インプレッション:ジャガー Sタイプ
ジャガー Sタイプ ジャガー Sタイプ
■プロフィール
 ジャガーSタイプに求められるのは、個性とエレガントさとダイナミック感のはず。その意味において、2002年7月のマイナーチェンジで復活、さらにこの5月にフェイスリフトを受けたSタイプは、一段と魅力を増した。注目できるのは伝統ある上級グレードのソブリンの設定、アルミ・ボンネット採用による10kg軽減による前後バランスの見直しなど細部にわたる。
(発表:2004/4/5 UP:2004/5)
進化するジャガーSタイプに敬意を!!
 Sタイプはワイドバリエーション。V6の2.5、3.0、V8の4.2ソブリン、同SタイプRとそれぞれにキャラクター性が生かされている。2.5でもジャガーらしさは味わえるが、しなやかさやエレガントさを追求していくとV6では3.0がクローズアップ。加速性に強烈さはなくても軽快スムーズでスポーツフィールが味わえる。Dレンジフル加速で6500回転(7000レッド)まで引っ張れるところにも不足を感じない。これが4.2L V8のソブリンとなると、さすがにムードは変わってくる。スポーツ性はともかく、スムーズ滑らかな加速フィールがインパクト大。ひと味違う世界に舌つづみだ。が、ぜいたくをいえば、V8としては少し高回転時のノイズが耳につく。ソブリンなればこそ、さらなるプレミアム感を追求してもらいたいもの。
 一方、同じV8でもスーパーチャージャーを装備するRは、パワフル感満点。従来車と比べると一段と過給圧も高まった感じで、より過激になった。Dレンジフル加速では5750〜6000回転(6250レッド)でシフト。瞬発力は強烈で、Rに乗っているという満足感をもたらしてくれる。100km/hは6速1500、5速1900、4速2500回転相当。これなら高速巡航時も余裕だ。
 しなやかなフットワークはジャガーの持ち味。スタビリティいちばんのRをはじめ、すべてのグレードに行きわたる。なかでも4.2ソブリンの高級フィール、3.0や2.5の好バランスさには注目できる。それぞれレベルの違いこそあれ、ソフトタッチでいて安定性高く、平然とコーナーを駆け抜けるところに非凡さを感じた。
(文:横越光廣 写真:郡 大二郎)
ジャガー Sタイプ シリーズの個性を強調。Rはアルミ製トリムをはじめ、全モデルに採用のクロノグラフ調メーターでスポーツイメージを打ち出している。2.8回転のパワステはテレスコ&チルト付き。 ジャガー Sタイプ 後席スペースはゆったり。着座位置は低めで包まれ感がある一方、人によっては圧迫感を覚えるかもしれない。体にフィットし、高級感に満足させられる。
ジャガー Sタイプ シートはシリーズ全車において高級かつフィット感もある。Rのスポーツレザーシートは、運転席16ウエイ、助手席12ウエイの電動調整式で体にフィット。 ジャガー Sタイプ マスクを精悍に、テールをわずかにハイデッキ化。より美しくSタイプらしさを強調。Rは前:245/40ZR18、後:275/35ZR18インチタイヤが標準。
ジャガー Sタイプ Sタイプのラゲッジルーム容量は、シリーズを通じて400L となっている。浅めだが、ワイドで奥行きがある。 ジャガー Sタイプ 最強のRは、イートン製機械式過給のスーパーチャージャーを装備。ツインインタークーラーを備え、1500回転から最大トルクの80%オーバーを発生。
ジャガーSタイプ R(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 4905×1820×1445mm
ホイールベース 2910mm
トレッド前/後 1540/1545mm
車両重量 1800kg
エンジン V8DOHCスーパーチャージャー
総排気量 4196cc
最高出力 406ps/6100rpm
最大トルク 56.4kgm/3500rpm
10・15モード燃費 6.5km/L
サスペンション前後 ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前・後 245/40ZR18・275/35ZR18
全国メーカー希望小売り価格
580万〜1040万円
※表示価格は消費税込みの価格となります。
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