インプレッション:スズキ 新型スイフト
スズキ 新型スイフト スズキ 新型スイフト
■プロフィール
 「見て力強さを感じ、乗って力強く走るダイナミックコンパクト」というコンセプトのもとに開発された新型スイフトは、スズキの世界戦略車にふさわしい完成度を見せる。新開発のプラットフォームは、近い将来、フィアットに供給されるとのこと。エンジンは1.3L、1.5Lの2種で、これまた世界に飛躍するだけの総合力をもっている。FF基本で4WDもラインアップ。
(発表:2001/11/1 UP:2004/12)
世界戦略を見据えた実力派コンパクト
 1.5XSに乗って、まず最初に感心させられたのはエンジンのスムーズさ。4ATをDレンジにセレクトしてのフル加速では、6500レッドのところ6000回転でシフト。そこまで至る軽やかな吹け上がりと、全域にわたりノイズが気にならないところに好感が持てた。1.5Lのコンパクトカーとしては加速フィールが小気味よいし、不用意な振動も気にならず、全般的に走りのクオリティが高い。アイドリング時などはエンジンが回っているのかどうかわからないことも。これは、スズキのコンパクトカーとしては長足の進化と評価できる。メーカーの本気が、走れば走るほど伝わってくるのだ。
 市街地はもとより、山道でも活気ある1.5XS。さすがに山道でこそ1.5との差は感じさせるが、1.3も必要十分な加速性を備えている。100km/hは4速2400、3速3500回転相当。高速走行時の余裕はクラスレベルを超えるといえる。
 さらに注目できるのがハンドリング。2.8回転のパワステは、しっかりした剛性を持ち手ごたえ上々。ストローク十分なサス/タイヤとのマッチングもよく、ワインディングロードを快活スムーズに走り回ることができる。ロールが気にならず、ツイスティなコースでも安定感を保ち、コントロール性もグッド。そのうえ、このクラスとしては乗り心地がフラットでしなやかさがあること、そこが評価できる。スムーズな加速フィールともども、トータルバランスのよさを体感。まさに、スイフト侮り難しの一語に尽きた。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
スズキ 新型スイフト チルト機構も付き本革巻き3本スポークステアリングは、リムが太く、スポーツ派には大歓迎。視認性のよいメーター、ゲート式ガングリップのATもスポーティムードを高める。 スズキ 新型スイフト 着座位置が高く、前方視界は良好。その一方で、全高が高いわりにヘッドルームに圧迫感がある。座面のクッションが硬めで、座り心地はいまひとつだ。
スズキ 新型スイフト シートスライド量はクラストップレベルの240mmと大きく、1.5XSと1.3XGにはキメ細やかに調整できるリフターが付く。そのおかげで体にフィットする。 スズキ 新型スイフト 従来より前65/後95mmもワイドになったトレッドと、前傾姿勢、骨格の太いフォルムがダイナミック。スタイルもまた世界的になった。
スズキ 新型スイフト ラゲッジルームは、床が深くてフラット。容量は、標準時で従来より23Lアップの213L。6対4分割シートを倒せば949Lに拡大。 スズキ 新型スイフト 新たに大容量樹脂インテークマニホールドを採用するなどしてパワーアップ。VVT機構により高効率。
新型スイフト1.5XS(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 3695×1690×1510mm
ホイールベース 2390mm
トレッド前/後 1470/1480mm
車両重量 1030kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1490cc
最高出力 110ps/6000rpm
最大トルク 14.6kgm/4000rpm
10・15モード燃費 16.4km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 185/60R15
バリエーション&価格
101万3250〜154万3500円
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