さて、そんなフォレスターを動かしてみる。まず、変わったと思わせたのはアイポイントだ。新型は従来と比べ全高が85mm高くなっている。そのためヒップポイントは上がり視界が高くなったのだ。もちろん、それは外観でもわかることで、車高の低かった独自路線から一般的な高さに変わった。きっとこれはアメリカスバルからの要望だろう。彼の地では今、ガソリンの高騰にともないコンパクトSUVが見直されている。その意味では「SUVらしく」のほうが売りやすいのではないだろうか。
乗り心地は初めは少し硬め?と思ったが、すぐにそうではないとわかった。フロントのダンパーがハードにチューンされていると感じたが、走り出すと適度なロールが発生しキビキビしたコンパクトカー的な走りに変わる。とはいえ、ロール角が深すぎることはなく、ロールセンターと重心のバランスは崩れていない。
エンジンは先に2L、その後ターボに乗ったが、両者で極端に違和感を持つことはなかった。当然ターボのほうはトルクが太くなる分、出だしが速くなるが、NAがもたつくわけではない。この点は使い方と好みといったところだろう。ただ、ボディ剛性が上がるなど全体的に優等生になった分、得意の「走り味」はほんの少し薄まったような気はするが……。
(文:九島辰也 写真:犬塚直樹)
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