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試乗車は4psパワーアップされ、64psとなったターボエンジンを搭載するパレットSWのTS。ミッションは副変速機付きのCVTだ。
発進時の副変速機はローの設定で、力強い加速を実現する。そのままアクセルペダルを踏み続けると、副変速機はローのままだが、アクセルペダルをゆるめるなどの操作をすると、ハイ側に切り替わる。
普通に考えれば、ここで変速ショックが現れるが、パレットはこれが起きない。副変速機が切り替わる際には、CVTのプーリーが逆側に変速(副変速機がシフトアップ方向なら、CVTはシフトダウン方向)し、差し引きゼロとなり変速ショックを抑えているのだ。
この制御により、全域にわたってショックフリーのスムージーな変速を可能にしている。
副変速機をつけたことで、加速は鋭くなり、高速巡航は静か、燃費もよくなる。100km/h時のエンジン回転数は2600回転と、軽自動車としては驚異的。副変速機は全域で作動するので、追い越し加速も力強いものとなる。
気になるのは、アクセルオフではつねに副変速機がハイ側となること。このためエンジンブレーキの効率が悪い。また、減速の収束域(約20km/h以下)では、燃費を稼ぐためか、滑走感が出てしまっている。
(文:諸星陽一 写真:森山良雄)
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