樹)
日産 ティーダ インパネは日産流を貫き通したデザイン。ATセレクトレバーのノブは新デザイン。高級感と存在感はしっかりとしているが、ちょっと大きいように感じる。 日産 ティーダ 240mmのロングスライドを持つリヤシート。最後部までスライドさせればLクラスセダンもビックリのゆったりとした足もとスペースが生まれる。
日産 ティーダ フロントシートはたっぷりとした横幅を持ち、大柄な人が乗っても大丈夫。もちろん、スライド量も大きく、シートリフターも装備するので小柄な人もオーケー。 日産 ティーダ 表情が豊かなリヤまわり。ハッチ形状やコンビランプ、リヤウインドウなどが特徴的で、日産車らしさを感じることができる。
日産 ティーダ ラゲッジルームのスペースアップはシングルフォールディングの6対4分割。ラゲッジルーム側からもシートスライドが可能だ。 日産 ティーダ ダミーヘッドを取り付けてシリンダー加工を行うなど、緻密な造りがされているエンジン。
ティーダ15G(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 4205×1695×1535mm
ホイールベース 2600mm
トレッド前/後 1480/1485mm
車両重量 1140kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1498cc
最高出力 109ps/6000rpm
最大トルク 15.1kgm/4400rpm
10・15モード燃費 18.2km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 185/65R15
全国メーカー希望小売り価格
142万8000〜176万4000円
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