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今回もイタリアでデザインされたというボディは、安全性などから全長(エンジンルーム)が95mm伸びた。これは、パーツ間のクリアランスを広げて衝突時の損傷を軽減するためだが、欧州ではこれで保険料も安くなるのだとか。同時に軽量化にも細心の注意が払われ、よりレベルの高い高張力鋼板を使うなどして10kgのダイエットに成功。ただ、そのままではボディがグニャグニャするので、サイドシルの断面変更やバックドアの敷居を上げるなどして、剛性を確保している。とくにバックドアは、若干荷物が積みづらくなったものの、そこは走りを考えて割り切ったという話が潔く、好感が持てる。
一方エンジンは、摩擦抵抗の低減に努めた恩恵で、全域にわたりリニア感が増している。副変速機付きCVTのおかげで発進時のカッタルさもなし。とくに3000〜4000回転のトルクの出方がよりリニアになったおかげで、中間加速などでも素早いレスポンスが期待できる。
スイフトの真骨頂であるハンドリングについても、「お見事!」というほかない。リヤの限界性能を上げたという言葉どおり、接地感覚、粘り具合がグッと向上。ステアフィールも絶妙でライントレース性も高く、クルマを操る歓びを満喫させてくれる。このクラスでは初めて、ヒルホールドコントロール付きESPを標準装備したグレードが用意されたのもイイ。また、ホイールベースが伸びたぶん高速安定性も高まっており、ロングドライブもお手のもの。運動性能はクラスを飛びぬけた出来栄えであり、コストパフォーマンスのかなり高い1台と言える。
(文:竹岡圭 写真:原田淳)
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